朝のヨーグルトにのせるグラノーラ、自分で作り初めてはや10年。
最初は徳永久美子さんの「パンとお菓子の本」にあるレシピで、オートミール、
アーモンド、かぼちゃの種、ひまわりの種、つなぎに卵白、甘みに蜂蜜、という感じで作っていた。これに、ブランフレークを混ぜて食べていた。
でもニューヨークの「sullivan street bakery」のクッキーみたいなグラノーラが
めちゃくちゃおいしくて、そして、いちいちブランフレークが切れると買いにいくのが面倒で、このクッキータイプに挑戦することに。
⇧sullivan street bakeryのグラノーラ。ここはパンもフルーツもなんでもおいしいです!
⇧これ以上はないってくらい、装飾なしの素朴なお菓子ー黒糖のふくれ菓子とか、バナナブレッドとか、オニオンブレッドとかーが、なぜなのか、すっごくおいしそうな徳永久美子さんの「パンとお菓子の本」。初めて買ったパンの本じゃないかな? だから最初は何を作っても失敗していた。数年後、ふと思いついて作ってみると、当時思っていたもの、出来上がったものと全然違うものができて、自分もそこそこ成長してるんだなあ、と思ったりして。
「自家製グラノーラと朝の焼き菓子」は、著者の原さんの、アメリカンスイーツへの愛であふれた1冊。なにを作ってもおいしい、という信頼があります。
で、作ってみた
クッキーみたいにするってことは、粉をたすんだよなあ、油も…??と思いつつ試行錯誤し、結局、アメリカ菓子研究家の原亜希子さんのメープルグラノーラのレシピを基本にさせていただくことに。
砂糖、油、牛乳、メープルシロップ、全粒粉の割合は守り、あとは適当にあるものを放り込む。
とりあえずオートミールとアーモンドがたっぷりあって、味の土台を作ればあとはお好み。きな粉、ごま、ピーカンナッツ、ピスタチオ、軽い食感にしたいときは
ポン菓子を。さくさくさせたいときは、ココナッツ。
ごまがあまってたらいれるし、小麦胚芽とかライ麦とか、あまってて消費したいものをどんどん入れる。
⇧手前のボウルに、液体系が入っている。これを奥の粉類とまぜて、焼くだけ。
そして、シナモンとクローブを入れる。結構しっかり。
クローブを入れると、焼き上がりがふんわりカレー風味…サッポロポテトの、あの黄色いほうの香り(じゃあバーベキュー味ってこと?)になるのである。そしてそれが、抜群に芳しい!
甘いグラノーラにしょっぱい風味がつく、とでもいうのか。香りが、すごくおいしい。
140℃で50分、その後155℃にあげて、焼き色つくまで15分弱。
とにかく芯まで火を通すことが大事。さくっ、かり、と芯の芯まで感じられるくらい。
焼きあがったあとは、冷めるまでオーブンを閉じたまま、さらに乾燥させる。
そのまま食べてもおいしくて、友人の夫はおつまみにしていた。
家中に香ばしい香りが漂うなか、これをばりばりと割って(手が痛い)瓶に詰めるのも、なかなか楽しい作業です。