4月11日(火)
晴れ
25℃
セーグルカンパーニュ
ワインセラー発酵はまだまだ試行錯誤だが、最終的にはいい感じになる。前の室温発酵および冷蔵庫発酵のときによくあった過発酵がなくなった。
映画
『ブロンクス物語』(1993)
配信で最近のものは観たいものがないので、昔のいい映画を観ることにした。『ブロンクス物語』はデ・ニーロ監督作、名作、とよく言われてたけど、一度やる気なく観てそのままになっていた。今度はちゃんと観よう、ということで。
確かにおもしろかったしいい映画だと思ったけど、やっぱり素人くさいというか、肝心のところで盛り上げすぎの演出で、あー……と思うところあり…。悲劇が起こるずいぶん前から、あ、ナニカ起こるのね、とわかってしまうようなところとか。
この映画で初めて「英語を話す役者で、演技が大根だなーという実感を持ってしまう役者」を観た。主役の十代(たぶん)のふたりだからしょうがないか、子供だと素朴な演技でも気にならないし、などと思っていたが、観続けるにつけ、その主役の男の子、全然魅力ねえなあ、顔はハンサムかもしらんが…と、イライラが募ってきて、なぜこの子なんだ。なぜ? と悩んでたら終わってしまった。こういうところも素人監督ゆえなのだろうか。俳優の魅力を見抜く眼力ってのもなかなか高度なスキルだろうし。
この主役の男の子は、”デ・ニーロ初監督作で主役に抜擢”という華々しいデビューのあと、なんと強盗で捕まっていた。そして数年前、すっかり老いた姿でお勤めを終えて出てきていた。ドラッグを盗もうと不法侵入し、やってきた警察を相方が撃ち殺してしまい、彼はまだ塀の中だとか。哀しい話だ。彼の再出発を希望する。