独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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1月のこなログ 後編

1月14日(火)

のり佃煮トースト

いつも目分量で作るのり佃煮。今回はかなりおいしい

 のり佃煮はセロリを入れるのが大事です!

1月17日(金)

佃煮トマトチーズトースト

とくにいうことなし。トマトがとろけてソースになっておいしい

1月20日(月)

フォカッチャプレート

前日の昼ごはん野菜ソテーを添えている

 でもフォカッチャの完成写真がない……。気に入らなかったのだろうか。もう覚えてないのだが。

 

1月21日(火)

チーズフォカッチャプレート

ケーキのように切り分けたフォカッチャを半分にして開き、チーズを乗せて焼く

1月25日(土)

セーグルカンパーニュ

クープがいい感じに割れている!

 真冬は室温においておく時間を2時間以上とらないとだめなのだ。

うーん、わりとよい!

 で、焼きたてはそのままとチーズか、元気があるとたまごサンド。ゆで卵にピクルスとチーズを入れる。

たまごサラダをクイジナートにかけて細かくするとより丁寧なのだが

1月26日(日)


たまごサラダトースト

 

トーストに、前日の残りのたまごサラダをのせる。
意外とやったことなかった……おいしい

1月27日(月)

かぼちゃポタージュプレート

これも大好物の組み合わせ

チーズ、ポタージュ、パン、ピクルス、とぐるぐる回りながら食べる。最高。

 

焼色しっかりめの卵焼き

卵を揚げた風味ってなんか懐かしい味

 いつもスクランブルエッグ的に、優しく、とろっと、を意識してオムレツを作るけど、タイや中華で卵焼きを頼むと、こういう焼色がつくまで焼いてあって、それが独特の味がしておいしいんだよな…と思い出して、かぼちゃの卵焼きを作る。

 

1月28日(火)

セーグルカンパーニュ

 ワインセラーに入れる前の室温、7時間もとってる。この頃真剣に寒かったから、これくらいでよかった。朝起きたときに、しっかりボウルの800ml目安を超えてた。

いいっすねー

久々にコンビーフ&キャベツ

 味付けは醤油で。絶対。

 

1月31日(金)

ツナ野菜トースト

いつもの冷蔵庫あるもの野菜のせ

 ツナがあるからかなり豪華版。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(ネタばれあり)

 1月にしたことじゃないのだが、書いておく。

 ティモシー・シャラメがディランを演る! と聞いたときから興奮していたので、公開してすぐ、すっ飛んで観に行った。ドルビーの追加料金も払った。

 とはいえ、ボブ・ディランのコアファンではない。大学のとき「聴くべきアルバム」として、何枚か聴いて、「これはすごい」と思ったけど、そこで終わった。だが、とにかく、ティモシー・シャラメがディランになる! しかも歌う! 本人も褒めてるらしい!(彼が自分を演るなら褒めるか…)という前情報に圧倒されて、ハードルを上げてはいけないと自制しつつ、しかしすっ飛んで行ってしまったのである。 

 「ボブ・ディランにそこまで思い入れないんだよな…」と思いつつも、ピート・シーガーの家に来て弾き語る『北国の少女』を聴いて、そうだったこれ名曲だった! とレンガで殴られたような衝撃が来て、涙腺決壊。そんな暴力的ともいえる名曲が次々と畳み掛けてきて、改めてその才能の偉大さを実感する2時間であった…。一生のうちでこれら1曲でも作ったら、それだけでもすごいのにあれもこれもそれも!! 詩としても完璧に素晴らしいものが、その言葉を増幅するメロディでうたわれる。うーむ。凄まじい。これが才能なのだ。

 映画は彼の詞からとって「名もなき者」。なので普通の存在だった彼がだんだん偉大になっていく話…と思っていたけど違った。名もなき者だったときからすでにすごかった。「天才も最初は普通の人だった」話ではなく、「最初から天才だった」という感じで、それは凡人からするとそう面白い展開ではないのだが(”あ、最初はただの人だったのね…”と思いたいし、そこからいかに花開いていくかの変化を楽しみたい)、こんなすごい曲たちを次々と畳み掛けられると、「いや、最初から偉大な人ってのもいる」と素直に納得してしまった。あ、自伝とか読んだわけではないので、完全な妄想なのですが。

 で、それを演ってるティモシーがまた凄まじい。たたずまい、喋り方、歌声、そして情熱的な弾きっぷり。ティモシー、ほぼ本人なのだが、なんなのだろう。すごすぎる。加えて、あの目。何度もアップになるあの目が………。

 

「セリフの東ヨーロッパ訛をAIで処理したエイドリアン・ブロディ(『ブルータリスト』)がオスカーを取り、5年間かけて歌と演奏と演技を磨いてボブになりきったティモシーが落選」というツイッターを見かけた。

 こんな演技、簡単にはできないでしょ、と不思議でしょうがなかったのだが、なるほど5年間やってたんだね…。それなのに史上最年少を狙っていたオスカーは穫れず…。

 

 ただアップになるだけで2時間でも3時間でももたせる魔力があるというのに、こんな努力をして難役にチャレンジしたのか…偉すぎる、と変なところに感心してしまった。5年も特訓する必要のない、かつ良い役・良い脚本のオファーは死ぬほどあるだろうに…。彼はボブ・ディランのこと知らなかったと聞いて、さらに感心(驚いたけど。今の若者はディランを知らないのか!)。そしてガールフレンド役がエル・ファニングというのもよかった。相変わらずめちゃくちゃキュート。そしてうまい。恋敵のジョーン・バエズ役の女優さんは歌がうまくて驚く。さらに恩師・ピート・シーガーエドワード・ノートンがやってたのも高ポイント。善意の塊みたいなキャラクターだったので、いつもくせ者役が多い彼が演じるとなんとも味わい深い。そして相変わらずむちゃくちゃうまい。

ボブ・ディランってこういう人なんだ」という新発見はとくに得られず、映画そのものには少々不満が残ったのも事実なのだが、豪華俳優陣がそれらの不満を覆い隠してくれた。あー、映画館で観るのって最高。

 

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