独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 佃煮野菜トーストと大竹伸朗展とVenchi

1月21日(土)

晴れ

9℃

 

佃煮野菜トースト

久々に具だくさんトースト

 気がつくと冷蔵庫にいろいろあったので、ちゃんと作る気になり、海苔の佃煮を塗ってトマトとピーマンを載せ、チーズで覆う。火の入ったトマトがピザソースぽくなってうまい。栄養バランスもいい気がする。

 

まずは大手町でスペイン料理

 今度こそ近代美術館の大竹伸朗展に行くべく、近くの大手町でランチできる店を探し、スペイン料理に決定。『バル・ポルティージョ・デ・エスパーニャ 丸の内店』へ。

ナスのフリットは衣ががっしり系

こっちが先か。前菜盛り合わせ。

ホタテにアイオリソースを載せて焼いたもの

パエリアはチキンとシーフードのミックス

 パエリアが自慢の店らしく、コースで注文。スペイン料理って、どの料理よりもおいしいんだよなあ、と思い出した。おいしかった。

 

皇居を通って近代美術館へ

初めて観た。江戸城本丸跡!

 大手町から竹橋の近代美術館へは皇居を横切って行くのと、その周りを行くのと二通りあるが、今回は皇居に入る。そしたらこれがなかなかおもしろくて、地図などを見ると「あ、これはなに? 行ってみようよ!」「こっちにもこんなものが」となって、行きかけたが、はた、と気づいて「ばか! だめだよ!」とぎりぎり手前でお互いを制止。そう、我々はもう初老手前で、なにしろ疲れやすい。一日にこなせるタスクは2個が限界だ。そしてすでにランチを食べてひとつ使ってしまったので、あとは美術館に直行しなければいけないのだ。ここで皇居をじっくりめぐってしまったら間違いなく「疲れた……帰ろう」となってしまう。「寄り道厳禁!」と言いつつ、途中の散歩だけ楽しむ。

 その途中に本丸跡があったので、ここだけ寄る。地図を観ていた外国人が「パレスを探してるんだけど…」と言うので、パレスって、つまり本丸だよね、とここだよ! と地図を指して教えてあげたが、まさか石垣だけ、とは思っていなかったようだ。いや、皇居のなにを見るって、数々の素晴らしい石垣を見るんでしょ、と思うのだが、そこまで説明できなかった。再びすれ違ったときに手を振ったら、いぶかしげな顔でシカトされた…。オンライン英会話以外で久々に英語を話したというのに、悲しい。

大竹伸朗

古く色褪せたセロテープやらごみが美しい色彩に変換されて驚愕

 ついに来た。ようやく来た。圧倒的な作品量に打ちのめされる。学芸員の解説の一文”猛々しいまでの”創作意欲という形容詞に深く納得する。油絵からインスタレーション、ライフワーク(? たぶん)のスクラップブック…こんなん、24時間起きっぱなしで創り続けないと不可能では? という物量なのだ。巡っていてめまいがする。喋ってるところを見るとごく普通の人なので、こんな人だったのか…とギャップにも打ちのめされる。すでにあるもの、がらくたやら生活用品やらを組み合わせて作品にするのだが、ごみをきれいに再創造してしまうってのもすごい。このベージュのグラデーションの美しいこと!

スクラップブック、あちこちに

 展覧会では動画を観るコーナーもあって、通常10分とか20分だと思うのだが、彼のものは89分…。「89分あるから、覚悟してね。通路を通るひとの邪魔にならないよう鑑賞してね」的注意まであった。めっちゃくちゃ観たかったけど、あきらめた。とにかく過剰な人なのだ……って解釈でいいのかな?

 

Venchiでジェラート

大手町店は広々イートインコーナーがあり、とくにイタリア的

 東京駅から帰ることにして道すがら、大手町ONEを通りかかる。上層階にフォーシーズンズ大手町があり、三井物産が入ってるビル。土日のオフィス街は基本静かでひっそりしていて、このなかのテナントも半分以上閉まっているのだが、ここはあいていた。

ゴールドがメインカラーのひときわゴージャスなインテリアで、今こういう感じって新しいなあと逆に感心してしまう。

 

チョコレートコーナーに

ジェラートコーナー

メニューはなかなか複雑怪奇。要するに、いろいろなトッピングができる
トッピングだけでなく、コーンの内側にチョコをかけたりもできる

しかし限りなくシンプルにする。
ジェラート2種、ピスタチオとチョコレートトッピングなし

 チョコレートが必ずつくなら別のフレーバーにしたのだが…。夫のマスカルポーネ&キャラメライズドフィグがかなりおいしかったので次はこれにしよう。しかし私のフレーバーもとてもおいしかった。コーンも厚くてざくざく。アイス&ジェラートに関して、”大人はカップ。コーンなど食べない。コーンなんてただの台”という意見をよく見るのだが、私はコーンが好きです。やる気のない、”ただの台だし”コーンは嫌ですが、こういう本気のコーンはぜひとも一緒に食べたい。パフェでもタルトでも、”クリーミーなものとざくっとした生地”の組み合わせが好きなのだ。だからむかーしの昭和のアイス&ウエハースも好き。それにしてもいい値段である。ジェラートが1000円近くするのだ。

 

 ギラギラした素敵な店内で食べる。かなり楽しい。これは都心でないとできない体験だ。帰りに量り売りのチョコレートを眺めていく。

 昔なつかしい量り売り、なのだが…。

値段に衝撃。…た、高い…。スモールで6千円。どこかへのお持たせに、と思ったらラージがよいのだが、こちらは2万円。しかし制服にもなってるパッケージはめちゃかわいい…。蓋を開けたときのルックスもむちゃくちゃかわいい。このそれぞれ違う包装をされたチョコが量り売りで買えるのである。かねてからスイーツだけは順調に物価が上がっていると思っていたが、本当に最近の高級菓子はすごい値段を堂々とつけてくるなあ。

 たか!すご! でもかわいい!などと騒いでいたら、店員さんがやってきてサンプルのチョコをくれた。

 いつか”ここぞ”というときのおもたせに買いたいなあ。そんなとき、ほとんどないのだが。