独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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2022年2月 京都大阪旅行ログ〜京都

京都と大阪に一泊で行ってきた

 

2月23日〜24日

交通

羽田↔大阪 飛行機

大阪↔京都 電車

 

宿泊

ホテル ザ・サウザンドキョウト

まずは、みうらじゅん『マイ遺品展』

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第一のお目当て。みうらじゅん展覧会
みうらバージョンの「飛び出し坊や」が出迎えてくれた

まあ、とりあえずこれを読んでほしい。

www.1101.com

 

 我が家で「同時代第一の偉人」とされているみうらじゅんが、老年を迎えてその活動を総括した展覧会が、故郷・京都でやっている! うーん。行きたい…と思い続けて数週間。旅行したばっかりだしなあと、諦めかけていたのだが、大阪・中之島美術館も40年の積年の思いをこめて開館したし、これはとにかく関西行けよってことだなあ、と思って一念発起。前回の電車事故でのJR東海の対応に本当に腹が立ったので飛行機で行くことにした。そりゃ、東京↔大阪間なんて新幹線のほうが全然速いんですけどね。でもマイルを使うのでただで行けるし、ということで。

 

 羽田から伊丹空港へ。それからモノレールや阪急電鉄など乗り継いで、アサヒビール大山崎山荘美術館へ。空港から乗るモノレール、高いところから町が見渡せて楽しい。知らない場所に行くのって、やっぱりすごく楽しい(撮影禁止エリアが多かったので写真すくなめ)。

 

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みうらじゅんが「おそらく死ぬ前に見るであろう走馬灯画」だそう

 大山崎山荘は山のなかにあり、クラシックな建物も素敵。その洋館のすみずみまで、みうらじゅんの作品とみうらじゅんが集めまくったものたちで埋め尽くされるというのは…なんというかすごい光景である。誰も好きになりそうもない、自分も当初は好きでもないものを「好きになる」と決めて、追求しまくる。そしていつのまにか好きになっている。という、誰もやったことのない生き方をしている。力が抜けるようなしょうもない灰皿だのゴム蛇だの絵葉書だのを時間と精力とお金をかけて集めまくる、そのエネルギーに圧倒される。他者からの評価は不要。自分の楽しみも仕事も、全て自分で身つけてきた。偉人である。すべての子供たち(大人も)が彼の業績を知るべきである。

 パンデミック最中は、いままでためまくった雑誌その他の切り抜きを「完全に無作為に」張りまくるというスピリチュアルな(?)コラージュをしていたそうで、この物量にも圧倒された。人生って、その気になればここまで楽しめる、しゃぶりつくせるのだ。「効率」とか「儲け」とか「評価」とか、さらに「意味」までも完全無視してただ自分のなかの「執着」だけにフォーカスする。芸術家とその作品に触れると世界が大きく広く見えてくる。

 ちなみに、この偉大な業績をまとめてみていると、「ああ、昭和の日本って(含む平成)こうだった」と社会学の勉強にもなった。作品に勝手に意味がくっついてきてしまう、ということかな。

 

 その後、京都へ出てホテルにチェックイン。

選びに選んで決めたザ・サウザンドキョウトは激安だった気がする。30㎡以上ある客室、レインシャワーと大きなバスタブつき(しかも洗い場つき)の浴室、分厚いバスローブ…これが京都にあって、朝食込みで1室1泊18000円は安すぎでは? 朝食はどうやらひとり4000円、つまりふたりで8000円もする。ありがたい〜!と思ったが、この値段じゃあまずいだろう…と申し訳ない気持ちになる。

 せめて、ということで翌朝、朝食後にティールーム利用。お茶が1300円した。でも素敵な場所が貸切状態で、お茶もおいしかったし、だいたいホテルなのだからそんなものだろう。

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ロビーとか、こんなに素敵

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サラダと肉類、ヨーグルト、ジュース(激うま)がきて

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選べるメインはエッグ・ベネディクト

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それをこんな空間でいただく!

www.keihanhotels-resorts.co.jp


 お金の感覚が狂いそうな宿泊体験だった…。

その他、いまさら東寺へ行ったり、九条から烏丸三条までえんえんと歩いたり、先斗町のイタリアンでかなり満足度の高い夕食を食べたり。だった半日で京都を満喫。10年以上前に京都に狂って通っていた記憶を少しずつ掘り起こす作業も楽しかった。さて、明日は大阪に移動だ。