独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ メープルバタートースト 11月11日,2020

11月11日

晴れ

16℃

すっごく寒く感じるのは、季節の変わり目だからか。

 

メープルバタートースト

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はちみつを取り出すのが面倒、という理由でメープルシロップ

今日は甘いパンが食べたい。強たんぱくの粉を使わず、ラ・トラをメインにしたパンは、焼き戻すと皮のぱりっと感がすごい。なんかすごくおいしい。そしてパン袋を開けるとライ麦の香ばしいかおりがしていい気分。

 

運動

夕方、ランニング。

BGM ジェレマイをAmazonMusicに言われるまま、聴く。

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ランニングコースの公園。美しすぎる晴れだった。

冬はどんどん走る時間が早くなる。眩しいと眼がつらいので夕方が基本なのだが、最近は3時半とかでも無理して走ってしまう。すると、公園の木々が美しくてうれしい。

 

観たドラマ 

MAD MEN』シーズン7 エピソード2「バレンタインデー」(amazon prime

読んだ本

『世紀の空売りマイケル・ルイス 文春文庫

観たテレビ

NHK『サラメシ』。これを見ると、日本には仕事を愛し会社を愛し同僚を愛する、健やかな心の人でいっぱいな気がしてくる。日頃、日本の会社システムのどうしようもなさ(正規と非正規の差別、軍隊とほぼ同じ組織構造、理不尽なルール責め等々)を橘玲氏などの本で読みこんでいるので、ここに出てくる人の笑顔と日々の生活を見ると、あれ?と思う。しかし仕込みにも見えないし…。

 

昨日(11月10日放送)はきわめつけで、まず、福井県えちぜん鉄道アテンダント

www.nhk.jp

そういう仕事があるのだそうな。車内に同乗して切符を切ったり高齢者の乗車のお手伝いをしたり、アナウンスをしたりする。福井をめぐる全44駅のほとんどが無人駅なので、切符を売る人が必要である。改修もしていないので、危ないホームも多数。しかし自動改札やバリアフリー設備を用意するお金がない。ということで、アテンダントが14 人いるのだという。この話もなんだかすごい。

主役として登場するのは今年入社の19歳。おばあちゃんの作ってくれるおかず五種のきれいなお弁当を毎日持参し、「おなか、空きますね…お昼が楽しみです」とつぶやいてかわいく食べてる。おばあちゃんの話しか出てこないので、?と思っていたら、祖父母の家に同居して通勤してるのだそうな。本当は地元の富山で就職するつもりだったのだが、おばあちゃんが「福井においで! 仕事あるよ! うちから通えばいい!(と方言で)」強くプッシュされ、あらら…と思っているうちに同居してえちぜん鉄道に勤めるレールが引かれていたという。しかし、全然嫌がる風もなく、むしろうれしそうに話す彼女。乗客と接する仕事もとても楽しいという。

 

おばあちゃんはおばあちゃんで、毎日早起きしておかずいっぱいの美しいお弁当を作り、写真に撮り友人に見せて「すごいわねえ〜さすがあんたねえ〜」と褒められるのがものすごく嬉しい、と言う。孫も毎日感謝してくれるし、もう生きがいである。

溢れまくるハッピーのオーラがまぶしくて、こちらの顔も思わずほころぶ。

続いて2本めは千葉の落花生農家のおたくで、おじいちゃんおばあちゃんお母さんお父さん息子二人と、一家総出で働き、おばあちゃん作の昼ごはんを食べる風景。

こっちも福井の彼女に負けず劣らず、仕事と家族と日常を愛してやまない姿を活写。

大学農学部に入学したばかりの息子はコロナの影響で戻ってきて、農作業をしている。「これだけの畑があればいろんなことができると思います」と農業に意欲を燃やし、とても大学生とは思えない冷静な様子で夢を語る。

落花生は掘り起こすのは機械でできるけれど、苗から実をはずすのは完全手作業。みんなが一箇所に集まって座り、ひたすら落花生をもぎ続ける…。これ、なんとかできないの? 機械は開発されないの?とこっちがはらはらするほど大変そう。

それでも全員、終始笑顔で落花生と家族への愛が滲み出ており、収穫時期である落花生と里芋だらけのおいしそうなお昼ご飯をみんなでうまそうに食べるのです。

こんな人たち、どれだけいるのか? 

テレビに映るのはいいことだけ、というのもあるでしょうが、それを差し引いても、心温まる物語でありました。