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独楽ログ〜こまログ〜

45歳、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証。

スペイン旅行記 その14 〜バルセロナのBホテル

旅もしたい

バルセロナの夜

 

 バルセロナ・プラット空港に着いたのは夜の10時前。ぴかぴかで明るい空港内を抜けて、入国審査を受け、バス乗り場へ。市内へは10km程度でわりと近く、しかもバスは10分おきに出ている、値段は5ユーロ。バスの目の前の券売機で、クレジットカードで買う。バルセロナはタクシーもわりと安全でおすすめだけれど、空港からはバスでいいよ、という人が下調べ中に結構いたので、我々もバスにする。

 行きの成田へのバスほどあれこれ惑わず乗れたのは、なにしろ10km、20分程度と聞いていたし、夜も遅く道も車内も空いていそうだったから。しかしこんな時間に着くと、車窓からはほとんど何も見えず、「初めての国!」という感動もないものですね。

 

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 スペイン広場目の前のBホテルに到着。スペインはどこの街にも広場があるのだそうな。その中央にあるでっかいモニュメント(?)を見上げて、日本にはないヨーロッパのモノの巨大さを確認、ようやく外国に来たなあと思う。

 

ちなみに後ろにあるのは元闘牛場、現ショッピングモール。

 ホテルには、激しいスペイン語訛のおじさんが、フロントにいる。この半年、毎日1時間オンライン英会話で特訓を行ってきたので、スムースにチェックインが進むことにこっそり感動したのだが、最後のほう、おじさんが「アニタ・クレカ…アニタ・クレカ…云々」と言い出して、え? 女の名前? 誰? 何の話? と、上達が幻だったことにショックを受けながら、何度か聞き返す。すると彼は、「I need your credit card」と言っていたのだった。あまりにも激しいスペイン語訛のため、わからなかったのだ…。この聞き間違いに、夫婦揃って妙に感心しながら、部屋へ。

 

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 下調べ通り、快適そうな部屋だった。25㎡以上、バスタブつき、ティーポットつき。私に必要なものはすべて揃っていて、水やお湯の流れも悪くない。よしよし。でもバスタブには1本の髪の毛があったが…。昔だったらすぐ電話してきれいにしてもらってたなあ、と狭量だった過去の自分を思い出す。日本に住んでいると、「ちゃんとしてくれていない」というのが「すごい悪徳」のように思えるから…。そのぶん自分もちゃんとしないと罪悪感に襲われるし…。

 まあ確かに気持ちのいいものではないけれど、まあいいや、高級ホテルじゃないのだから、とバスタブをシャワーの水圧でぐいぐい洗って解決することにする。

 しかしこのお風呂、シャワーがハンドシャワーだった。感動。外国のホテルのシャワーって、ほぼ固定式で、これがけっこう使い勝手悪いのだ。だからこそ洗面器なぞ持ってきたわけだけど…。ハンドシャワーはありがたいのだが、形がモダンすぎて、短い試験管のようになってしまっている。つまり細い筒状で、そこに穴があいていてシャワーが出て来るのだが…。もちろん普通の円のものより出て来るお湯の量は少ない。浴びててもいまひとつ浴びてる気がしない。水圧はわりと強いので欲求不満というほどではないのだけれど。

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 さらに、モダンすぎてこのお風呂にはシャワーカーテンというものがない。ドアもない。たしかにシャワーカーテンって、おしゃれでもないし、むしろ「なんとなく不快なもの」だから、つけたくない気持ちはわかるのだが、バスタブと外の敷居は幅50cm程度のガラス壁がついたて風にあるきりで、普通にシャワーを浴びていると、洗面所を含む浴室全体がびっしゃびしゃになる。これはどのレビューでも言及されていなかった。あれこれ浴びる位置を工夫してみるが、どうしても床がびっしゃびしゃ。みんなどうしてるんだろうなあ?

 

 部屋は快適だったけれど、唯一、空調の調節ができなかったのがつらかった。けっこう暑かったのだ。多分、普通の人には快適なくらい。けれど日本でもわりと寒い部屋で、たくさん着込んでごまかし、暖房はぎりぎりまでつけないという生活をしている私には、若干つらかった。空調パネルはあるのだが、温度調節をしてもなにも変わらない。結局3日間、我慢した。フロントに言ってもよかったのだが、直る気がせず…。

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⇧奥の明るい場所がバスルーム。右上、シャンプー類の左横に筒状のシャワーヘッドが見えます。お風呂は透けるので、ブラインドを下ろして入りましょう。 下ろさないで入ると、バスルームがやたらと明るいせいもあって、むやみやたらとセクシュアルになって、はっきり言って気持ち悪いです。

 その夜はくたくただったが、マイスリーを飲んで寝た。やはりきっかり3時間でかーっと目が覚める。しかたない。ベッドのなかで読書して夜が明けるのを待つ。

 

ホテルの朝食なんて…と思っていたけれど

 

 1日めの朝食はホテルで。朝食こそ街でいろいろ食べたい、というのが基本姿勢なのだが、スペインの朝は遅く、そして朝食はチュロスとコーヒーなどのほんとに軽いものしか食べないらしい。いくらビュッフェとはいえ1泊60ユーロくらいのホテルで、朝食に15ユーロも払うのは嫌なのだが、ホテルのレビューを見てると、ほぼ全員が「朝食は種類も多く、おいしく、大満足」みたいなことを書いているので、1回行ってもいいか!ということになった。だいたいおなかすいたし。

 スペインのこの時期の夜明けはなんと8時15分。したがって、朝食の始まる7時でも、外はほぼ真っ暗。なんだか変な感じ…と思いつつ、バーのように薄暗くてよい雰囲気の朝食ルームへ。うーん。この薄暗さのなかの奥に浮かび上がる数々のハム、ソーセージ、卵、ジュース、ヨーグルト、パン、グラノーラ、フルーツ…なんか素晴らしい。サラダの葉っぱがひどいこと以外は(本当にひどかった。スペイン人はサラダに重きをおかない、とどこかで読んだが、本当だと思った。3日前にちぎったんだじゃないだろうか)、なにを食べてもかなりおいしい。種類も豊富で目移りする。ビュッフェの料理もふだんはあてにしないものだけど、この朝食は(葉っぱ以外は)とてもおいしかった。ハム・ソーセージサラミ類、そしてオリーブがたくさんあるのを見て、また「スペインに来たのだなあ」と実感する。

 

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ホテルのサイトより。だいぶ陽が昇ってから撮ってるから明るい。私たちが行ったときはほぼバーだった。そして写真の倍くらい食べ物があった。

 

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本当は3日間すべてここで朝ごはん食べたかった…。