独楽ログ〜こまログ〜

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カネロニ自由自在

茹でないパスタ、カネロニに挑戦

 過去のことばっかり書いているので、たまには現在進行系のお話。こないだ、家で発掘したカネロニ。結構前のものだけどなんともなさそうなので食べることにした…。

 そもそもはミートソースを作って、あまったのをどうしようかというところから。ラザニア? あ、でもたしかカネロニが残ってたな、と。

完成図。ここにいたるまでいろいろあった…

  前回なにをどう作ったのか全く覚えておらず、まるで初挑戦のよう。ぐぐってみると、「カネロニとは茹でないパスタです」と、衝撃的なことが書いてある。つまり、乾麺のまま、中に具を入れて、トマトソースをたっぷり敷いた耐熱皿に並べ、上からホワイトソースをかけてオーブンで焼く、どうやら具とソースの水分でカネロニをやわらかくする、という仕組みのようだ。

 

カネロニは「大きな葦」という意味らしい

 肝心のカネロニは茹でたほうれん草を細かく刻んでチーズを何種類かと卵をあえたクリーム的なものを作ってカネロニに詰めるのが本当。…が、ほうれん草は買ってきたのだけど、何種類ものチーズは家になく、そもそもこのほうれん草クリームにあまり惹かれなかったので徹底的にルールを無視することに……。

まず野菜をにんにくオイルでソテーする

 ほうれん草クリームはあまりそそられなかったのだが、ほうれん草は食べたいので、下に敷くのをトマトソースではなく野菜ソテーにしてみる。水分が必要だからトマトを多めに。

で、ミートソースをカネロニに詰めてみる

 ミートソースにもミニトマトがごろって入っている。クリーム絞り袋を使うとむちゃスムースにできる。

 

ホワイトソースを作る。ドリアやグラタンなどのホワイトソースって、いつも「これくらい?」と思う量だとぜんっぜん足りないので、多めに作る。

組み立ててみる

 野菜の上にミートソース入りのカネロニをのせ、この上にホワイトソースとチーズをかけて焼くのだけど、どう考えても水分が足りない感じなので、ミニトマトを周囲に載せてみる。

 ちなみに、右端のカネロニはミートソースが足りなかったのでホワイトソースを入れている。

 

いざ、焼成

 で、焼いてみた。200℃で30分。長い。まあ、乾麺だものね。レストランでカネロニをあまり見かけないのはこのせいか、と勝手に納得する。

25分頃。カネロニをつついてみると硬いので、
あるだけのミニトマトを追加してまた20分くらい焼く

 指定時間の直前で出してみてつつくと、コンコン音がする。もうどう考えてもカネロニを柔らかくするだけの水分がない。けっこう焦る。えー、これ失敗なの? しかし、真ん中のカネロニはやわらかくなっている。つまり、やり方は間違ってない、単に水分が足りないだけなのだ、たぶん。でもいまからトマトソース作る元気もないし下にも敷けないし、で、ミニトマトを追加することにした。安かったのでけっこうたくさん買ってたのだ……よかった。よく水気が出るよう、塩をちょっと振って。ホワイトソースもゆる〜いのがよかったのかなあ? あと、ほうれん草クリームなら、そこから水分が出たのかな? 料理って科学だなあとしみじみしつつ、試行錯誤。あとから、トマトピューレを流し込んでもよかったのかなとも思ったり…。

できあがり! もうコンコンいわない

 トマトのおかげでどうにかカネロニもやわらかくなって、完成。いやーよかった、一時はどうなることかと…。

 そして肝心の味だが、これがむちゃくちゃおいしかった。「なんなんこれ?」と言ってしまうほどおいしかった! 野菜や肉のうまみを吸ってるカネロニなのだから、そりゃおいしいよね、などといろいろ言い合いつつ、15分で完食。超亜流カネロニ、ありだわ…。とにかく麺をやわらかくする水分さえあれば、なにを敷いてもなにを詰めてもよいのだ! カネロニは自由だ!