独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

こなログ グラナダピザトースト

4月13日(木)

晴れ

22℃

 

グラナダピザトースト

不思議な見た目になってしまった…手抜きしすぎ

 いつもの鉄板海苔ピザトーストなのだが、野菜もなく、凍ったトマトソースをかたまりのままのせ、ピザ用チーズもなかったのでグラナダのかたまりをごろごろ切ってのせた。そしたらこんなことに。手抜きはいかん。トマトソースは解答してのせるべきだったし、グラナダはブロック状でなくスライサーでおろすべきだった。反省。

 

ひとりランチウィーク

 今週は夫が珍しく仕事で外出してるので、昼はひとり。いつもは食べれないものを、ということで近所の八百屋の豪華イタリアン弁当とかオオゼキの寿司とか、はたまたもやしナムルだけ、とか、自由きままに食べていた。で、部屋片付けなどもしていたのだが、そのとき出てきた古い『dancyu』がカレー特集。”これももういらんか…毎年特集してるんだし”と捨てかけたのだが、「この世にトマトがあるかぎり」(みたいな)というタイトルで、荻窪『トマト』の仕込みについての特集記事が載っていた。名店の誉高い、あの『トマト』である。スープ仕込むのに50何時間、肉を仕込むのに70ん時間とか…(細かい数字うろ覚え)。とにかくとんでもない手間をかけて、シェフたったひとりで作り上げていく孤高のカレー。それを読んだら行くしかない。でかけて、並んで、食べて…一日費やすけどいいの? と自問自答しつつ。

 実は数年前はよく行っていたのだが、電車に乗ってでかけて行って、でもやってないことも多く、人気店なので「今日やってますか?」と電話するのが申し訳ない&面倒くさく、椅子などなくただ店の前で突っ立って待つのがつらく…ということで行かなくなっていた。しかし、なにしろあのシェフひとりしかいないし、「弟子はとらない」と『プロフェッショナル』で断言しており、「今のうちに行っておかねば間に合わない」と、ときたま思い出しては苦悩していた。そんなおり、セブンイレブンのカレーフェスで、なんとトマトのカレーがコンビニに! なんでもついにシェフが納得する製造行程が開発されたのだとか。速攻で食べて「ああ、トマトの味…」と思い出し感動。

 

到着は10時45分

 で、結局行った。

赤いひさしが店。両側に並ぶ人々

 最近は「日本一のカレー」とか言われてるらしく行列も半端ないようだ。11時半開店だが9時には並んでるとか。壮絶。じゃあ私は9時半着で…と思ったが、どうしても洗濯機をもう一度回したくて、結局着いたのは10時45分。食べれないときの別候補を検索して準備する。並んですぐ、店から奥さんが出てきて人々をチェック。「じゃあ、はい、これで本日のランチは終わりにさせていただきます」と最後尾の私を見て言うではないか。

そして私のすぐ隣にこの特製脚立を置いた

 私はぎりぎり間に合ったのである! すごい。前に並ぶ人々の数とこれから待つ時間を思うと(だいたいみなさん、2時間半は待つらしい)めまいがするが、私は幸運だったのだ。到着して3分もしないうちに奥さんが出てきたのだから。このあと次々に人が現れてはこの脚立を見て「え…」と絶句し、私に「終わりなんですか?」と聞き、「何時に来ましたか?」と聞き、そしてうなだれて帰っていく。日本人もいたし、外国人もたくさん来た。日本語で説明し、英語でも説明した。かわいそうだった。なかには脚立を無視して平然と並ぶ人もいて(スマホだけを見ている)、”この人に教えてあげるべきなのか、それともわかってて、とりいそぎスマホで誰かに連絡してたる?”と悩ましいことも起きた。結局、ずーっと立ってるので「あの、もう今日は…」とお伝えしたのであるが。「あっ……………そうなんだ…ほんとだ、書いてある…」とがっくり肩を落として帰っていった。

 

結局待った時間は…

 幸運とはいえ、長かった。本当に「突っ立って待つ」というのが苦手なのだ。ふだんは行列、と聞けば即座に踵を返すタイプなのだ。なのに並んでる。もうだいぶ経った? と時計を見ると15分しか経ってないとわかったときのあのショック。Macbook Airの入った重いリュックを下に置いたり前に抱えたり塀に寄りかかったりもうあらゆることをして待つ。「これを機に読み切ろう」と持参した本を無理やり読む。全然集中できない。あんまり飽きるとTwitterを眺める。ネットで「たまに11時に開店することもある」との情報を得ていて、奥さんが10時45分に出てきたのでてっきり11時に開くと思っていて、実は違ったのも痛かった。もう開くね? 開くよね? とじれていたのでよけい長く感じてしまった。そしてようやく11時半に開店したのだが、「最初のクールは45分。長くても50分で出てくるはず」と勝手に決めて、そして全然、誰も出てこなかったのもつらかった。なんでー? 出てくるのも食べるのもそんなにかかるはずがないのに? だいたいみんな1時間は店内にいるようだ…。つらい。つらすぎる。整体で教わっている「正しい立ち姿勢」を懸命に実行しつつ(腹筋に力を入れ、気持ち前かがみで、膝を軽く曲げ、みぞおちと首を上に上げるが、腰は反らないようにする)、ようやく店に入れたのは3時間後。すごい。人間って待てるものなんだなと感心してしまった。

 

13時。実食

これが名物タンカレー 3700円 
値段もすごいが、肉の量も凄まじい

 周囲から聞こえてくる「タンカレー」「タンカレー」「タンカレー」の言葉。みんなこれしか頼まない。そうだったのか…私はいつも自分の食べたいもの優先で名物とか気にしたことなかったので気づかなかった。以前はいつも和牛カレー野菜トッピングだった。が、今回はそんなに言うなら…ととびきり高い名物を頼んでみる。本当は野菜トッピングも頼みたかったが、なんと品切れ。どっちかというとあのルーさえあれば、具は肉じゃなくて野菜(ここの野菜トッピングは素晴らしく立派)でいい、ぐらいなのに品切れ。哀しい。やはり9時に来なければいけないのだ。でも野菜加えたら4300円になってた…。

 カレーは10分程度で来た。ものすごい肉の量に圧倒される。食べ切れるか不安になるほど。が、さすが名物、ぺろっと食べれてしまった。あまりにも柔らかくおいしいので簡単に胃に入る。そしてやはり周囲にならってお茶も飲まないしデザートも頼まない。私は食べるのが速いので、滞在時間は40分にもなってない気がする。

 

 帰りは青梅街道を1時間くらい歩いて帰宅。途中、阿佐ヶ谷の上島珈琲に立ち寄ってレーズンサンドなどつまみつつ。さすがに食べすぎである。予想通り、これで一日終わってしまった。