つづき…3月のログの…
3月16日(日)
キタノカオリプルマン

ようやくまともに焼けた食パン。失敗したときは「きっと塩を入れ忘れたのだ」と思っていて(生地がどろどろになる)納得していたのだけど、この間は塩を入れたのにどろどろして参った。粉250gに水200gがいけないのかも。キタノカオリはすっごい吸水するので調子に乗って入れていた。ここまでいれると、もはや別のもの? というくらいやわらかいパンになるので…。でももうやめてみよう。190gにしよう。

たまごサラダを作るのが億劫でなければ……。チーズ、ピクルス入り。食パンも、焼き立ては皮がうまいので、あえて両サイドの皮を使ってサンドイッチに。
3月17日(月)
バタートースト

むちゃくちゃ食欲をそそらない写真だ。焼いて翌日なので通常トーストにするんだけど、あえて焼かずに、ただバターを載せてたべたんだろうか。そうなんだろうな。たぶん、うまく焼けたので翌日もふわっふわだったのだろう。
カラスが巣を作る

ふと気づくとカラスが針金ハンガーや小枝を加えてアグレッシブに飛び交っている。それは巣作りの合図…。もしや、と双眼鏡で探すと、やはり例年通り、作っていた。巣はどんどん大きくなり、両親が警戒して見守っていたり、巣に頭を突っ込んでなにかしてたり(でもまだ生まれていないもよう)…などと観察していたのだが、去年は突如役所の人が来て撤去してしまった。
うおおおおー! とうちで怒号が上がったのだが、まあでもあちらにも理由はある。数年前、巣ができるまま、雛が産まれるままにしていたら、親ガラスがそれはもう凶暴になって大変だったのだ。1日中低空飛行で警戒を繰り返して、あ、殺されるかも、というくらい恐ろしい瞬間が何回かあった。マンションにも「カラスに気をつけてください! 雛がいるので気が立っています!」とお触れが出たほど。「来るなよ来るなよ〜!コラ〜!」という威嚇の鳴き声もすごくて、なかなかワイルドだった。だからまあ、仕方ないといえば仕方ないのだが…あそこまで完成したあげく突如奪われるってのも、なかなかでは……。卵はどうしたのか……。でもこれは去年の話で、今年は数日旅行に行って帰ってきたら、ちょうど新緑がわさわさして見えなくなっていたのと重なり、行方知れずに。そう、消えてしまったのだ…。
3月18日(火)
あんバタートースト

3月20日(木)
にんじんチーズトースト

撮影会

オンラインショップ用の商品撮影。白金の雨晴でガラスの菓子鉢を買ってきた。予想してはいたが、うまいこと詰め合わせるの難しすぎる。そして、どこで撮るときれいなのか、狭い家を彷徨って午前中がすぎた。撮影は午前中が命。…というのは、ライター時代に学んだ。
3月21日(金)
ほうれん草のチーズトースト

とにかくこのとき使っていたシュレッドチーズが、異様に焼色がつく(油脂分の多いチーズをブレンドしていたもよう)ので、なんか大変な姿に。実際はそこまで焼けていないのだが。
3月22日(土)
しらすチーズトースト

ときどきオオゼキで「10年前の価格!」としらすが100g299円とかで売っていて、すごい! と思って買っていたのだが、どうもようするに、育ちすぎたしらすは安く売るらしい。安売りのときは、かならずすごく大きいから。私は大きいと存在感あって好きなのでありがたく、喜んで買っていたのだが、最近SNSで「日本の乱獲漁業」が問題になっていると知り、なるほど………と思案中。
調べ尽くしたわけではないので、なんの結論も出せていないけど、小魚を乱獲しすぎてきびなごがなくなっている、というのは数年前から聞いていた。なんというか…世界は問題だらけだ。新聞だけ読んでいたら知らなかったであろうことを、SNSで知ってしまう。そして一度知ってしまうともう無視はできない。というわけで、最近はしらすが安売りしても躊躇するようになった。大好物なんだけど…。あ、それでケチって少ししか載せてないのかな?
3月24日(月)
セーグルカンパーニュ

…のわりにはまともに焼けてて、すごいじゃないか自分。
3月26日(水)
ベーコンチーズトースト

いつも「野菜も載せないと」と野菜原理主義になってしまうのだが、あえてこの日はチーズとベーコンという不健康かつおいしい組み合わせで。
3月27日(木)
野菜ソテープレート

いつもシュレッドチーズ載せでつまらないので、たまにはトーストにスライスしたハードチーズを載せてみる。こうやってあれこれ「飽き」対策をしてるってことは、このときは結構元気だったんだな。花粉でもう大変な目に遭ってたはずだが。今年の花粉はしんどかった…。中高年になると免疫力が衰えて花粉症なくなるって、友人知人に聞いたけど、私はどうなってるわけ?
3月28日(金)
キャベツとソーセージのフライ・パン

3月30日(日)
セーグルカンパーニュ

3月じゃないけど最近読んだ本
『依存症と人類〜われわれはアルコール・薬物と共存できるのか』
カール・エリック・フィッシャー著 みすず書房

ほかに読まなければいけない本が山積みなのになぜこれを見つけてしまったのか…。見つけたら読まずにいられない。「なぜ人はこんなにもいろんなものに依存してしまうのか」というのは永遠のテーマといってもいいからだ。
この本のすごいところは、単に人がいかに、いろんなものに依存してきたか、という歴史を語ると同時に、自分がいかにしてアル中になり、そしてどうにか立ち直ったか、という生々しい記録も綴られているところ。著者はドクターなのだが、コロンビア大学の医学部にいたときにはすでにべろんべろんのアル中だったのである。両親も深刻なアル中だった。結局、依存症は遺伝なのか心の問題なのか単に脳科学の問題なのか、治すために一切の物質(アル中なら酒)を断つべきなのか、コカインは違法だけどソラナックス(精神安定剤)は合法で、でもどちらも依存しがちなのだが、違法と合法の境目は?、薬物依存症を別の薬物で治すのは間違っているのか、依存症になる人はならない人より弱い人間なのか…簡単には出せない問が並び、そして結局明快な答えは出ないのだが、読み終えて思ったのは、「つきあっていくしかない」。
どんなものにも依存しがちである、という人間の性質をふまえて、依存しないように、したら対処して深刻化しないように、どうにかこうにかやっていくしかないようだ。最も印象的だったのは、鬱気味のある女性が抗鬱役である程度よくなったときの話。「でも、まだすこし落ち込むんです。しんどいときも多い。薬を増量するか、別のものにしてくれませんか」と医者に頼むと、そのドクターは「それが人生です」と答えて断ったという。
ですよね。そうですとも。
「人生は、基本しんどいのだ」
とりわけ後半は。ビブラストーンいうところの「調子悪くて当たり前」であり、私がここ数年悟った真理(!)でもある。「やっぱりね!」と膝をたたきたい気分になったが、まあ、なにか新しい解決策は見つからなかったということでもある……。