独楽ログ〜こまログ〜

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NYのごはんはファストフードがいい⑤〜それでもNYを楽しむために

繊細な味付けのソースがとろとろの肉に絡む

Mighty Quinn (マイティクィン) バーベキュー

 

https://www.mightyquinnsbbq.com/menu.html

 

  ブルックリンのスモーガスバーグ(週末に行われる屋台飯イベント)で大人気になり、マンハッタンに実店舗を出店、あっという間に支店もたくさんできたMighty Quinn。ニューヨークでは異国のファストフードがうまいと書いたけれど、ここは例外でアメリカ料理である。アメリカが誇るバーベキュー料理。売りはブリスケという牛の肩バラで、初めて食べたときはほろっ、とろっとした食感と濃いい味にうなった。

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↑2014年のスモーガスバーグで食べたブリスケサンド(右)。どれも食べたい店ばかりで選べず、一番人が並んでる店にしてみたら正解だった。20分くらい並んだ記憶がある。左はDOUGHのドーナツ。ここもおいしい。たしかパッションフルーツ?のグレーズだったと思う。レモネードの店名は失念。

 

 スモーガスバーグはただの屋台飯イベントではなく、出店するにあたり厳しい審査があるので、ここで出しているというだけで味はお墨付き、さらにこのなかで大人気なのだから、と期待して食べたのだが、そのハードルも軽々超えてくれた。

「あれ、もう一回食べたいなあ…」と思いつつ、2年後に来てみたら、マンハッタンに立派な店舗がいくつもできていて驚いた。現在、マンハッタン内ではイースト・ヴィレッジ、ウエスト・ヴィレッジ、アッパーイーストサイド、ミッドタウン・ウエスト、そしてバッテリーパークにある。ブルックリンでも3店舗、ブロンクスにも1店舗。

 やっぱりおいしかったんだ…とスピード出世ぶりに納得しつつ、今回はグリニッジ・ヴィレッジ店を訪れる。

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グリニッジ・ヴィレッジ店。

 

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  ブリスケバーガーが、なにしろうまい。このプレートにパンがついてきて、はさんでもいいし、そのまま食べてもいいし、というスタイル。柔らかい甘めのバンズに、甘すぎない味付けのブリスケ、そしてアジアンな風味のきゅうりピクルス。だからちょっとベトナムバインミーサンドイッチに似ていなくもない。この味のコンビネーションが素晴らしい。ソースやピクルスが決して甘すぎない味付けは、アジア的でとてもこちらの舌になじむ。

 ファーストフードとはいえ薄暗くてシックな店内は広々として妙に落ち着くし、ブロッコリーなどの野菜類も豊富。お店の人が目の前で肉を切ってくれ、ときには「脂身多いとこがいい?」などと部位の好みまで聞いてくれる。ちなみにこのきゅうりとペッパーのピクルスは無料で、好きなだけ盛ってくれる。

 

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↑NY最後の食事はどうしよう、となったとき、夫が「もう一度Mighty Quinnに行って別の肉を食べてみたい」と言うので、イーストヴィレッジ店へ。左がチキン、右が(見えないですが)ポーク。どちらも美味でしたが、思い出すのはやはりブリスケだなあ…。

一滞在で同じ店に二度行ったのはここだけである。

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こちらはイーストヴィレッジ店。

次に行ったら、ジャスミンライスを頼んで丼にして食べたいと思う。