独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

こなログ ハムサンド

7月9日

25℃

ハムサンド

f:id:camecon:20210711110007j:plain

ハムはほんとはもっとたくさんはさみたいですよね

 コメントなし。バターを塗ったハムサンドはおいし。

 

レモンタルトの実験

 

f:id:camecon:20210711110506j:plain

レモンカードがややたりなかった

 レモンタルトが好きなのだが、メレンゲをのせると1日しかもたないので避けたい、でもレモンカード以外に一味加えたい、と考えて、ナッツを入れたキャラメルソースをしいてみた。プラリネがあればいいのだけどない。プラリネはものすごく高い。

 

f:id:camecon:20210711110720j:plain

キャラメルナッツをしいた状態

 キャラメルを焦がしすぎたのだが、これがなかったらかなりおいしい模様。

国産レモンはこれから冬の時代。もうどこを探してもない時期になったので、これから秋まで輸入ものでしのがなければ。なので、最後をおしみながらレモンカードを作った。今回、できたものを初めて濾してみた。いちだん上の仕上がりになって驚き。しかしタルト台の生地が本当にぎりぎりで、はしがきれいにできなかった、残念。でもなんとか台になってよかった。

こなログ 生ハムフライ・パン

 7月6日

30 ℃

生ハムフライ・パン

f:id:camecon:20210709100542j:plain

四角くまとめてみた

  あまったパンを細かくしてソテー。たまには目玉焼きをやめて炒り卵に。ピーマン、かぼちゃ入り。見た目がどうしようもない感じになったので、四角く整えてごまかす。味はおいしい。

 

 毎日雨にも関わらず、ベランダのレモンの花が咲いた。

 

こなログ サーディングラタンとパン

7月4日

21℃

本格的にずーっと雨。うーん、しんどい。毎年どう乗り越えてたっけ? でも乗り越えたらさらに過酷な夏が来るんだよな。

サーディングラタンとパン

f:id:camecon:20210708115448j:plain

器のための料理

  なぜかずーっと使ってなかったグラタン皿。突然、あ、あれを使いたい、と思い、冷蔵庫にあるものでグラタン。ていうかオーブン料理? 薄切りにしたじゃがいも、サーディンの梅あえ、ししとう、トマトをのせ、粉チーズを振る。なんでも粉チーズを振ってオーブン焼きすれば、おいしそうになるし、おいしくなる。ありがたい。

 

『森家の人びと』森類 三一書房 

前回読んだ『鷗外の子供たち』と半分くらいかぶる。家族エッセイと小説数篇。かぶってるし、もう読まなくていいかなーと思ったが、鷗外をドラマ化したいとテレビ局から依頼がきたときのことを書いた「ビート・ルヰの困惑」をちらりと読んだらもう止まらなくなってしまった。やっぱりこの人の文章はおもしろいのだ。『鷗外の子供たち』の感想も、最後まで読んだら、また新たなことをいろいろ考えたので、追記する。

 

運動

夕方、ランニング。夏のランはただの苦行。

こなログ ちっちゃいパンとチーズ

7月2日

22℃

ちっちゃいパンとチーズ

f:id:camecon:20210705114042j:plain

調理なし、ただ食べる

 焼きたてのパンを開けたてのチーズで食べる。ときどきピクルスをかじる。調理時間ゼロの、おいしい朝ごはん。膨らんでないパンなのだが、さして重い感じもない。なんでだろう。

 

f:id:camecon:20210705113840j:plain

写真だとわからないが、すごくちっちゃい

 なんだかものすごくちっちゃく焼けてしまった。残念。準強力粉が多いのと、二次発酵が10分短かったせいかも。一次のあと、冷蔵庫にしっかり入れてしまったし。

 でも最近は、一次の最初に30℃で保温する必要もなくなった。夕方早い時間に仕込めば、そのままほっとくと明け方できている。しかしやや過発酵だったので、仕込みは夜7時くらいがいいのかも。

f:id:camecon:20210705113929j:plain

しかし意外にも底からふくらんではいた。ということは??

 

キタノカオリ・セーグル

配合

キタノカオリ        80g

セーグルタイプ130     35g

スローブレッドクラシック  135g 

ホップ酵母         39ml

エビアン         156ml

塩             5g

 

  一次発酵

室温5時pm〜3時30分am→冷蔵庫4時am〜5時30分am 

 

 復温+ベンチタイム

60分

 

二次発酵

くるみちゃん(27℃) 70min + オーブン予熱

 

焼成

230℃ 29分

 

こなログ マルゲリータ風トースト

7月1日

23℃

いよいよ本格的な梅雨。予報は毎日雨。雨の音、気持ちいい…などとも言えなくなってきた。

マルゲリータ風トースト

f:id:camecon:20210704085617j:plain

ベランダのバジルで。スープはコーンポタージュ

 今年初のコーンポタージュ(前回もそうだった)、いつもは蒸したコーンをミキサーでペーストにして牛乳で割る、味付け塩、なのだけれど、今回は玉ねぎを炒めてスープストックも入れてみた。おいしかったけど、どうなのか。どっちでもいいのかな。玉ねぎ、多過ぎるとなんだか違うものになっちゃうしなあ。なにしろめんどくさいしなあ。

 どっちでもおいしいから、まあいいのですが。

 

『鷗外の子供たち』森類 新潮文庫

 森鷗外とその家族の話に取り憑かれている。知れば知るほどおもしろい。類は末っ子で、自称”不肖の子”。勉強も全然できなくて中学を途中でやめたほどだ。頭の病気かもしれないと検査までしたが、なにもなかった。子供たちは全員、「神のごとく」の父親についてエッセイを書いていて、みんなそれぞれ素敵な文章を書くのだが、類のそれは一番露悪的らしい。子供の頃の女の子のような美少年ぶりと、ひ弱さ、勉強のできなさ、でもすべていちいち客観的に観察して記憶している感じなど、とても頭が悪いようには思えず、興味がつきない。書き出しから、「家族について書いたら、姉たちから呼び出されて非難され、削除を強要され、出版社の人にも、おまえなんか偉くない、お父さんが偉いだけだ」と罵られ(大意)」…などとねちねち書いている。文章も全体的に装飾過剰でねちねちしている。卑屈なのだ。でもなんだか強い。

 ここの子供たちはみんな鷗外に溺愛されたからか、もしくはお母さん(しげ)の性格的遺伝なのか(たぶん両方)、すごくふてぶてしく、それこそ自己肯定感の塊である。(あ、杏奴さんのことはまだ深く読んでないのでわかりませんが…)たとえいじけていても、堂々といじけている。姉たち、とくに茉莉に至っては反省も自己嫌悪も一度もしたことないような感じだ。彼女は日常生活がまるきりだめで、「共同生活にむかない」かなり問題ある人だったけれど、最終的的には作家としてなんとか名声を得た。デビューは54歳。その綱渡りぶりも本当にはらはらする。「うわ…すごいなこの人。人としてありなのか? でもいいのか、作家だから。うん」となんとか納得する綱渡り。お母さんのしげも、この評価があればあんなに「悪妻」としてけなされなかったかもしれない。なにしろ「美術品のような」美人なので、「激しく生きた人」ということで映画にもなっただろう。でも現実は茉莉のようにはなれなかった。小説は何本か書いたけれど大成功したとは言えず、生きがいにもならなかったようだ。

 それにしても類。鷗外の子供で「取り分の暗算ができないからトランプをやらない」ほど勉強ができない、というのはさぞつらかっただろうなあ。朝井まかて氏が彼のことを『類』という小説にしていて、今、図書館で予約中。ものすごくおもしろい気がする。(以上、敬称略)

 

【追記 7月8日】

 家族の思い出を綴っただけだと思っていたこの本は、鷗外の死後の翌年の関東大震災〜太平洋戦争をくぐりぬけて、「一度も働いたことのない」著者が、なんとか生き抜こうとうする物語でもあった。終わりかたなど、映画のようだ。素晴らしい。問題だらけで愛憎あいまみえる母と3人の子(ときには異母兄も加えて4人)は、母が世間から憎まれていたせいもあって、ぎゅっとひとつになって外の世界と戦う。4人をひとつにしていたのは、やっぱり鷗外だ。関東大震災のときはパニックになり、庭の鷗外の石像の足元にすがりつく。大地震なのに。杏奴に問題が起きたときは、鷗外の像(写真か?)に向かってひたすら親子で祈る。そして、あまり生活力があるとはいえない子供たちは、彼のことを書いて才能を発揮し、稼ぐのである。どの子たちにも「自分がいちばん愛された」と思わせるほど均等に目をかけ、書かずにいられないほどの思い出を与える。「ほとんど誰にも好かれない」妻のことも、いろいろありながらもきちんと愛していたと思う。「父だけが母をかばっていた」のである。そしてその奥さんは、猛烈に夫を愛していた。

 あとに残されたものたち」の安楽ではない日々を、ふわりとユーモアを交えて綴る彼の文章は、兄姉のなかで一番鷗外に似ているそうだ。この境遇、この家族づきあい、この生き方。あまりにも独特で、そして非現代的。

 

こなログ ハムサンド

6月29日

29℃

ハムサンド

f:id:camecon:20210701144218j:plain

欧米人のように豪気にハムをはさめない

 やる気ないなあ。パンがおいしいからいいけど…。

梅ジャム

f:id:camecon:20210701144421j:plain

梅ジャムって本当に美しいのだ

 梅を漬けた翌日、梅ジャムを作る。熟れすぎだったので時間との戦いのように急いで作った。梅干し作業より3倍くらい大変。ものすごく疲れた。しかしこのきれいなオレンジを見るとやってよかったなあとしみじみ。写真ではずいぶん暗く写ってしまった。梅雨だからなあ。いつか明るいところで撮り直そう。

 

 この日、原因不明の急性胃炎で4、5時間無駄にした。ものすごく痛かった。家にあったロキソニンと一緒に飲むための胃薬の効果なのか、5時間したらけろっと治って、ことなきを得たけれど。ほんと元気でないとなんにもできない。

 

ドラマ

『デクスター 警察官は殺人鬼』(2008)Amazon Prime

www.youtube.com

 ずっと気になっていたドラマがAmazonで観れるようになっていた。『シックス・フィート・アンダー』のデビッドがデクスターだったのね…。マイケル・C・ホール。神経質で気にしぃのゲイ、デビッドはかなり当たり役だったので、頭の切り替えが大変だ。それにしても2008年の作品ということで、画像が「ちょっと古いドラマ」そのもの。なんだか懐かしくてうれしい。今どきのドラマは異様にきれいで異様に豪華なセットなので、ときどき疲れちゃうので。舞台がマイアミなのだけど、街がうつるときは能天気なバーや海辺のシーンが多く、先週崩落したビルを思いださずにいられない。

 このドラマ、「どうしても殺人衝動が抑えられない人はどうしたらいいのか?」という、私の長年の疑問に答えるような設定である。やっぱりなあ、誰でも思うよな…。しかし、基本ブラックコメディなので、真の解決を得るのは難しそう。

こなログ ハムエッグプレート

6月25日

くもり

28℃

 

ハムエッグプレート

f:id:camecon:20210628133639j:plain

いろいろ盛ってしまった

 久しぶりにまともなパンが焼けたので、おかずをいろいろ作ってあげる。ハムエッグ、ブロッコリーソテー、チーズ。端はかりかりに、黄身はとろり。理想の目玉焼きにするのはいろいろ要素がいるのだが、この日はうまくいった。

 

セーグルカンパーニュ

f:id:camecon:20210628133932j:plain

ラ・トラとライ麦でいい焼き色になるのか?

  気を抜いて作っていたら、本当に下手なパンばかり焼けてくるようになり、あせって帯をしめなおす。きれいに焼けた。よく見ると不恰好なんだが、もうこのくらいはいいことにしている。おいしいし。久々にライ麦を入れると、醤油のような香ばしさとやわらかい酸味がたまらない。おいしい。

 

配合

セーグルライ   35g

ラ・トラディション・フランセーズ 185g

キタノカオリ   30g

ホップ酵母         39ml

エビアン         146ml

塩             5g

 

 

 一次発酵

室温7時pm〜8時pm→30℃8時00分pm〜8時40分pm→室温8時40分pm〜4時am→冷蔵庫4時am〜5時30分am 

 

 

復温+ベンチタイム

60分

 

二次発酵

くるみちゃん(27℃) 80min + オーブン予熱

 

焼成

230℃ 29分

 

映画

サウンド・オブ・メタル』 Amazon Prime (2020)

  つらそうな話だなあ、とサムネイル(っていうの?)見て腰が引けていたのだが、いい評判しか聞かないし、主役のリズ・アーメッドが好きなので観た。そしたら、想像と全然違う話だった。聴力を失ったドラマーの話、というあらすじから想像していた、聴覚がないけれど叩き続ける格闘の話、とはかなり違った筋だった。見終わったあと、ものすごい充実感。「うわー、観たなあ! 映画を! 人生を!」みたいな、こうして書いてみると小っ恥ずかしいことこのうえないのだが、とにかくそういう力みなぎる感じがわきおこる物語であった。うーん、いいものを観た。