1月9日(月)
晴れ
14℃
梅サーディンとチーズのトースト
七草粥的なもの
7日は過ぎてしまったので翌8日、七草はひとつも入ってない粥を食べる。というか、やっぱりこの頃になると正月に肉の塊とかばかり食べていたから、粥が食べたくなるんですね! それで家にあった白菜、カリフラワー、大根、まいたけ、と玄米&黒米ごはんと押し麦で煮た。草がなさすぎ、と思ったのでセロリも加えた。味付けは覚えたばかりの白だしで。食べながら、味変でポン酢をかける。うまい。むかーし、受験生や二十代の頃、おなかが空くと雑炊を作っていた。米が好きなのね。今は全然食べなくなってしまったが。しかしこの数日、妙に雑炊が食べたい。
それから鮭の頭も焼いた。鮭ってかわいい顔をしている。頭がもぎとられ半分に割られた顔を見てこんなふうに思うのはアレなのだが。
映画
『スティルウォーター』(2021)AmazonPrime
マット・デイモンは大好きなのだが、好き好きいってなんでも無条件に喜んで観ているとすごい駄作にぶちあたったりして、すこしトーンダウンしていたが、ついに観た。ずーっと観ようと思ってたけど、トーンダウンしてたので後回しにしていたのである。なので全く期待せずに観た。
…が、おもしろかった。映画ってこういうこと多い。眼力がないということでもあるのだろうが。
なんだかよくわからないけど愛させてしまう魅力の持ち主、マット・デイモンがルーザー(負け犬)を演じる。ついてなくてやけくそで自暴自棄で、でも今は娘のためにがんばって更生してる。これが、年末に観たベン・アフレックの『ザ・ウェイバック』とすごくかぶった。田舎のルーザーの更生、と簡単に書くとそうなのだが、いまどきは簡単には立ち直らせてくれないんだな…と、どちらも同じ感想を持つ。こういう人が現実にたくさんいるんだろうな、しかし現実の人たちはベンやマットのように魅力的じゃないから、見るのきついだろうな…等々。きつい現実を、素敵な演出やせりふ、そして魅力的な俳優でマイルドにマイルドに加工してそっと提示される。それで受け入れがたいものをどうにか受け入れる準備をする。
…と、こんなふうに思ってしまうのは自分がだいぶ年をとって「直視しづらい現実」があることを日々実感していることと、最近、漫画『闇金ウシジマくん』を読んでるからだと思う。「現実を知らねば」と覚悟を決めて読んだが、予想通り闇に引きづられて大変だ。6巻でもうへとへと。こんな全くマイルド加工してない現実があと42冊続くなんてちょっと、無理かも。