独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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CITI BIKE ニューヨークは自転車天国①

Citi Bike ニューヨークは自転車天国

街を存分に味わうための自転車

 ニューヨークの何が好きって、街全体が好き、いるだけで楽しい。だから散歩してお茶するだけで満足、…という人がNYファンの何割いるかは不明なのだが、私はそういうタイプである。だから「あの舞台が見たい」「あの靴が欲しい」とかいうのは後づけで、「もう何度も行ったけれど、やはり行かなければいけない理由」をいつも強制的に探している感じだ。

 そのような「何よりも歩くのが楽しい、街にいることがうれしい」という人に是非おすすめなのが、Citi Bike,レンタサイクルである。2013年にスタートしたというこの制度は日々改善されて2018年、ものすごく使いやすくなっていた。いやもうほんとに、すみずみまで行き届いたよくできたシステムなんである。(使い方は最後に)

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イーストヴィレッジのステーション。土曜の朝なのでたくさんある



ニューヨークは自転車と相性がよいと思う

 まずニューヨークという街が、東京に比べて格段に自転車乗りに優しい。ほとんどが一方通行だし、自転車レーンがあるところが多く、あってもほとんど誰も守っていない日本と違ってちゃんと機能しているから安心して走れる。たとえ車道や歩道を走っていても、道幅が広いから、細い路地からいきなりなにかが飛び出してきて焦るということや、前を歩く歩行者に鈴を鳴らしてどいていただく、ことも必要のない造りなのである。もちろん人でごった返したタイムズスクエアなど、そうはいかないところもあるのだが、全体として東京よりは格段に走りやすい。

 いたるところにステーションがあるので、すぐに乗れて、すぐに乗り捨てられる。その数、800箇所以上。バイクの数は16000。このシステムだと「どこに停めるのか悩む」「停めておいたら盗まれるか心配」という自転車乗りにおける二大ストレスから解放されるのである! 自転車に乗っていて、あ、このカフェ入りたい、と思ってぐるりと見渡すと(またはスマホを見ると)、即発見できて即乗り捨てられる。店を出たら同じステーションでまた借りればいいし、“ちょっと歩こうか”ということで散歩がてら5分10分歩いて別のステーションで借りてもいい。

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見通しの良い道。広々とした道路幅。たっぷりとした自転車レーン。

 どこにでも乗り捨てられる、すぐに次が見つけられるこの便利さ! 気になるものがあれば躊躇なく立ち寄れる。歩くより何倍も遠くへ行ける。乗っている間ずっと気持ちがいい。…というのが自転車の魅力だ。というか、もう魅力しかない。

 シングルライド=30分が$3。1日$12、3日で$24、1年で$163ということなので、1日だけだと別に格別安くはないのだが、3日フルに使えばずいぶんお得だし、なんなら1年乗り倒して$163はこの物価の高いニューヨークにおいて激安のような気さえしてきて、旅行者だけど1年にしようか…とは思わないが。

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CITI BIKEオフィシャルサイトより。“お近くの800ステーションに13000の自転車“!

↓オフィシャルサイト

https://www.citibikenyc.com/ 

 

 基本ルールは借りてから30分以内にステーションに戻すこと。もっと乗りたければその場で借り直す。え、30分? 短くない?と思ったが、使っていてあせることはほとんどなかった。人はそんなに我を忘れて自転車に乗らないものだ。30分すぎると、以降は15分につき$4が請求されてしまうので注意。

 

詳しい乗り方については、こちらなどを参照してください。

www.mashupreporter.com

 

 さらに、近年自転車レーンの整備とレンタルバイクの普及によって急激にバイクシティになったとかで、危なっかしいバイカーもいるのも事実で、注意は必要。超繁華街や、朝のラッシュアワーなどは当然走りにくい。おすすめは、やはり土日の朝です。上記のサイトにはバイクマップへのリンクもあり。これを見ると、どこが走りやすいのか、どこが危険なのか一目瞭然!

 次は我々のバイクルートを紹介します。