11月3日(水)
晴れ
19℃
パンとチーズ
まったく見栄えのしない写真だけれど、かりっと焼いたパンとチーズを交互に食べるっていうのはかなり満足度の高い食事である。ミーレでトースト、だんだんつかみつつある。熱風グリル(グリルとコンベクションを交互にあてる)ってのは、とにかく相当焼き色がつくのだ、と肝に銘じるべし。
川瀬巴水展
「スティーブ・ジョブスが愛した」というキャッチがつく川瀬巴水の版画展。日本のかつての風景と生活がため息ものの美しさで再現されていた。版画がどうやってプリントされるのか、が詳しくわかってすごくためになる。「版元」とか「版下」とか、今の出版・印刷用語ってみんなもとは版画から来てるのね。なるほど。
新宿中央公園は家族連れであふれていた。帰りに寄ったカフェも満員御礼で席なし。そこはいわゆるサードウェーブ系のコーヒーを出していたのだけど、夫が「深入りで酸味のない豆がいいんですけど」というと、「そんなものはありません」(と言ったわけではないが)と言われたらしい。「うちのは浅煎りでフルーティなんです」と。
実際酸っぱくて浅くて紅茶か?と思うほどフルーティでもあって、へえー、これがコーヒーかあ、と驚いた。アフォガートなど、バニラと交じるとヨーグルトのように感じるほど酸味がある。新体験。相変わらず濃い、酸味のないコーヒーが好きではあるものの、なるほどねー、とふたりでうなずく。
ていうか、「深入りで酸味なし」ってものすごーく古臭いテイストなのだろうか、もはや。「ああ、そういうの好むのって中高年以上ですよね」みたいな? まあ事実だからいいんですけどね。いろんなことが移り変わっていくなあ。