さわやかな5月だが、病院の先生とこじれて更年期障害薬をやめてしまったので、ホットフラッシュと不眠が復活してしまい、なかなかつらい。なぜ今やめたのか。明らかに間違っている。暑いのである。秋冬にやめれば少なくともホットフラッシュはだいぶましだっただろうに…。まあ、いちとうあと3ヶ月ぶんは残ってるので、どうしようもなくなったらまた使って、新しい病院を探そうと思っているのだが…。でもこのままやめられるならやめたい…そもそも自然加齢現象なんだし…というところで毎日もんもんとしてる。
薬を出せば出すほど儲かる?
それにしても「いい病院」「いい先生」を探すのは本当に大変だ。他の業種と違って、「優しい」「寄り添ってくれる」とかいうレビューだけでは、いい先生かどうかわからないからだ。レビューがまるまる信じられないし、判断もできない。しかし今回つくづく痛感したのは、「優しい先生」ってほんと要注意ってこと。余計な世間話をしたがる医師には注意」。「いい先生はやたらに薬を出したがらない」。このふたつを学んだ。
こじれる以前、「素晴らしい先生に会えてよかった」と思っていたときから、「でもすごい薬出したがるよな…」とは思っていた。ちょっと不調の話をすると、「じゃ」と言って薬を追加する。ネットでは「週2回」と書いてある薬も週3出す。「週2でいいと思う」と告げると、しぶしぶ減らしてくれた。だが、「毎月来るのは(待ち時間が長いので)大変なので3ヶ月ぶんまとめて出してください。」と頼むと、それまでの寄り添い診療から打って変わってつれなくなった。「なんか最近冷たくない?」と思っていたら、とうとう受付でいきなり処方箋をつきつけてくる、いわゆる無診察処方をやられて唖然。「えっ、診察は…?」「毎月お薬出す方は診察しないこともあるんですよ」「いや、前回来たの3か月前ですけど。それに花粉症の薬もほしいんですけど」…結局さんざん揉めた末、こちらが「わかりました、もう結構です」と言うと、「いえ、あの、じゃああと一人待ってるだけですから」と診察室に通された。じゃあ最初から診察してくださいよ。2時間近く待ってるんだしさ。
それにしても驚いた。本当に人間不信になりそうな豹変ぶりだった。あの優しい先生が…。最後のゴリ押し診察では、最初のころさんざんされた「検診は受けてる?」「かゆみはどう?」などの質問もいっさいされず。目も見ず。とにかくすぐ終わろうとするので、こちらがさえぎって「いえ、あとですね」としがみついてる始末。
知人の医療業界の人にその話をしたら、「薬をやたら出す? あー、それが収入に直結するからですよ。診療回数を増やしたがるのも同じです」と言われた。あ、そうか。そりゃそうか。言われてみたら当たり前なのだが…。「診察代も処方代も払うほうは保険が効いてそんなに高く感じなくても、病院側にはかなりの額が入る」ということにあまり気づいてなかった。あーあ。医療の闇。ていうか日本の闇。
それにしても、この豹変と裏切り(?)は今年の衝撃ランキングで1位になるほどショックだった。世の中はクソである、と何度も唱えて(クソだからこういうことも起こる、と受け入れる)、動悸を沈めなければならなかった。今も書いてて動悸がする。
更年期障害の新しい知見!
医療業界の知人と出した結論は、「いい病院・先生」は結局通ってみて判断するしかない」だった。そうなのである。そういえば今の歯科医も、かなりジプシーしてようやく見つけた先生だった。一軒一軒回るしかないのだ。
ほかに今、検診ついでに通い始めたクリニックの医師がいる。レビューがよくて、気さくで優しい。だから警戒している。しかし内科とかだと、本当に「どうやって」真のいい先生かどうか判断していいのか全然わからないのが困るのだ。歯科医は実際に口のなかを見たりいじったりという作業が多いので「丁寧にやってくれる」など、多少わかりやすいのだが、内科だと、言われたことに「そうですか」というしかなく…。なので、やたら感じがいい先生に騙されてはいけない、と身体ガチガチにして検診結果を聞きにでかけ、おっかなびっくり現在の自分の体調とこのまま更年期障害薬をやめていいか、無理ならたとえば、残ってる薬を週一に減らしてなくなるまで続けるっていうのはどうか、などを聞いてみたのだが、
「え、その薬使ってるの? 低用量ピルじゃだめなの? あとは漢方とか。だってあれ、高いでしょう? まあ、減らして続けるのもいいと思いますけどね」
と言われ、すくなくとも薬をやたら出したがる先生はないらしい、ということはわかった。さらに、
「更年期障害ってね、ホルモンがないから不調が起きてる場合と、身体はもうないことに慣れているのに、自律神経だけがまだおかしいままで起きてる、って場合があるんですよ。後者ならもうホルモン剤はいらないからね。ただその見極めが難しいんだよね」
と、まるっきり初耳のことを言われ、えー! そうなんですか! と大きな声をあげてしまった。ほんとなの? そうなの? でも確かに自分は昔から自律神経周りのことはやたらと弱いしなあ…。「自立神経だけの問題なら半分くらいの人は漢方で治っちゃうけどね」と……。えええー? それにしても初耳だ!
ちなみにこの先生、検診のとき「朝ご飯食べていいですよ」という、これまたまったく初耳のことを言う先生でもある。
「血糖値が上がるから朝食抜きってことになってるけど、いつも通りのことをして計測しなきゃ意味がないでしょう」とのこと……。そう言われればそのとおりである……。わたしは、この検診日朝食抜きがめちゃくちゃつらいので、先生をぜひぜひ信じたいのだが…。とりあえず更年期障害問題は、「お試しで1ヶ月くらい漢方使ってみる?」とのことで落ち着いた。経過報告いたします。しかしこれまでさんざん飲んできた漢方なので、そうそう劇的に効くことは期待していないけど。
で、どうやって探す?
あまりにも難しい「いい先生の探し方」、思いついた唯一の案は、信頼している歯科医Y先生に”誰かいい内科及び婦人科の先生いませんか?”って聞くことである。歯科医はまた違う業界らしいけど、でもいちおう同じ業界内だし、内側からの評判も聞こえてるんじゃないかと。が、それを夫に言ったら、「でもあそこの受付、すごく感じ悪いおばさんがいるだろう。あれ絶対先生の奥さんだと思うんだけど、もしそうなら、腕はよくても人を見る目はないんじゃないのか?」などと返された。えーっ、なにそれ、私、会ったことないけど。「たぶん午後の受付は他の人が担当してるんだろう。ほんと感じ悪いよ」
「うーん………」
しばらく悩んだ末、「でもほら、社会的に、職業的に立派な人がしっちゃかめっちゃかな伴侶を持ってる、ってことは古今東西よくあることだから。それはいい。そこはいいよ。勘定に入れないことにする」
ということで落着させる。次回、Y先生に聞いてみようと思う。
医者の悪口終わり。
新スパイス定番ショップ、アンビカ
スパイスはいつも新大久保あたりに買いに言っていたのだが、まるでインド? みたいなうすぐらーい店に行っていた。それはそれでオツだったのだけど、いつのまにか近くに「アンビカ」というピカピカのインド食材ショップができていた。広いしきれいだしなんでもあるし、で、かなりテンションの上がる店である。で、最近通販もやってると気づいて、利用してみた。
めっちゃかわいい箱で届いてうれしい。
いろいろピカピカだから多少は高いはずなのだが、それでもスーパーで買うスパイスの半値以下な気がする。やすい。
最近のダイソーヒット
上のアンビカ食材の、ムングダールの袋を閉じているのがこのクリップ。最近ダイソーで見つけた使いかけの食品袋を閉じるクリップ(というのか?)なのだが、これが使いやすくて感動している。文章で説明してもよくわからないと思うけど、白いカバーと黒い棒の間に隙間があって、そこに食品袋をはさむのである。全く期待せずに買って、説明書きを読んでもよくわからず、数週間放置していたのだけど、あるとき使ってみたら、あっさり、すっきり袋が閉じて感動した。そして「もうクリップはこれしか使いたくない」と思って、長短5袋買ってきた。1パック2本入り。夫は長いこと、「これは何に使うもの?」と考え続けて、そして結局わからなかった。
今日のロデヴ
これ以上は大きくならないわたしの気泡。でもこれ、今見ると悪くない。このあとどんどん密になっちゃうから。もう教科書通りのロデヴは諦めつつある。
海苔ピザトースト
海苔の佃煮を塗ってチーズトースト。スープは冷製かぼちゃポタージュ。トマト少なすぎて変…。
木を見て眠る
居候の姪っ子に寝室を明け渡してしまったので、居間に続く仕事部屋にベッドを持ってきて寝ている。で、更年期障害で眠れず、夜中に何度も起きて「…………」みたいな時間を過ごすのだが、そのときブラインドを閉めず、夜の闇のなか、真っ黒になった木々の眺めがめちゃくちゃいいことに気づいてしまった。木および草木がものすごく好きなのだが、さすがに夜に愛でる趣味はなかったので、最初はブラインドをかっちり閉めて寝ていた。とにかく真っ暗であればあるほどよく眠れる、と思っていたので。
で、あるときなぜか開けたまま寝たら、夜中に目覚めたときに黒い木々と空、そして遠くのマンションの灯りが見えて、「あれ…なんかすごくいい」と、以来開けたまま寝ている。で、目覚めるたびに窓の外を見上げて「うーん、すごいいい」と思っている。おかげでいつも不眠のときに目覚めて襲われる異様な不安感・恐怖感が全然ない。これはすごいことだ。
ホットフラッシュが起こるとかーっと熱くなって布団をはぐ、というのもよくやっていたけど、こっちだと窓が大きいので風がそよそよ入ってきて、なくならないまでも、かなり快適になる。うちの寝室はいわゆる典型的なマンションの寝室、北側・廊下側の暗く小さい部屋で、おこもり感があっていい、とか思ってたけど風通しは悪いので夏は本当いつらいのだ。これはもう、毎夏ベッドをこっちに持ってくる? とまで考えている。
が、この光景のキーである左側の大樹、これはもういつ切られてもおかしくない他人の家のものである。毎年「もうだめだろう」と覚悟を決めている。だからよけいありがたく、貴重だ。楽しめるだけ楽しもう。
青いチェアはニトリのもの。5千円くらいだったけど、折り畳めるし座り心地も悪くない。本当は「姪っ子が居間で一緒にくつろぐときい座る椅子がない」ということで選びに選んで買ったのだが、彼女は居間に来なかった…。夫はしょんぼりして倉庫にしまっていたので、出してきてベランダチェアにしてみた。よかったね。いやでも、このソファ選びは本当に難航して、あやうくイデーとかで10万位出してひとりがけソファを買うところであったのだ。ニトリでよかった。