サボテンが弱ってる…と思ったら
友人から譲られたサボテン。調べたら万緑(ばんりょく)という名前でした。名前もしらず数年育てていて、一時期は2,3年に一度きれいなピンクの花を咲かせていて、あまりのかわいさにブログのアイコンにまでしている(と、今思い出した)。
が、ここのところ全然咲かなくなり、なんだか下がどす黒い…。あー……と思いつつ、つらいので無視していたのだけど、ある時見たら、上部がピンクになっている。あれ、生き返ったのかも? と思い、調べてみたら、「胴切り」なることをして、悪くなったところを除去するとよいらしい。

…が、いつも素手や適当な軍手でサボテンを扱って、トゲが刺さって悲惨なことになるので、まずはサボテン用グローブを買うことから始める。すぐに見つかるかと思ったら、これが難航…。立派そうなものは数千円するし、なのにレビューに「トゲ、刺さるし」みたいな意見がちらほらある。「もしかして”絶対安全”なやつってないの?」と不安になり、そのまま数日放置する。検索って疲れるよね…。
が、やはりやらなければ、と気合を入れ直して、アマゾンでなくサボテン愛好家のブログを漁ると、このニトリル no.600がすごい、という記述を発見! これで掴むと、トゲのほうが曲がってくれる証拠写真までついていた。
↓ヨドバシ商品ページ
で、さっそく注文。すぐにはめて恐る恐るサボテンを掴んでみる。……刺さらない! これはすごい! なんで? 硬いわけでもないのにトゲのほうが曲がる。すごいすごい、と言いながらサボテンを切断。予想に反してあっさりさっくり切れた。
そして、現れたのはこんな中身だった。

下部は腐り、中部はがらんどうになり、そしてまだ生きている上部からどうにか根を出していたのである(だと思う)。いつも「死んじゃったのかな〜あああ」と思いながら水を上からかけていたのだけど、これがよかったのでは? 下から吸い上げられないけど、上から水がやってくるのでそれを吸って生きながらえ、そして発根したのでは? まあすべて憶測なのだが、ともかく根が生きてるらしいので、新しく用意した用土に植える。というか、ただ載せる。

サイズ的にぴったりの鉢を見つけたので、なんだかすごくかわいくなった。サボテンの用土っていうのが白くてなんだかおしゃれ。
…というか、これをしたのが実は3月なのだが(すいません)、その後たまーにグローブをしてつかんでひっくり返しているのだが、とくに根が伸びてることもなく……。でもちゃんと葉色はピンクである。なので、いつかまた花を咲かせてくれるはず。
この胴切りで勢いがついて、同じく放置気味のサボテン&多肉寄せ植えを植え替えることにした。

たぶん愛好家から見るとふざけた事象がいっぱい起きていると思う。植え方もなってないし、冬の寒さで赤くなっちゃってるし、ぎゅうぎゅうすぎて陽があたってない人もいるし、さっきの万緑もたぶん、生きているのは上だけで、下半分のトゲが黒くなってるところとか死んでるんだろうなとも思う…すみません。お許しください。最近、NHK「趣味の園芸」サイトの園芸お悩み相談をよく読んでいるのだが、ここで誰かが悩みを質問すると、すごく怖いお爺さんがいつも現れて、「日当たりなど栽培状況がなにも書いてないじゃないか。こんなんで答えられるわけないだろ」とか「いったいどういうつもりでこれを育ててるんだね?」などと怒られていて、「うわー、めっちゃ怖い」と怯えている。無知であることにすら無知な初心者は、愛好家から見たら腹立つのだろうなあ…それで植物が死んだり弱ったりしてしまうわけだし。
あの、少しずつ学んでいますので、どうかご容赦ください。
続けます。

まずはホームセンターへ行き、用土と新しく植えるサボテンも買ってきた。みんなかわいい。とくに一番上のハオルチアは、その透明で肉厚な葉がかわいくて大好きで、しかし過去二度、枯らしてしまった。寄せ植えには向かないのかなあ、なぜこのひとだけ…と悲しんでいたが、つい最近…実に今朝! 「ハオルチアは多肉なのに例外的に水を欲しがる」と知ってしまった。衝撃だ。逆だと思っていたのだ…水のやりすぎて枯らしたのだと。(なぜ調べない?)。これも例の怖いお爺さんから学んだ。ありがとうお爺さん。
脚立を椅子代わりにして腰掛け、トングなど道具も用意して、じっくり取り組む。まずは古い苗を取り出さなければ。放置していたのでガッチガチで、まったく動かない。「ごめんなさい!」と言いながらハサミで根を切断しつつ、無理やり取り出す。


そういう人は胴切りして、数日乾かしてから、植える。

しかし素敵に配置できない。日当たりなども考慮するとむちゃくちゃむずかしい。背の高い人は全然まっすぐに立ってくれないし。


おまけ。
数カ月後。つまり今、5月。
ロスラリアという人がすごくかわいい。


がんばれ〜。