独楽ログ〜こまログ〜

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自家製ジンジャーエールを飲んでばかりいると、生姜煮ができすぎる その1

自家製黒糖ジンジャーエールを毎日飲むのが楽しみで

 

 お酒を飲めない体質なので、夜のお楽しみがありません。夕方に走るせいか、酸っぱいものばかり食べているせいか、喉もよく渇きます。それで、自家製ジンジャーエールを作るようになりました。

 黒糖とグラニュー糖で薄切りにした生姜を煮詰めてシロップを作り、これにレモンを加えて、お湯かペリエで割って飲むのです。シロップを作ると、大量に生姜煮ができあがります。これをなんとか活用できないか考えて、いろいろレシピができました。

 

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⇧できた生姜シロップと、黒糖生姜煮と、レモンペーストと、ジンジャーエール。上に浮いているのはレモンペースト(混ぜなかった)と、ペリエの泡です。

ジンジャーエールをいれたグラスはダイソーのうすはり。100円でここまで…と感嘆のため息をもらしながらいろいろな形を買い、数年で割れて(私の扱いが悪いから)、唯一残った方です。でも一番お気に入りの形。

まず生姜黒糖煮をつくる

生姜煮の作り方の前に、自家製ジンジャーエールを紹介していいでしょうか。常備するようになってかれこれ3年くらいたちます。その間にレシピも変化しました。

刺激的な生姜の辛み、黒糖の滋味深いこく、レモンの酸味。まさに大人のソフトドリンクです。真夏のうっとうしい夜、これを冷たいペリエで割ると、さらに辛くなって最高です。

毎年5月中旬になると、Amazon楽天で、24缶入りを4ケースまとめ買いして夏に備えます。このくらい大量にまとめ買いすると1缶(330ml)50円くらいで買えるのです。

 

 はたまた、真冬にあつあつのお湯で割ると、全身にじんわりと熱がまわって、張っていた気がゆるんで、これまた眠り薬としてこれまた最高です。とくに甘いものを好むタイプでもないのですが、これはけっこう、しっかり甘くして飲むのが好きです。そういう飲み物です。

 

 毎日飲むので、そうそう贅沢してられないし、100%黒糖では重すぎるかな、ということで、だいたい糖分の60%が黒糖で、残りはグラニュー糖です。黒糖も、一時期はお金をけちって加工黒糖にしていたのですが、やっぱり純黒糖にすると断然おいしいので、ここはけちるのをやめました。

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⇧富澤商店のブロック純黒糖、いいです。シロップの味が変わります。波照間島の黒糖って、なかでもおいしいらしい。

 

 できたシロップは冷蔵庫で2週間は余裕でもちますが、できたてから2日くらいまでが抜群においしい。それ以降でもおいしいけど、一段、味が落ちます。なので、最近はたくさん作ったら、半分は冷凍庫にしまっています。ジャムのように煮沸した瓶に真空状態に密閉してもいいと思います。

 

 レモンも、国産レモンのある季節は面倒でもレモンのペーストをミルサーで作って(つまり、外側の黄色い皮をのぞいたあとの、レモンの白い袋ごとミキサーでペーストにする)、それを入れるようにしています。これも、市販のレモン果汁…たとえ有機レモン100%のストレート果汁でも)より数段味がよくなる秘訣です。猛烈にフレッシュで、酸味のなかに自然な甘味があり、そしてなんだろう、うまみ?とにかく複雑で奥深い味になるのです。ストレート果汁でもじゅうぶんおいしい。でも生レモンペーストで一度飲んでしまうともう戻れない…そんな味です。

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 ⇧親戚が送ってくれた、庭になったメイヤーレモンを、ミルサーでペーストに。果汁絞るときの3倍くらいとれ高あります。苦くないし(メイヤーだから?)、ゴミも出ないし、よいですよー。

 

ジンジャー黒糖シロップ

 

出来上がり約1200ml

生姜 700g

黒砂糖 700g

ラニュー糖 500g

水 300ml

(好みで)八角、シナモン、クローブ 適宜

 

作り方

1 洗った生姜を薄切りにして大きな鍋に入れ、砂糖をまぶす。4時間程度おいて、生姜から出た水分で砂糖が溶けるまで待つ。

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⇧生姜のスライスの上に砂糖をのせて、水分が出て砂糖が溶けるまでじっとまつ。

 

 

2 1に水を加えて火にかける。沸いてから20分ごく弱火で炊く。出てきたアクは丁寧にすくう。→できあがり。

 

こつ1 生姜と砂糖は1:1でなくていい 

 世に出ている生姜シロップのレシピは、だいたい生姜と砂糖が1:1です。私もそうやって作っていました。でもあまりにも簡単になくなってしまうので、実験的にどんどん生姜を減らしていきました。今の段階では生姜700gに砂糖1200gくらい。これでも充分に生姜のおいしさは出るし、残った生姜煮でマサラティーを煮出しても、なおおいしいので、これでよしとしています。

 

こつ2 どっしりした刺激を求めるならひね生姜を

 新しょうがで作るレシピもありますが、私はひねのしっかりした味を好みます。新しょうがは優しいというか、シロップとしてはちょっと頼りない味になる気がします。逆に生姜の刺激は強すぎる、という方には新しょうががおすすめです。

 

こつ3 黒糖を炊くとものっすごい吹く

 鍋はできるだけ大きなもので。黒糖を炊くと、ものっすごい吹きます。鍋からあふれてベタベタになり、泣きたくなるので、大きめの鍋で、最初から弱火で気長に炊くのがおすすめです。

 

こつ4 砂糖が溶けるまでがまん

 砂糖に生姜をからめたあと時間をおくことも大事です。生姜からしっかり水分が出て、砂糖がほぼ完全に溶けるまで放置して、それから火にかけます。さらさらのシロップにするために、煮るときは新たに水を足すのですが、それでも生姜からしっかり水分を出してから煮たほうがうまみの出かたが違う気がします。放置するのはだいたい4時間くらい。

 

こつ5 アクは絶対とる

 アクはしっかりとること。だからあんまりほっとけません。こまめに見に行って、とれるだけアクをとります。味に差が出るので、ここも手は抜けません。私は鍋の前で本を読みながらお世話したりします。

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⇧アク取りって、結構楽しい。これもダイソーで買ったこの網が異様に使いやすいです。軽くて、ちょうどいい面積で、網が細かい。がんがん洗浄機にかけても耐えまくる。もちろん100円。アルミ製の、なんとなくベトナム雑貨ちっくなところもよい。

生姜煮の活用法は次回!