独楽ログ〜こまログ〜

45歳、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証。

スペイン旅行記 その23 番外編 オンライン英会話の内容と成果を細かく語る前編

そういえばオンライン英会話も準備のひとつだった

 

 もう桜も散ったというのに1月の旅行記をえんえんと書いていて、なんだかなあという感じなのだが、そんななか、「旅の激しい準備」のなかにオンライン英会話を入れるのを忘れていたと思い出して、さらに旅行記の終わりが見えなくなった。

 でも、この間違いなくこの旅行のための準備だったので、書いておかなければ。

f:id:camecon:20170420175819j:plain

↑写真らしい写真がない記事なので、昨日部屋から見えてかるく感激した、女子高生と桜、の写真をどうぞ。我が家の桜はすっごく遅いので、まだこんなに咲いている。

写真が暗いとわかりにくいのですが、彼女たちは制服を着た女子高生なのです。何を話しているのでしょうか。一句詠んでしまいそう…

 

 で、話は英会話に戻る。

 正確に言うと、オンライン英会話を始めたのは昨年の9月で、この時点では旅行のためではなかった。長年英語の勉強をしているのに、ちっとも上達しない、それどころかたまに海外旅行行くと、年齢のせいなのか以前より全然言葉が出てこなくなっている自分に絶望していたときに、オンライン英会話というものがあった、とようやく気づいた。もう何年も前から巷で流行・定着していたのに、情報弱者なもので知らなかったのだ。いや、「オンライン英会話」という単語はなんとなく耳にしていたのだけれど、自分には関係ないのだと思っていたというか…。

 けれど、ある英語猛勉強人のサイトを見ていたら、「すでに1000回受けている」と書いてあって、あれ、そんな方法があるのか、とようやくたどりついた。それからかなり長いあいだリサーチというか、単なるうだうだが続き、昨年9月、ついに動いたわけである。

 

QQ Englishに決めたわけ

 いくつか無料レッスンを受けて、そして口コミなどを読んでQQ Englishに決めた。理由は、「高いけど講師の質が高い」とどこにでも書いてあって、その授業料は、キャンペーン中の毎日レッスンだと1レッスン400円だかそこらで受けられる。

1日2レッスンなら、189円。それからオンライン英会話界で(だけ?)有名なカランメソッドが受けられる。

 そして実際無料レッスンを受けてみると、全体的に「ちゃんとしてる」感があって、安心できたのが決め手だった。例えば他の学校だと、教師が自宅で、うつりの悪いカメラや聞き取りづらい音声で授業をしたりして、どうにもルーズな感じがして馴染めなかった。QQはちゃんとオフィスがあって、個別のブースでしてくれる。

 暇なこのときにがつんと勉強しよう、と思って「他のメソッドの4倍速で英語が習得できる」という触れ込みのカランメソッドを、毎日30分行うことにした。ちなみにレベルは6 Pre Intermedate 日常会話はできる、だったと思う。中級のはじめというか、しゃべれないことはないけど、流暢にはほど遠い、という感じだろうか。

 

カランメソッドとは

 カランメソッドとは、教師が早口で言う質問に、問答無用で答えまくるというメソッド。会話の筋トレなんだとか。咄嗟に聞かれて、咄嗟に答えなければならないから、日本語に訳しているひまがない、無理にでも英語をしゃべる、そのうち英語で考えて英語でしゃべれるようになる、という。他に比べて4倍話すから、4倍早く習得できるという理屈。どんなレベルの人でも行えるので、stage1などはWhat is this? It's a pen.とかいうやりとりを繰り返す。でもstage 6にもなると、

What are the two ways in which we can repeat what someone has said?

(誰かの言ったことを繰り返すための2つの方法とはなんですか)

とか聞かれて、

The two ways in which we can repeat what someone has said are by giving the exact words of the speaker or by reporting what the speaker said.

(誰かの言ったことを繰り返す2つの方法は、話者の言ったことそのままを言うものと、話者が言った内容を伝えるものがあります)

 とか答えなければならない。長ったらしい質問文を、省略せずにいちいち繰り返して答えることで、「話す量」を増やすのが目的だ。ちなみにこの例文は、間接話法と直接話法の話をしている。

f:id:camecon:20170420181229j:plain

 ⇧メソッドの創始者、カラン氏。ベルリッツの先生だったという。イタリア人生徒に英語を教えるために考えたそうな。

授業の詳細

 授業の手順はまず、なにも予習しないで教師の説明を聞く。もちろん、英語。「report is a verb or a noun」などと単語や文法の説明をしてくれる。で、その言葉や文法を使った例文質問をして、こちらは答える。でも、私の場合は、この最初のレッスンで完全に聞き取れることは半分くらいしかないので、しどろもどろになることがほとんど。教師が答えを教えてくれるので、一生懸命繰り返す。で、その日にテキストを見て復習をして、覚えこむ。翌日は前日の復習から行うので、ここできっちり言えるようにするのが大事。

 最初の頃は学校の勉強のように、ひたすら丸暗記してのぞむのだが、そのうち英語が体にしみてくると、暗記していなくても普通の会話のように応答できる、という現象が起きてくる。今、教師に言われた質問文を頭のなかで一時記憶できさえすれば、あとは常識で答えられる。だいたい質問は「あなたの住んでいる場所の近くに美味しい料理を出す店はありますか?」とか、そんなややこしいこと聞いてこないので。

 でも、この一時記憶ーリテンションっていうんですかねーっていうのが大変なのだ。中高年には。英文を言われた瞬間に翻訳してしまうので、英語でusually と言ったのかgenellalyと言ったのか忘れてしまう。日本語で「たいていは」「通常は」と訳して記憶してしまい、usually なのかgenerally なのかわからなくなる。意味はとれても、英文そのものを覚えておけない。そうすると言い間違えて教師に訂正される。「in this country」と「in my country」もよくごっちゃにする。頭のなかで「日本で」と訳してしまっているから。「英語を英語として理解する」からほど遠いということだ。

 

私の耳は死んでいる

 さらに書かれているとアホみたいに簡単な文が、言われるとちんぷんかんぷん、そのちんぷんかんぷん具合に衝撃を受けた。「何言ってるかまるきり意味不明」と思っていた質問文が、授業後テキストを見て、本当にアホみたいにシンプルで簡単な文であることに驚くのだ。こんなのも聞き取れないのか…。

 なので、最初は復習のとき、しゃべって、書いて、読んで、と全方向で覚えていたけれど、耳と口だけ、に方向転換。音声テキストをダウンロードして(QQだと150円でダウンロードできる)、文字ではなく音だけで覚えこむ。しかしどっぷり受験英語漬けだった私には、これはなかなかつらい…。目で覚えるのは得意なのだが、耳はなんというか、機能してないのだ。すぐ集中力が消えて英語が音楽になって流れていってしまう。音楽ばっか聴いてきたからかな…。違うね。

 

果たして効果は?

 正直言って、最初の頃は「これで本当に上達するのだろうか?」と半信半疑だった。

When do we use the future perfect? 未来完了系はいつ使いますか?

We use the futer perfect when we are thinking about a time before and up to a spisific point in the future. 未来完了系は未来のある時点のことを、それ以前に考えているときに使います。

 

 なんてフレーズを流暢に言えたからといってなんなのか、と思うからだ。カランをやっている人はみんな思うと思う。「日常生活で使うフレーズをあまり教えてくれないから途中でやめました」という人も結構いるし。

 それでも教師が超スピードで投げてくる問に、しがみつくように答えを言う、というのがゲーム感覚で楽しいこと(うまく言えたときの達成感はなかなかだ)、覚え込んだ英文は流暢に言えるので、それを言ってると自分が英語が上達してる気がして気分がいいこと、そしてやっぱり何度も同じ文章を繰り返していると、たとえそれが単なる文法解説の文章でも体にしみついて、他の文章を言うときにも流暢に言えるようになること、などの理由で今まで続けている。

 

 というか、もうこれは、「どれだけ英語がしゃべりたいか」というその欲望の深さに関わる問題なのだろう。たとえば「あのスカートがはきたい」とか「スケートがしたくてたまらない」とかいう、むくむくと原因不明にわいてくるほとんど肉体的な欲望。「英語をしゃべりたい」という気持ちが、そういう「ただただ、流暢にしゃべりたくてたまらない」というフィジカルな欲望であれば、カランは楽しいし、役に立つと思う。

 でもたとえば「社内はみな英語ができるから自分も話せないと」とか「今、海外赴任中で、しゃべれないと困るから」という“欲望”よりも“必要”のほうが大きいと、カランはつらいかも。「間接話法なんて今どうでもいいから! それよりも“このサラダはいつまでもつの?”ってなんて言うのか知りたいんですけど!」とかいう人には、まどろこしくてたまらないだろう。

 そして私は、とくに必要ではないけれど、とにかく無性に「ちゃんと喋りたい。ちゃんと聞き取りたい」という欲望でうずうずしている側の人間なのだ。

 

 とはいえ、このレッスンは、毎日のしっかりした復習が欠かせないため、レッスン30分+復習30分~1時間で、かなりの量をしゃべらなければならない。こういう強制力は他の授業ではない気がする。しばらくカランをとらず、フリートークばかりやっていると、あれ? 最近英語しゃべってないな、と思う。だから遠回りに思えても、やっぱり口の訓練としては有効なのだと思う。ちなみに、カランはやはり毎日、最低でも週5日くらいやって初めて効果がでるものでは、とも思う。

 

 そしてこの半年のオンライン英会話でついに「これこそ役に立つ」と芯から思った勉強法があるのだが、あまりにも文字が多いので、それは次回に。