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最後の旅、しょっぱなからとんでもないトラブル
マイル修行最後の旅、鹿児島へは2022年の11月終わりに。天気が悪めだったが、このときも変更不可のチケットだったので、行くしかなかった。しかしだいぶ飛行機に乗り慣れ、身体も調整できるようになり（空港への電車のなかでスマホを観ない、などで眼痛を予防）、雨の霧島神宮を堪能しようではないか、と元気に出発。
アクシデントで、映画館で最初の10分を見逃した映画『エルヴィス』、機内で絶対観ようと意気込んでもいた。無事観れ、その後も全部ではないが大半を観れたのだが、なにしろ明るい映画ではないのであまりいい選択ではなかったかも。ノックアウト級にかっこよい「Suspicious mind」をまた観れたのはよかったが。
で、無事鹿児島空港に到着し、降りようと荷物を持ちかけたところ、なんと、「雷が来ていて開けられない」と‼ 来た！ ついに来た！ 私が最も恐れていた”閉じ込め”が！ しかも「雷が通り過ぎるまで開けられない、そしてそれはいつかわからない」などと言うのである！ 猛烈に心臓が動悸し始めたのだが、落ち着け落ち着け落ち着くんだ、となだめて本を読んだり、こういうときのための町山智浩の『映画ムダ話』を聞いたり。すでにモニターは片付けてしまっており、再度出すのが厄介だったので。窓の外では周期的にぴかっ！と光っている。そうか…雷があるとドアも開けられないのか…なんて不便なんだ、飛行機。
以前にこの状況に陥ったら、ちょっと尋常じゃないパニックになったと思うのだが、数ヶ月前に会得した「このパニックは10分少々でおさまる」という知見を唱えて乗り切った。そのとおりに10分程度で息ができないような恐怖とパニックは去り、どうにか普通でいられた。すごいな…。これはすごいことだ。今書いてて気づいた。私はなにかを乗り越えてステップアップしたのでは？
今回の鹿児島旅行の最大のトピックかも。…ということで、まずはここまで。雷は約40分で過ぎ去りました。
