独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

こなログ クッキーたくさん

12月16日(木)

くもり

15℃

 

人にあげるクッキーを焼く

f:id:camecon:20211228070908j:plain

パッケージし終えると異様に充実感がわく

f:id:camecon:20211228071105j:plain

おさかな袋に詰めてみた

 

 たまに、人にあげるクッキーを焼く。始めてから10年以上たっていて、いつのまにかかるいライフワークになった。昔はいろんなクッキーを焼いていたけど、食べた人の反応などを考慮にいれ、レギュラー陣は上のようになった。一番人気は塩雪。いわゆるスノーボールにゲランドの塩をまぶしてあまじょっぱくしていることと、ピーカンナッツ入りが決め手。のような気がする。あまじょっぱい、って無敵の味付けじゃないですか? そして香ばしく炒ったピーカンナッツのうまさは、他のナッツに比べて群を抜いている。

 

 レモンビスケットは、昔、通っていた伊勢丹「バビントン・ティールーム」へのオマージュ。これと正露丸の香りがする中国茶、ラプサングが定番だった。あまりに好きすぎて、2年前イタリア旅行したときに念願のローマ店へ出かけたのだが、なんと、数年ぶりに食べたレモンビスケットが全然おいしくなかった! どういうこと!?

f:id:camecon:20211228073359j:plain

その昔、新宿店の入り口に、「ローマ、ミラノ、新宿、相模原」と支店名が書いてあった

f:id:camecon:20211228072751j:plain

これがオリジナルだ!

 それ以外は、ワイン1杯頼んだだけで、オリーブだのポテトチップスだの、めちゃくちゃいろいろついてきたり、インテリアは伊勢丹と同じだったり(あれ、違うっけ? もっと暗かった?)、総合的には素敵な訪問だったのだが…。

f:id:camecon:20211228072827j:plain

グラスワインにはミニサンド、オリーブ、ポテチつき。すごすぎる

 しかしなあ。衝撃的においしくなかった。ごめんなさい。でもまたいつか行く機会があったら、やっぱり再訪すると思う。「イタリアの、イギリス風ティールーム」という日本人には不思議なコンセプトの店であった。今思うと。

 

f:id:camecon:20211228073011j:plain

カップのグリーンがいいんだよねえ

 スパイシーグラノーラも、あらゆる配合を試して10年以上、ついに落ち着いた定番レシピ。

camecon.hatenablog.com

 

↑基本はここにある通りなのだが、最近は材料はオートミール、アーモンド、ピーカンナッツのみで落ち着いている。それからクローブとシナモンのほかにナツメグも入れたり。

 

 しょっぱいものも必要だ、ということでカレー粉を入れる塩味のインディアン。しかし我が家でだけ大好評なので、なにかパンチが足りないんだろうなと考え、飴色玉ねぎを入れてみた。そしたらグラノーラ同様、サッポロポテトの味になった…。黄色いほう。

 

 ガレットナンテはアーモンドをたっぷり入れたもの。地味で、そしてしみじみうまいのはアーモンドのちからだろう。コーヒーを混ぜた卵液を塗って照りを出すのだけど、卵液があまってもったいないのでコーヒープリンも作った。「どうせ粉を使うんだったら一部をアーモンドに替えて濃厚な味にしちゃおう、と思ったのは当然だ」と、誰かパティシエが言っていて、あー、そういうことなのね、となんだかしみじみ納得した。それまでは「あー、このレシピ、アーモンドプードルいるのか! めんどくさい! 高いし!」としか思ってなかったので、この一言であっさり見方が変わった。言われてみればそりゃそうだ。

 同時に、シュクレ(タルト生地。レモンビスケットにも使う)も、アーモンド入りとなしの両方を作ってみたら、前者が圧倒的においしかったので、面倒とか言ってられなくなった。

 …とまあ、そんなわけで長く作ってると、いろいろ言いたいことが出てくるものだ。長く生きてるってそういうことなのね。年末なので思考が「まとめたがり」になってるようだ。