2月22日(水)
晴れ
10℃
いちぢくライ
前回はそんな名前で呼んでなかった気がするが。焼いて数日たってもまだおいしい。
1月からずっとしてた仕事も終わり、誕生日も過ぎ、旅行も終わり、気が抜けている。
誕生日にエステの割引券があったので出かけてみたが、私のたるんだ頬はどうにもならないということがよくわかった。それでかーっと頭に血がのぼって、ここ2週間ほど、どうしたらこれを引き上げられるか検索して検索して検索していた。結果、美顔器とかエステなどあまっちょろいものではなく、どうせやるなら美容外科なのだろう、という結論にいたったが、なにを、どこでするのかを調べるだけでも膨大な仕事だった。
かつては年齢を受け入れない高齢者は嫌だわ、などと言っていたのだが、鏡を見ているとそんな思いも吹き飛び、決して縁がないだろうと思っていた美容外科、クリニックのサイトを穴が開くほど読んだ。
で、私の場合は医療ハイフなのだろう、しかしウルセラは痛くて高いので、機械は違うのだろう…などとだいたいの結論を得たのだが、「とりあえずやってみて」というにはハードルが高すぎて行動できず。「とりあえず」するにもカウンセリングや初診などいろいろ超えなければいけない壁があるのである。それでさらに検索して検索して検索して、読み込む。
すると変化が起きた。各サイトにある症例(ビフォーアフター)というやつをいくつも見ているうちに、ふと「これしか変わらないのか…」と思えてきたのである。いや、これ以上変わったら変なのだろう。自然な成果がこれなのだろう。でも、大金出して勇気を振り絞ってプライドもかなぐり捨てて得られるのはこの程度の変化で、しかも長くて1年、下手すると3ヶ月しかもたない。こう思ったら、すーっと波がひいていった。さらに、症例写真のいくつかは、”前のほうがいいのでは?”と思うものもあった。どこがどう、とは言えないのだが、ビフォーのほうが味があるというか…。
そして、あまりにも数々のたるんだ肌を見たせいか、先日のエステの帰り、効果の確認のために自撮りした写真をふと見て、「あれー、別にいんじゃないの?」とすら思えたのである! たしか撮ったときは「うわ、全然変わってないじゃん」とがっくりきたはずだったが。
「実は私はたるんでなかった」ということではない。事実、私はたるんでいる。が、どういうわけか、「ま、こんなもんでしょうこの年なら」といきなり受け入れていたのである! 気がついたら全然違う視点になっていた。なんだろう、これはどういうこと? 自分ではよくわからない。とにかく、集中的に美容外科を研究したせいであることは確かだ。
というわけで、心の平安を得て、今は気が抜けている。