独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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ツナとチーズのホットサンド、日本のドラマは大丈夫か

2月17日(土)

曇り

13℃

ツナとチーズのホットサンド

 洗い物が面倒であまり使わないホットサンドメーカー。この日は気合入れて出した。

ツナとチーズを乗せて、もう一枚パンをのせ、表も裏もバターを載せてハイカロリーに焼く。

 できた。バターのおかげで香ばしく焼ける。ほんとはもっといろいろ、めちゃくちゃに挟みまくらなければいけないのだが、挑戦できずにいる。

 

「ほぼ日」が主催する幡野広志さんの写真講座をオンライン受講。朝10時から午後4時くらいまで、(昼休憩は30分!)というスパルタな内容。1万円もしたけど、このボリューム、さらに事前・事後それぞれ、参加者からの質問にすべて答えた書類も届いて、すごい充実していた。持ってる一眼レフはEOS Kiss×3と20年くらい前のカメラで、しかもレンズは幡野さんが「絶対だめ」という望遠レンズ。別に本格的に写真を始める気もないのだが、いつもiPhoneで撮っていて疑問に思うことに答えてもらえそうだったから、思い切って参加してみた。物撮りの際の光の見方などすごく勉強になった。

 さて、問題はこの古いEOSで構わず撮るのか、売って新しいものを買うのか、iPhoneで撮るだけにするのか、を決めなければならない。これ以上やること増やしてどうする、とも思うのだが…。悩ましい…。

2月21日(水)

13℃

キタノカオリカンパーニュ

いつものカンパーニュは

グリストミル 50g

セーグルライ 35g

キタノカオリ 50g

ラ・トラディション・フランセーズ(か、スローブレッドクラシック) 125g

 という配合なのだけど、グリストミルを買い忘れたのでキタノカオリ100gにして焼く。

 そうすると、露骨に違うものができるんだなあ…。前も書いたけど。味が薄くなって、風船みたいに膨らんで、そのせいでクープも消えかかる。うーん。グリストミル…買わなければならないのか…。

 

ハムサンド

 そのいまいちなパンで、サンドイッチ。あえてバターを塊ではさむ。ハムとバター、そしてパンの組み合わせはなぜこんなに優しくておいしいのか。

 

2月23日(金)

4℃!

さむっ。

 

絹さやとベーコンのトースト

なんとベーコンと絹さやを小さく小さくカットすると、またなんか違うかんじのものができあがるのだ…と、軽く感動。

2月24日(土)

晴れ

9℃

チキンと野菜のタイ風トースト

 前日のおかずをチーズトーストのうえに載せた。だけ…。

ドラマ

THE LAST OF US』(2023)など(ネタバレあり)

 

「超話題」「大人気」というので観てみた

 我が家には晩のお楽しみとして、連続ドラマを1本観るという慣習があるのだけど、次はなに観る? となったとき、”ものすごい人気らしいから”という理由で日本の『VIVANT』とアメリカの『THE LAST OF US』があがった。どっちでもいいけどじゃあ『VIVANT』から、となったのが1月末くらい。最初の5分で「ん? 大丈夫かなこのドラマ…」と嫌な予感がしたのだが、その予感を抱えたまま全話見通した。「もしかしたら予想もつかない展開があるのかもしれない」と。しかしそれは訪れなかった…。予想もつかないほどひどい終わり方はやってきたが。いやもう、衝撃的なまでにひどい。役所広司が出ていてもひどかった。悲しい。あんまりネガティブな説明ははぶく。

 次に観た『THE LAST OF US』。もとはゲームで、世界の終わり系の話、という前知識だけで観た。そういうジャンルにほとんど興味がないので、前回の失敗もふまえ、ハードルをめちゃくちゃ下げてみた。だめならすぐやめよう、くらいの低〜いハードル。そしたら今度は予想外におもしろかった。おもしろいだけでなく、3話「長い間」は、観終わったあとちょっと呆然としてしまうほど感動的であった。

『VIVANT』は最後、「国を守るために自分は犠牲になる』であり、『ラスアス』は最後、「自分の愛する人を守るためなら誰でも殺す」であった。しかも激しく殺す。最近のアメリカドラマで多い、”これじゃどっちが悪人なんだか…”という展開だ。そしておもしろかったのは後者……。わたしの人間性にも問題があるのだろう、ということはおいといて、とにかく面白かったのは後者だ。

 もちろん、テーマ以外に撮影だの照明だのキャラ設定だの演技だのいろいろ他におもしろ様子はあるので一言では言えないけど、「善人・正義のはずが気がついたら誰よりも悪い」っていう、じわじわと人が変化していくのを見せていくっていうのがなあ…。観終わったあともいちいち思い出して考えてしまう。『ブレイキング・バッド』も同じだった。気がつくと単なる極悪人じゃん、というあの「気がついたら変わってた」というのが、まさに人間の業という感じでたまらない。

 

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もうアメリカでヒット&評価なんて目指さなくていいのでは? いやでも…ああ

 先日のオスカー授賞式での人種差別案件はなかなか不愉快だった。ごくナチュラルに透明人間扱いされた中国人俳優、キー・ホイ・クァンミシェル・ヨーが、昨年アジア人悲願のオスカー獲得ということで「ついにこの日が来ました。アジア人が、アジア映画が!」とスピーチしてたとき、「それにしてもありがたがりすぎでは?」などと思っていたので、今年のひどい応対などを見ると「もうそんな祭りに参加しなくていいよ」などとも思う。…なので、「アメリカのドラマ(映画)はさすがだ。日本はだめ」なんて書きたくないのだが…。だが…。この2本のドラマを比べると、明らかにハリウッド大作風を狙った『VIVANT』のていたらくがなんとも情けないのも事実である。

 そして、完全に欧米かぶれで育ってしまった自分が、「もうばかばかしいからあっちの映画は観ない」などとはとても言えない、という事情もある。自分の生活からアメリカ映画とドラマがなくなるのはちょっと耐え難い。

 そこらへんの問題は根が深すぎて解決法も思いつかないので話を戻す。

 まあとにかくハリウッドを目指しちゃだめなんだと思う。お金ないんだもん。『PERFECT DAYS』のスタッフの制作裏話で、「ルー・リードやアニマルズとか、名曲がばんばん使えるのも外国製作ならではですよね。うらやましい。日本映画じゃこんな贅沢できない」的なことを言っており、「あ、そうか、曲使うのもお金かかるんだ」と当たり前のことに今更気づいた。映画ってお金かかるんだよなあ…。『VIVANT』に最初からのめりこめなかったのも、照明がちゃちぃかららしい。誰かが言っていて気づいた。そうだよねえ、あの画面じゃあ現実逃避できない。

 今の日本映画はとにかく予算がない。低予算でアメリカや韓国の大作映画と張り合うには無理がある。このドラマの場合、予算のなさに加えて、人を小馬鹿にした適当な脚本とキャラ設定も問題だが、これも「こういうのがハリウッド及び世界ではうけるんだよね?」というところからスタートしてるからこんななっちゃうのだろう。なぜ張り合うのか? でも「いける、張り合える」と思ったらしいから、Netflixで配信したのだ、このドラマ。そして惨敗だったという。あれが世界中で大人気になるはず、と本気で信じていたとしたらかなり問題だと思う。なにを大事にしてドラマを作っているのだろうか。

それでも日本のドラマにはクドカンがいた

 しかしよく考えれば日本映画って、本当は素晴らしいのだ。黒澤や小津に溝口、今なら是枝裕和濱口竜介みたいに、自分だけのやり方でいい映画を撮る監督は今も昔もちゃんといる。ハリウッド大作を目指さなきゃいいのだ。

 で、そこで登場するのがクドカンである。

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 上記2本のドラマを観たあとに控えていたのが本ドラマだった。ポリコレものということでちょっと不安だったのだが、そして1話を観たとき「めっちゃおもしろい」と思ったけど、「でもこれ、もつのかな? 世代間ギャップで笑わせかつ、今のポリコレムードに一石投じて、でもそれだけで最後までいけるのかしら?」という不安もよぎった。……が、杞憂でした! 現在7話めでどうなるかわからないけど、「うおおおお…」とうなる展開に加え、線なんて回収しなくていいとか自分の終わりを知ってしまった人間はどうやって生きるべきなのか等、あとあとまで心に残る奥深いテーマ性もすごい。さすが、本当にさすがである。

 奥深いテーマ性ながらも、おそらく三原じゅん子キョンキョンもマッチも知らない外国の方には全然笑えないかもしれない。それでも、”内輪ウケ”だけでは片付けられない、なんかすごいものがここには詰まっている。相変わらず1本に普通のドラマの3本くらい実がつまってる。観たあとは軽く息があがってるほど体力使う。そしてあとでいろいろ思い出す。クドカンがいるかぎり日本のドラマ、まだいける。

おまけ:音楽も欧米離れが始まってるらしい

 ちなみに主題歌、Creepy Nutsの『二度寝』も、”常にソウルとファンクに憧れ続けてきた日本のラップ”をかなぐり捨てた名曲な気がする。この音の詰め込みかたYOASOBIなどのアニソン系J-POPから来てるのでは(違ったらすみません)? 「最近、日本人は洋楽を全然聴かない」とか「J-popが世界で聴かれ始めている」とかよく聞くのだけど、そういうことなのかな。音楽も、ついに大谷のいうとおり”アメリカに憧れる”をやめるのか。映画とドラマはとにかく、やめよう憧れるの。

カインズに目覚めて、そして結局買ったもの

いつのまにかすごい進化を遂げていたカインズ

正月に撮ったもので申し訳ない……

 十数年前に田舎に住んでいた頃、近くにカインズがあったのでたまに行っていた。ほかのホームセンターとどう違うのか、よくわからないなあという感じでゆるーくつきあっていたのだが、ここ数年、カインズの噂をときどき聞いてはいた。おもしろい商品があるらしいとか、リニューアルしたとか。しかし2024年まで全く近寄らなかったのだが、今年初めて売り場に行き、なるほど! おもしろいかも! と興奮。100均より高品質で値段もやや高く、しかしあくまでも高価ではなく、そして「なるほどね〜」という工夫のある品物が多い。これは見飽きない。

洋服がずり落ちないハンガーとか。なんかおしゃれだし

干すときにかがまなくていい、高さ調整ができる洗濯カゴとか。
これはおしゃれではないが…

むちゃ便利だった。首を曲げなくてよい

 買ったのはこれ。スマホや本を読むとき、首がつらかったんだよなあ。こんなものがあるのか、と軽い衝撃。しかも表と裏で角度が二段階ある。

これも買った。トングがすごい

なんとただ握るだけで開閉が操作できるのだ! 
通常品で必要な、開閉のたびにいちいちフックを押す動作が消滅。すごい

さらに私が衝撃を受けたのがこれ

 上までは正月に行って買ったもので、今回2月に出かけてみつけたのが、これ。背もたれ。がっちり固定されているから思い切りもたれられる背もたれクッション。リクライニングも何段階かにわけてできる。しかも¥5000弱。デザインも悪くない! とにかくうちのソファは背もたれがないも同然で、つらくてたまらなかったのである。

 ソファは絶対ハイバックのほうが身体にはいい。しかし、おしゃれなのはローバック。狭いリビングにはなおさら…というものすごいジレンマがある。そこでこれの登場だ。まあ、おしゃれなローバックソファにこれを置いたら、おしゃれは消滅してしまうのだけど、それはともかく今あるソファでどうにか快適に座りたいと思うと、背もたれは絶対必要なのだ。背もたれを必要としない正しい姿勢の座り方を接骨院で教えてもらったけど、続かない。できない。数年やって諦めた。なので背もたれがいるのだ。

バックはこんな構造。何段階かにわけてリクライニングできる

 値札に3480円とあるけど、それはワンサイズ小さいほうの価格。(上写真の後ろ、ブラウンのやつ)たしかこっちは4980円くらいだったような…。すごいこれは絶対買う、重たくて持って帰れないので通販で、と意気込んで帰宅。なにか家具系のものを買うときは必ず夫ともめる。「買うよ」「なんで? 本当にいるの?」的なやりとりをするのがしんどいのだが、ここはがんばらなければいけない。断固として買う、という姿勢を示す。予想通り「ええ〜?」という夫は、すぐ引き下がりつつもその後「背もたれ」を猛烈に検索したらしい。数々の代替品を提案してきた。

 週末中もめたすえ、

これになった…
mogu というブランドで、名前はボディジョイのビッグです

 普通にネット通販で買った。さんざんカインズをあげといてどういう結末? まあ事実として、こうなってしまったのである。まだあの背もたれに未練はあるし(幅が70cmあるぜ、と言われ断念。のちにデマだったことが判明…またもめた)、カインズが偉いのは変わらない。

 このクッションがいいのかは正直よくわからなかったのだが、夫が数日、狂気のような形相で「背もたれ」を検索しており、なんか根負けしたというか…。せっかく打ち出した「断固とした姿勢」はあっというまに瓦解。

 根負けしたものの、こちらのmogu、通販なのでもたれ心地も置いた感じもなにもわからず、かなり賭けだった。が、幸い当たりだった。がっちりホールドしてくれて、素晴らしく快適。色もさんざんもめたすえ、またも私が妥協して赤になったのだけど、なんか悪くない。この物体がおしゃれかどうかは意見が分かれるとは思うが……。

 

気に入りすぎてミニサイズまで買った…4400円

HPがうまく出てこないので、アドレス貼ってみます。

https://mogustore.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=002001JOY_bb&bid=main&cat=002

 それにしても、背もたれクッションってすごい一大産業なのね…全然知らなかった。いや、あまりに姿勢がつらくて探したことはあったのだが、わたしが見つけたのはどうにも実用一辺倒で、とても部屋に置く気になれなかったので諦めたのだ。もっともっと探せばあったのだろう。カインズしかり、背もたれしかり、「なに、世の中こんなことになってるわけ?」といちいち驚いた。

 これは島忠ホームセンターで3万円のソファベッドを見て思ったのだが、それは素晴らしく機能的で、そんなに見てくれも悪くなく、ベッドの脚がソファの手すりになるような構造なので、その脚が汚れないようにカバーまでついていて、それでいて3万円程度で、まったくもって驚いた。「もうデフレは終わり」「安くていいものなんて、存在しないんです、日本だけです、そんな寝言を言ってるのは。いいものは高いんです!」とある人が叫んでいて、「ほんとそうだわ。安さばかり追求するのは終わり」と基本は思っているのだが、それにしてもこんな「すごく安くていいもの(ベッドだから使わなきゃわからないけど)」を目の当たりにすると、「日本はデフレの30年、とにかく「どれだけ低い予算でいいものを作れるか、という技術をとことん磨いてきたんだなあ」と思わざるを得ない。100均に行くたびに「これを100円で作ってきたか…」と日々ため息をついてきたけど、ほんとやすかろう悪かろうではなく、安いけどいいもの、を作ろうとがむしゃらだった気がする。で、たぶんそれは日本人の気質に合ってたのだろうとも思う。 

 最近、雨後の筍のように林立する近所の新築アパートやマンションを見ると、「すごいテキトーじゃない……? 昔なら窓を作っただろう場所に窓ないし、ベランダないし、庇もないし、自転車置場なんてこれ、雨ざらしだし…」とか思うことが多い。棒ユニットバスメーカーの風呂やトイレを、格安ビジネスホテルで見ると「ぺなぺな! 安っぽすぎる!」と思ったり。でもこれらはほんとごく最近思うことで、10年くらい前までは「安い。なのに悪くない」と思うものが圧倒的に多かった。だからもう、制作費削減の限界を超えてしまったということなんだろうと思う。これからは値下げのことは考えず、普通にいいものを作ってほしいとも思う。が、「どれだけ安く、いいものが作れるか競争」に、日本人はとっても向いてたんだろうな、ともしみじみ思うのである。

おまけ:新宿タカシマヤにはハンズもある

洗面所のシンク掃除用。OXOを卒業したかった

 こういうなんでもない雑貨を「店頭で見て買う」というのが本当に稀になってしまった。だからたまにやると興奮する。このブラシはとくになにがすごいというものでもないのだけど、一緒に買ったので。なかなか美しい形だと思う。

 こちらはハンズで購入。そう、タカシマヤの2〜7階がハンズで、8階がカインズがあるのである。すごい並びだ。この2店舗を一気に見ると、無性にDIYやら片付け欲やらが湧いてきてたまらない。やる気ないときに出かけるといいかもしれない。まあ、あんまりやる気なさすぎるときに行くと、物量に圧倒されてますます堕ちる可能性もあるけど、そこまでひどかったらそもそも出かけないだろうし…。

 おわり。

突然、パン焼きが上達してる

こなログ

 十年以上、クープを反対に入れていたことにこないだ気づいたら、俄然クープが開くようになり、俄然パン全体の出来があがってしまった。あれだけ悩んでいたのはなんだったのか…。わたしのパン焼きのシンギュラリティが起きたのである(?)。

 クープを正しく持ち、正しく入れるだけでなく、今が冬で生地が安定しやすいこと、そして去年導入したワインセラーで17℃長時間発酵をしていることも影響していると思う。特にワインセラー。真夏でも生地がだれない。なぜもっと早く買わなかったのか…。なにか始めようと思ってからリサーチと逡巡にとんでもなく時間を費やしてからようやく腰をあげる、という性格が災いして、気がついたらもう残り時間が少ない!

「失敗してもいい」「やってみなきゃわからない」を、これからは毎朝30回唱えて生きよう、と思った。…というわけで、最近のパンの記録。

2月5日(月)

雨のち雪

大雪警報が出た!

 

セーグルカンパーニュ

うーむ。なかなかいいです

 …とはいえ、完璧なパンが焼けるようになりました、というわけではなく、めりめりクープが割れて、かつ膨らんでも、なかが詰まって食パンみたいになりがち、が今の課題。そんななか、↓はまあ、気泡が伸びた。あと一息。でもちゃんと下から縦に伸びてるからよしとする。

昔はよく、底だけが詰まってて悲しかった。
これは思い切り底から気泡が立ち上がってる

2月6日(火)

5℃! 昨日の雪が凍ってる。

昨日から大雪警報で、なんかみんな大騒ぎ。昨日外出の用事があって「なんてついてないんだ」と思ったけど、翌日のほうが大変だった。この日は家にいれてよかった。

海苔チーズトースト

なかにベーコンと海苔がひそんでいる。

 

2月12日(月)

晴れ

12℃

 

 で、最高の出来になった!

史上最高セーグルカンパーニュ

開きすぎ? のクープ

 いや、これって今まででいちばんいい出来なのでは? 外も中もなんだか素晴らしい。

なかも悪くない! いいぞいいぞ!

 なんでうまくいったんだっけ…。少し前のことなのでもう思い出せない。以前はパンノートつけてたんだけどな。たぶん、ほどよく膨らんだ時点で17℃セラーにいれ、そこでもしっかり10時間発酵させたからだろう。こねて、まず酵母を起こすために30℃保温をするのだけど、これをどれくらいやるかでだいぶ一次の出来が違う。ひとまわりくらい大きくなって、なんというか見るからに「呼吸してる」「膨らむ気満々」な生地になってからでないと、セラーに入れてはいけない。冬だと90〜2時間くらいかかる。しかしオーブンの30℃保温は、すぐに40℃くらいになってしまうので、スイッチを切ったり入れたり、の細かい調整が必要。40℃で1時間以上発酵させると、膨らみすぎになる。

ベーコン野菜トースト

パンが膨らみすぎて、リムにはみだす!

きれいじゃないベーコンエッグで申し訳ない。記録ということで…

 卵ではなく、パンを見てほしい! なんだか気泡が美しい!

 しかし、さんざん”気泡が”、とか書いているけど、そこに気泡が美しいとうまい、という体感的基準があるわけではない…。確かに詰まったパンとそうでないパンの味は違うけど、でも「気泡が美しいと本当に噛みごたえが…」などは思わない。わからない。

完全にビジュアルのお話です。

ギフトのお菓子は包装がつらい

新メニュー、大和橘とあずきのタルト

 前回はタルトの底にジャムをしき、その上に大和橘ピール入のあんこアーモンドクリームをつめ、焼いたのだが、見た目が地味で悩んでいた…。赤っぽいグレーになってしまう。それで、あ、ジャムを上に塗ればいいのだと気づく。…ていうかなぜ最初からそれを思いつかないのか?

 で、すごくおいしく出来た気がして、うれしいので大和橘の主の親戚に送ることにする。

黒厚紙でぴったりサイズ、かつ天井が汚れない高さの箱をつくる

 ジャムがかぴかぴにならないかと心配して、ペクチンが強すぎる自家製レモンジャムをごくうすく表面に塗る。ナパージュ・ヌートルがわり。うーん。ジャムの黄色が美しい。しかし自己満足にひたっている時間はない。これを送らなければならないのだ。

 美しく、かつ振動に耐えうる包装。菓子を作るより、そのあとの包装→段ボールづめが大変なのだ。なにせ不器用。美しく・ぴったりに包装して、さらにそれを動かないように段ボールに入れる。複数個ある場合は潰れない配置をして(送料節約のため)可能な限り最小サイズの段ボールに詰める。これがねえ…脳を激しく使うのである。「どうしてもうまく詰められない」と毎回悩みまくるのだ。配送で送るは言い訳もできないので「絶対」ルールを守らなければいけない。かなり揺られても崩れない梱包が必要だ。これら一連の作業がほんとにつらくてつらくて、毎回寿命が縮む。

 もちろん前準備はする。こんな大きさのお菓子をこれだけ作るから、最適なのはこんな箱で…とか。でもやっぱり現物がないとおおざっぱなリハしかできないのだ。私の空間把握能力が異常に低い、というのもあるけれど。どれだけ前準備したつもりでも、結局いざ詰めるとんると予想外のことがおきまくる。変なスペースができてしまった、箱が小さすぎる、なんかきれいじゃないetc....。包装だけではない。アレルギーの人もいるから原材料はしっかり、あ、賞味期限もいる。どういうお菓子なのか簡単な説明も。お菓子の名前をラベルに書いて貼ればなお親切…と、その他タスクも山盛り。

 というわけで、午前中にお菓子は焼けて、夕方のヤマトの締め切り時間6時まで余裕で包装できるね、と毎回思うけど、結局すったもんだして発送し終えたときには暗くなっている。なぜ? 

 

ロールケーキの個別包装で60分悩む

で、問題はこれなんだが……

 ロールケーキ2カットを、どうやって包装していいかわからず悩みに悩む。1本まるごとの包装方法は開発済みで、だから余裕だったのだろうか。「どうすればいいかまったくイメージわかないけど、でもまあ、なんとかなるでしょ」的に構えていたのだが、実際切ってみるともう完全に無策。包んでみたり、袋に入れたり等いろいろしたが、全然美しくないし、脆弱でこんなの輸送にのせられない。

 結局、クリーム部分に正方形にカットしたケーキフィルムを貼り(これで断面が汚れるのを防ぐ)、クッキー袋として使っているマチつき袋に1個ずつ淹れることで落ち着いた。しかしこれを思いつくまでは、本当に頭真っ白で、もう送れないかもと思ったほど。こういうときいつも「考えろ! 考えるんだ! なにかあるはず!」と頭のなかでムチが飛び交うのだが、今回はどれだけ脳を叩いてもなにも出てこなくて、己の限界を痛感。つらかった……。

どうにかおさまった…一時は絶望してたから奇跡のよう

 しかしロールケーキをおさめたあとは、セリアで買ったモリス柄の箱にぴったりはまった。おおおおお…むせび泣きそう。どんだけ無策でもどうにかして回答を出すんだなあ、人間は、なんて主語の大きなことを思ったりした。

映画

『哀れなるものたち』

 ヨルゴス・ランティモスの最新作、圧倒的な映像美で映画館に来たかいあった、な作品だった。この監督は大好きなのだが、エグいので決して観終わったあといい気分になならないことを覚悟して観たのだけど、思ったほど…というか、今までの作品と違ってなんだかピュアだった。おとぎ話的というか。あちこちにフェミニズムの匂いがふりまいてもあり、それが見えると一気に現実に引き戻されてしまうので、うーん? というところもあったが、もう近ごろのドラマは仕方がないのか…。とはいえ、そういうものを取っ払っても、うわあ、観たなあ! という充実感いっぱい。

 でもなんとなく、この監督がこういう方向に行ったのはちょっと不思議でもある。不道徳で残酷でしかし真理でもある、な世界を突き詰めると思い込んでいたので…。エマ・ストーンの、本人の人柄(しらんけど)が透けて見えるような思い切りのいい演技が、かわいい、かつたくましい。

 

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パジャマって、沼ですよね?

もう着古した服のおさがりで寝るのはやめだ

白だと安い。ベージュは素敵なのだが、柿渋染でだいぶ高くなる
二重重ね¥17.600円

吸水性・通気性が高い、というのが自分的ポイント

 なにかあるとすぐ眠れなくなり、そして翌日台無しになるので、「よく眠る」ためにいろんなことをしている(コーヒーは朝一杯だけ、運動する、変なこと考えないようにAudible聴きながら寝る、寝具を軽い羽毛に替える等)。最近は不眠の一番の原因だった更年期障害も収まりつつあり、あまり努力しなくなっていた。寝巻きも着なくなったジャージで代用していたら、どれも結構不快(重い・暑い等)で、「パジャマをちゃんとしないとだめなのでは?」とふと・いまさら・思った。むかーし買ったKID BLUEのパジャマや着古した普段着をおろしたもの等なのだけど、それらをとことん洗濯しまくりぼろぼろになっても着ていた。途中までは「ここまで着尽くしている自分」に満足しているようなとこすらあった。が、穴があき、あちこち破れ、着ることすら難しい段階になってくると、自分自身もぼろぼろになっている気がしてきた…。

 で、ちゃんとしたパジャマを買おう、と思った。寝汗とか湿度とか通気性とか、機能性がとことんちゃんと考えられている、眠りが深くなるようなパジャマ。

 数年前にガーゼパジャマを店頭で見て触って以来、すごく欲しい、しかし高い…(18000円くらい)と見送り続けていたが、もう値段はあとまわしだと決意。ネットで”こだわりのガーゼパジャマ”的なものをあれこれ探索した。レビューを読み込み、みんなが熱く書き込んでいるもの、デザイン的に襟元がちゃんとボタンで閉じ(首が寒い)、袖も裾もしっかり長いこと等々、条件をつめていった結果、大東寝具工業の京和晒綿紗(なんと読むのか?)のものに決めた。着心地は競合品もよいものが多かったのだけど、ガーゼは繊細らしく「何度か洗濯したら毛玉が」「破れてしまった」みたいな書き込みが目立ち、対してこちらは耐久性がありそうだったのが大きな理由。

www.daitoushingu.net

 

 良い寝具は高い、しかし返品もできないので買うときはかなり怖い。以前大枚はたいて羽毛ふとんを買ったときも、マットレスを買ったときも、去年「ほぼ日」で枕やタオルケットを買ったときも、「どうか失敗しませんように」と身体をがちがちにして初夜を迎えた。いまのところどれも成功して本当によかったのだが(いずれ羽毛ふとんについて書きたいと思い続けているほど)、このパジャマも期待以上だった。

 寝ているときに暑くなったりはしない。だけどあったかい、という絶妙の保温ぐあい。なにより横になっていると、首元など身体に直接生地があたっている感じが、じんわりと気持ちいいのだ。これは素晴らしいなあ。

 これ、実は上はロングバージョンもある。前回HPを見ていたとき「ガウン風のもの」と思いこんでいて、ズボンはないのねと無視していたのだが、今よく見たらロング丈でかつズボンがついているのね…。2千円しか違わない。こっちのほうがよかったか? まあ、替えを買うときはこっちにしよう。そう、替えだよ。替えがいる。あれ? あっそうか…。

 パジャマって、替えがいるのだ……。

 みんなはちゃんとパジャマ買うとき2セット3セット、と買うのだろうか。わたしは全然思い至らなかった。そして着た瞬間に至った。あれ、これ洗濯してるときはなに着るの? と……。そう、よいパジャマほど、これが問題になる。だってこんなに気持ちいいなら、これ以外着たくない。うまく乾かなったとき(乾燥機は生地痛めるのでNG)、しかたなく以前のぼろぼろの部屋着を着るなら、その夜はハズレの夜、ということになる。私は”人生で大事なのは元気であり、元気の源は良い睡眠”と信じているので、夜にハズれたら翌日はもうだめになる。もう人生の残りの日々も少ない。ハズレの夜は作りたくない。

 今は2日おきに洗っていて(本当は毎日洗いたいが、すごい勢いで生地が消耗しそうで…でも夏はそうはいかないが…)、なんとか毎回晴れて乾いて夜に間に合ってはいるが、そうはいかないって日がいずれ来る。雨が続いたらアウトだ。ていうか、梅雨はどうする。

 そうこうしているうちに春や夏が来ると季節的に毎日替えたいから2セットは絶対必要で、いやでも、雨で乾かない可能性も考えると、3セット必要では? ええ、いったいトータルいくらになるの? パジャマを買うと沼るのだ。知らなかった…………。

 

こなログ

1月27日(土)

晴れ

12℃

海苔ピザトースト

海苔の偉大さを痛感する組み合わせ

 定番メニュー。

なぜ突然クープがめりめりするようになったのか

こなログ

1月26日(金)

晴れ

11℃

 

数ヶ月ぶりのカンパーニュ

ボールのようにふくらみ、かつクープが割れまくっている…

 酵母をだめにしたのが真夏、8月。そこから起こしなおしては失敗し…を繰り返し、もう11月に旅行に行くから、と起こすのをやめ(4日に一度のリフレッシュができない)、とかやってるうちに年末になり、どうにかこうにか起こしたのだが、とにかくキタノカオリがあまっているのでプルマンばかり焼いていた。

 そういうわけでカンパーニュは数ヶ月焼いていなかった。年が明けて久々に焼いたら、ものすごいまんまるに膨らんで、かつクープが割れまくった。なぜ?

 まあ、膨らんだのは、二次発酵が都合で長くなってしまったからだと思う。内相も密で食パンみたいだったし。が、クープは? 過発酵気味だとクープは割れず、つるんとしてしまいがちなのだが…。

 もしかして、と思ったが、よくわからなかった。偶然かも。でもこのあと3回焼いたのだが、3回ともめりめり割れたので、「もしかして」が原因らしい。

 つまり、私はクープナイフを今までずっと逆に持っていたのであった。

 そうなのである。そうなのだ。逆だったのだ。逆に持っていたというか、手前から奥に向けて入れるべきところを、奥から手前に引いていた。夏から秋にかけて、酵母がないのでイーストでバゲット練習をしてて気づいた。クープが上手に入れられないなー、と改めて動画などをあさってじーっと見てたのだが……あれ? 変な風に持ってない? あ、いや、今まで見てきたみなさん、すべてこうやって持ってるよね? あれ? 間違ってるの自分だけ? あ、そうなんだ? 指を外に向けて入れるの? すっごくやりにくい。自然に反してる気がするけど、どの動画・本を見てもそうしている!!

 うわー………。ショック。そうなんだ、反対なんだ…と、バゲットを焼いていた。で、久々にカンパーニュを焼いたときも、この正しい持ち方にしたのである。そしたら、割れる、割れる。何回焼いても、正しく持って入れたクープはみんなすっごく割れている。なんということだ…。独学って怖い。

 

カレー&ベーコンエッグプレート

昼もかねた満腹プレート

 残っていたカレー、キャベツたっぷり蒸したベーコンエッグ(ていうのか?)と焼きたてカンパーニュを持って、夕方までおなかいっぱいメニュー。

タイ&マレーシア旅行2023③〜バンコクの小ネタあれこれ

気持ちよさ満点のルンピニ公園

大トカゲにも会える。NYのセントラルパークのリス的な

 さぞかし賑やかで忙しい街なのだろう、大丈夫なのかな…と心配していたバンコク。実際、渋滞だらけモールだらけ人だらけ、歩道はだいたい工事中が破壊され中でぼろぼろ、信号ほとんどないので決死で横断、など、概ね想像通りではあったが、ホテルも静かなところにあったし、ルンピニ公園の散歩などでゆるゆる過ごすことも可能だった。バンコクのオアシス・ルンピニ公園、倉庫街ギャラリーへ向かうために通過したのだけど、通り抜けるのに20分以上かかるほど大きな公園で、池と木々がただあるのみ。かなり気持ちよかった。時折現れるオオトカゲが、ああ、東南アジアに来たのだなあと実感させる。

 

大当たりのレストランはタムナンタイ

ここのためにもう一度バンコクへ行ってもいい

 たった数回しかない夕飯なのに、2回行ってしまったほどおいしかったのが、タムナンタイ(どこかで区切るのだろうか)。タイ料理って、だいたいおいしいのだが、ここはその上のレベルで、今まで食べていたタイ料理のひとつ上のおいしさだった。トム・ヤム・クンはココナッツ入りの濃厚なものと、そうでないさっぱりタイプがあるらしいけど、ここのは後者。スープに油分がほとんど浮いていない。なのにカーが効いた、ものすごく奥深いおいしさなのである。写真はないけど、2回めに食べたグリーンカレーもすごかった。それまで「ココナッツが苦手だからグリーンカレーはNo」だったわたしも、これなら毎回頼む、と思った。

油分のないトムヤムクン。奥はカピ

焼き茄子のサラダも辛くて酸っぱくて、その塩梅が絶妙

 しかしここにたどり着くのは簡単ではない。レビューのほとんどに「すっごくおいしいけど、すごい場所にある」とあるとおり、「世界有数の大人の遊び場」と自らうたうナナ地区にある。歩道沿いにオープンになったバー、そこになにをするでもないひとり者の中年男性が、グラス片手にずらりと並んで座っている…。多くは白人男性で、彼らはどういう状況でここに来てるのか、国はどこなのか、など想像が止まらない。バーのサービスをする女の子たちのメイクや服装も激しく、地元の日本人によると「まあ、だいたいもとは男の子なんだけど」とのことである。

大人の歓楽街、と堂々と看板を掲げているナナ

 そもそも東京でたまに夜出歩くだけで、「へー、私が寝ている間にみんなはこんなふうに過ごしてるのかー」などと思うくらいなので、外国の歓楽街なんて刺激強すぎ。めちゃ社会勉強をしてしまった。こういう通りをしばらく歩いてようやくその奥にあるレストランだったのである。

 

道端の大麻売り。大麻販売はこのあと禁止になった

 道端のフードベンダーもバンコク名物で見てるだけで楽しいけれど、最近合法になった大麻売りまでもいる。

道はつねに車でいっぱい

 

巨大寝そべりブッダが有名なワット・ポー散歩

 有名なお寺、ワット・ポーは繁華街からは離れた場所にある。ここもゆるゆる散歩が可能。

生で見るとすごい迫力

 黄金のブッダもすごかったけど、敷地内を練り歩くのが楽しい。

あちこちにヘブンリーなエリアがある

 で、その敷地内で子供たちが勉強したり踊ったりしている。

日曜に勉強するのはどういう理由なのだろう。偉い

たっぷり20分くらい見入ってしまった舞踊レッスン

 これはすごく見応えあった。演劇と舞踊のミックスみたいな感じで、たぶんストーリーがあるのだろう。子供たちが自分の出番を待ち、呼ばれると出て言って踊る。先生の言うことを素直にきき、真面目に踊ってる子がほとんどなのだが(なんか感心してしまった)、ひとり「てやんでぇ、たるいぜ」みたいな子もいて、だらだらと待機していたのだが、いざ自分の番になるとしっかり真面目に踊っている。

味わい深い小道具たち

 

ケンピンスキーの斬新なタルト

 本来はホテルのページに書くべきことなのだが忘れていた。宿泊したシンドーン・ケンピンスキーはロビーカフェがすごく素敵なので、お茶をすることにしたのだが、ここで食べたブルーベリーチーズケーキがなかなか新しかった。

ティールームでもあるエントランス。フロントは別にある

タルト台が大幅に増幅された斬新なスタイル

 タルトが”台”ではなく、”壁(?)”になっているのである! すごい。私はクリーミーなものよりクリスピーなものが好きなので、タルトの面積が増えるのは大歓迎。でも硬いのかなーと予想したが、かなりソフトだった。アーモンドの分量が多いレシピなのだろうか。小麦とバター、砂糖だけではこのやわらかさにはならないような…。見ためも麗しく、なかのチーズムースもよい味だった。

 

ネオ・カオマンガイ

 もうひとつ、おいしいもの。ホテルからたっぷり30分くらい歩いて行った、カオマンガイの最新系ともいうべき店。

 ゆで鶏と揚げ鶏のコンビをオーダー。できあがると、スープをかけてくれる。いかに鶏をジューシーに食べるか、こだわっているらしく、肉のしっとりぐあいが素晴らしい。低温調理とかなのかな。向こうのヤツは同じコンボで、ごはんをビリヤニにしたもの。

 極旨スープとたれが5種類ついてくる! キャベツ浅漬サラダは別オーダー。うちで作るのと同じ味がして驚いた…。

 プレゼンテーションの丁寧さとこだわり具合が、なんだか東京っぽい感じがした。

www.google.com

 

カペラバンコクでマッサージ

 バンコク一の高級ホテル、カペラバンコク。お泊りはできないが、スパでマッサージは受けることができた。

カペラバンコクのロビーで始まるまで15分くらい待つ。

時間が来たら、男性が現れてスパまで案内してくれた

 バンコクで美容サロンに行くなら、GoWabiというサイトを使うとよい、という情報を見つけ。要はHot pepperみたいなもので割引クーポンが手に入るサイトなのだけど、ここで偶然、カペラバンコクのスパの30%(だったっけ?)割引クーポンが購入できたのである。90分で13000円くらい(あやふやだが…午前10〜11時スタートという条件つき)。日本の感覚ではホテルスパがこの価格はありえないし、さらにタイのスパはマッサージの前後にバスやプールが使えることが多く、カペラバンコクはバイタリティエリア、とかいうプールだのスペシャルシャワーだのサウナだのが集合した超リラックス温浴エリアが使える、ということで、これは行くでしょう、とやる気だった。

 が、ここでは基本的に日時設定はあとでするバウチャーが買えるだけなので、予約は自分でしなければならない(直接このサイトから予約できるサロンもあり)。クーポン有効期限はたっぷり数ヶ月あるけど、私のような旅行者は受けれる日が限られる。…ということに、購入ボタンをクリックしてから気づく……。青くなってホテルにメールを書く。「クーポン買ったのだけど、この日の10時か11時しか行けない。空いてますか?」。祈りながら、ほとんど眠れず一夜を過ごす…。相変わらず愚かだ…。

 が、以外にも返事はその夜中中にさくっと届き、予約もとれた! 寝床で予約完了メールを読んで、はー、と安堵のため息→ようやく就寝。あせったよ……。

 

www.gowabi.com

 スパのエントランス・ロビーで受付をすませると、更衣室やバイタリティエリア、リラックスエリアを案内される。かなり広いので案内してもらなわいとわからないのだ。そのすべてがスーパーシックかつゴージャス。すごいすごい、ときょろきょろしてしまう。ここまでのリッチ体験はなかなかできないなあ、と感激しつつ、時間が来るまでプール(しかしプールではなかった…大きな浴槽であった…)やトロピカルシャワーなどを体験しつつ、個室へ案内され、マッサージ。いつも行っている接骨院のゴッドハンドを並ぶくらいの強力なマッサージをしてもらった。リスクを厭わないタフな指使いに驚く。その日は二の腕とか痛かったけど、翌日は嘘のようにどこも痛くなかった。

 

最後に出たお茶とフルーツ。
フルーツが、なぜ? と不思議になるほどおいしかった

 それであまりに優雅な時間を過ごして、すっかりリッチな勘違いに襲われたので、ロビーカフェでハンバーガーまで食べてしまう…。アフタヌーンティーが有名だけど、そんなにお菓子は食べたくない、ということで、これに。ペリエとバーガーで4千円以上して、ここで「リッチじゃないし、私」とようやく目が覚め、後悔…。いや、おいしかったですけど。

まったくタイらしからぬものをオーダー。プレゼンテーションはこれでいいのかな?

 窓の外を眺めながら、バンコクとは思えない静かな時間を過ごす。

ロビーからの眺め。贅沢

おまけ:オオトカゲの相撲

とんでもないものを見てしまった、と夫

小さくて申し訳ないのですが、これは二匹のオオトカゲが相撲をとっているところです。夫がひとりで散歩していたら出くわした。スポーツとしてではなく、おそらく争いだ、とのこと…。こんなものを生で、突然突きつけられたらさぞ驚くだろう…。