独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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突然、パン焼きが上達してる

こなログ

 十年以上、クープを反対に入れていたことにこないだ気づいたら、俄然クープが開くようになり、俄然パン全体の出来があがってしまった。あれだけ悩んでいたのはなんだったのか…。わたしのパン焼きのシンギュラリティが起きたのである(?)。

 クープを正しく持ち、正しく入れるだけでなく、今が冬で生地が安定しやすいこと、そして去年導入したワインセラーで17℃長時間発酵をしていることも影響していると思う。特にワインセラー。真夏でも生地がだれない。なぜもっと早く買わなかったのか…。なにか始めようと思ってからリサーチと逡巡にとんでもなく時間を費やしてからようやく腰をあげる、という性格が災いして、気がついたらもう残り時間が少ない!

「失敗してもいい」「やってみなきゃわからない」を、これからは毎朝30回唱えて生きよう、と思った。…というわけで、最近のパンの記録。

2月5日(月)

雨のち雪

大雪警報が出た!

 

セーグルカンパーニュ

うーむ。なかなかいいです

 …とはいえ、完璧なパンが焼けるようになりました、というわけではなく、めりめりクープが割れて、かつ膨らんでも、なかが詰まって食パンみたいになりがち、が今の課題。そんななか、↓はまあ、気泡が伸びた。あと一息。でもちゃんと下から縦に伸びてるからよしとする。

昔はよく、底だけが詰まってて悲しかった。
これは思い切り底から気泡が立ち上がってる

2月6日(火)

5℃! 昨日の雪が凍ってる。

昨日から大雪警報で、なんかみんな大騒ぎ。昨日外出の用事があって「なんてついてないんだ」と思ったけど、翌日のほうが大変だった。この日は家にいれてよかった。

海苔チーズトースト

なかにベーコンと海苔がひそんでいる。

 

2月12日(月)

晴れ

12℃

 

 で、最高の出来になった!

史上最高セーグルカンパーニュ

開きすぎ? のクープ

 いや、これって今まででいちばんいい出来なのでは? 外も中もなんだか素晴らしい。

なかも悪くない! いいぞいいぞ!

 なんでうまくいったんだっけ…。少し前のことなのでもう思い出せない。以前はパンノートつけてたんだけどな。たぶん、ほどよく膨らんだ時点で17℃セラーにいれ、そこでもしっかり10時間発酵させたからだろう。こねて、まず酵母を起こすために30℃保温をするのだけど、これをどれくらいやるかでだいぶ一次の出来が違う。ひとまわりくらい大きくなって、なんというか見るからに「呼吸してる」「膨らむ気満々」な生地になってからでないと、セラーに入れてはいけない。冬だと90〜2時間くらいかかる。しかしオーブンの30℃保温は、すぐに40℃くらいになってしまうので、スイッチを切ったり入れたり、の細かい調整が必要。40℃で1時間以上発酵させると、膨らみすぎになる。

ベーコン野菜トースト

パンが膨らみすぎて、リムにはみだす!

きれいじゃないベーコンエッグで申し訳ない。記録ということで…

 卵ではなく、パンを見てほしい! なんだか気泡が美しい!

 しかし、さんざん”気泡が”、とか書いているけど、そこに気泡が美しいとうまい、という体感的基準があるわけではない…。確かに詰まったパンとそうでないパンの味は違うけど、でも「気泡が美しいと本当に噛みごたえが…」などは思わない。わからない。

完全にビジュアルのお話です。

ギフトのお菓子は包装がつらい

新メニュー、大和橘とあずきのタルト

 前回はタルトの底にジャムをしき、その上に大和橘ピール入のあんこアーモンドクリームをつめ、焼いたのだが、見た目が地味で悩んでいた…。赤っぽいグレーになってしまう。それで、あ、ジャムを上に塗ればいいのだと気づく。…ていうかなぜ最初からそれを思いつかないのか?

 で、すごくおいしく出来た気がして、うれしいので大和橘の主の親戚に送ることにする。

黒厚紙でぴったりサイズ、かつ天井が汚れない高さの箱をつくる

 ジャムがかぴかぴにならないかと心配して、ペクチンが強すぎる自家製レモンジャムをごくうすく表面に塗る。ナパージュ・ヌートルがわり。うーん。ジャムの黄色が美しい。しかし自己満足にひたっている時間はない。これを送らなければならないのだ。

 美しく、かつ振動に耐えうる包装。菓子を作るより、そのあとの包装→段ボールづめが大変なのだ。なにせ不器用。美しく・ぴったりに包装して、さらにそれを動かないように段ボールに入れる。複数個ある場合は潰れない配置をして(送料節約のため)可能な限り最小サイズの段ボールに詰める。これがねえ…脳を激しく使うのである。「どうしてもうまく詰められない」と毎回悩みまくるのだ。配送で送るは言い訳もできないので「絶対」ルールを守らなければいけない。かなり揺られても崩れない梱包が必要だ。これら一連の作業がほんとにつらくてつらくて、毎回寿命が縮む。

 もちろん前準備はする。こんな大きさのお菓子をこれだけ作るから、最適なのはこんな箱で…とか。でもやっぱり現物がないとおおざっぱなリハしかできないのだ。私の空間把握能力が異常に低い、というのもあるけれど。どれだけ前準備したつもりでも、結局いざ詰めるとんると予想外のことがおきまくる。変なスペースができてしまった、箱が小さすぎる、なんかきれいじゃないetc....。包装だけではない。アレルギーの人もいるから原材料はしっかり、あ、賞味期限もいる。どういうお菓子なのか簡単な説明も。お菓子の名前をラベルに書いて貼ればなお親切…と、その他タスクも山盛り。

 というわけで、午前中にお菓子は焼けて、夕方のヤマトの締め切り時間6時まで余裕で包装できるね、と毎回思うけど、結局すったもんだして発送し終えたときには暗くなっている。なぜ? 

 

ロールケーキの個別包装で60分悩む

で、問題はこれなんだが……

 ロールケーキ2カットを、どうやって包装していいかわからず悩みに悩む。1本まるごとの包装方法は開発済みで、だから余裕だったのだろうか。「どうすればいいかまったくイメージわかないけど、でもまあ、なんとかなるでしょ」的に構えていたのだが、実際切ってみるともう完全に無策。包んでみたり、袋に入れたり等いろいろしたが、全然美しくないし、脆弱でこんなの輸送にのせられない。

 結局、クリーム部分に正方形にカットしたケーキフィルムを貼り(これで断面が汚れるのを防ぐ)、クッキー袋として使っているマチつき袋に1個ずつ淹れることで落ち着いた。しかしこれを思いつくまでは、本当に頭真っ白で、もう送れないかもと思ったほど。こういうときいつも「考えろ! 考えるんだ! なにかあるはず!」と頭のなかでムチが飛び交うのだが、今回はどれだけ脳を叩いてもなにも出てこなくて、己の限界を痛感。つらかった……。

どうにかおさまった…一時は絶望してたから奇跡のよう

 しかしロールケーキをおさめたあとは、セリアで買ったモリス柄の箱にぴったりはまった。おおおおお…むせび泣きそう。どんだけ無策でもどうにかして回答を出すんだなあ、人間は、なんて主語の大きなことを思ったりした。

映画

『哀れなるものたち』

 ヨルゴス・ランティモスの最新作、圧倒的な映像美で映画館に来たかいあった、な作品だった。この監督は大好きなのだが、エグいので決して観終わったあといい気分になならないことを覚悟して観たのだけど、思ったほど…というか、今までの作品と違ってなんだかピュアだった。おとぎ話的というか。あちこちにフェミニズムの匂いがふりまいてもあり、それが見えると一気に現実に引き戻されてしまうので、うーん? というところもあったが、もう近ごろのドラマは仕方がないのか…。とはいえ、そういうものを取っ払っても、うわあ、観たなあ! という充実感いっぱい。

 でもなんとなく、この監督がこういう方向に行ったのはちょっと不思議でもある。不道徳で残酷でしかし真理でもある、な世界を突き詰めると思い込んでいたので…。エマ・ストーンの、本人の人柄(しらんけど)が透けて見えるような思い切りのいい演技が、かわいい、かつたくましい。

 

www.youtube.com

パジャマって、沼ですよね?

もう着古した服のおさがりで寝るのはやめだ

白だと安い。ベージュは素敵なのだが、柿渋染でだいぶ高くなる
二重重ね¥17.600円

吸水性・通気性が高い、というのが自分的ポイント

 なにかあるとすぐ眠れなくなり、そして翌日台無しになるので、「よく眠る」ためにいろんなことをしている(コーヒーは朝一杯だけ、運動する、変なこと考えないようにAudible聴きながら寝る、寝具を軽い羽毛に替える等)。最近は不眠の一番の原因だった更年期障害も収まりつつあり、あまり努力しなくなっていた。寝巻きも着なくなったジャージで代用していたら、どれも結構不快(重い・暑い等)で、「パジャマをちゃんとしないとだめなのでは?」とふと・いまさら・思った。むかーし買ったKID BLUEのパジャマや着古した普段着をおろしたもの等なのだけど、それらをとことん洗濯しまくりぼろぼろになっても着ていた。途中までは「ここまで着尽くしている自分」に満足しているようなとこすらあった。が、穴があき、あちこち破れ、着ることすら難しい段階になってくると、自分自身もぼろぼろになっている気がしてきた…。

 で、ちゃんとしたパジャマを買おう、と思った。寝汗とか湿度とか通気性とか、機能性がとことんちゃんと考えられている、眠りが深くなるようなパジャマ。

 数年前にガーゼパジャマを店頭で見て触って以来、すごく欲しい、しかし高い…(18000円くらい)と見送り続けていたが、もう値段はあとまわしだと決意。ネットで”こだわりのガーゼパジャマ”的なものをあれこれ探索した。レビューを読み込み、みんなが熱く書き込んでいるもの、デザイン的に襟元がちゃんとボタンで閉じ(首が寒い)、袖も裾もしっかり長いこと等々、条件をつめていった結果、大東寝具工業の京和晒綿紗(なんと読むのか?)のものに決めた。着心地は競合品もよいものが多かったのだけど、ガーゼは繊細らしく「何度か洗濯したら毛玉が」「破れてしまった」みたいな書き込みが目立ち、対してこちらは耐久性がありそうだったのが大きな理由。

www.daitoushingu.net

 

 良い寝具は高い、しかし返品もできないので買うときはかなり怖い。以前大枚はたいて羽毛ふとんを買ったときも、マットレスを買ったときも、去年「ほぼ日」で枕やタオルケットを買ったときも、「どうか失敗しませんように」と身体をがちがちにして初夜を迎えた。いまのところどれも成功して本当によかったのだが(いずれ羽毛ふとんについて書きたいと思い続けているほど)、このパジャマも期待以上だった。

 寝ているときに暑くなったりはしない。だけどあったかい、という絶妙の保温ぐあい。なにより横になっていると、首元など身体に直接生地があたっている感じが、じんわりと気持ちいいのだ。これは素晴らしいなあ。

 これ、実は上はロングバージョンもある。前回HPを見ていたとき「ガウン風のもの」と思いこんでいて、ズボンはないのねと無視していたのだが、今よく見たらロング丈でかつズボンがついているのね…。2千円しか違わない。こっちのほうがよかったか? まあ、替えを買うときはこっちにしよう。そう、替えだよ。替えがいる。あれ? あっそうか…。

 パジャマって、替えがいるのだ……。

 みんなはちゃんとパジャマ買うとき2セット3セット、と買うのだろうか。わたしは全然思い至らなかった。そして着た瞬間に至った。あれ、これ洗濯してるときはなに着るの? と……。そう、よいパジャマほど、これが問題になる。だってこんなに気持ちいいなら、これ以外着たくない。うまく乾かなったとき(乾燥機は生地痛めるのでNG)、しかたなく以前のぼろぼろの部屋着を着るなら、その夜はハズレの夜、ということになる。私は”人生で大事なのは元気であり、元気の源は良い睡眠”と信じているので、夜にハズれたら翌日はもうだめになる。もう人生の残りの日々も少ない。ハズレの夜は作りたくない。

 今は2日おきに洗っていて(本当は毎日洗いたいが、すごい勢いで生地が消耗しそうで…でも夏はそうはいかないが…)、なんとか毎回晴れて乾いて夜に間に合ってはいるが、そうはいかないって日がいずれ来る。雨が続いたらアウトだ。ていうか、梅雨はどうする。

 そうこうしているうちに春や夏が来ると季節的に毎日替えたいから2セットは絶対必要で、いやでも、雨で乾かない可能性も考えると、3セット必要では? ええ、いったいトータルいくらになるの? パジャマを買うと沼るのだ。知らなかった…………。

 

こなログ

1月27日(土)

晴れ

12℃

海苔ピザトースト

海苔の偉大さを痛感する組み合わせ

 定番メニュー。

なぜ突然クープがめりめりするようになったのか

こなログ

1月26日(金)

晴れ

11℃

 

数ヶ月ぶりのカンパーニュ

ボールのようにふくらみ、かつクープが割れまくっている…

 酵母をだめにしたのが真夏、8月。そこから起こしなおしては失敗し…を繰り返し、もう11月に旅行に行くから、と起こすのをやめ(4日に一度のリフレッシュができない)、とかやってるうちに年末になり、どうにかこうにか起こしたのだが、とにかくキタノカオリがあまっているのでプルマンばかり焼いていた。

 そういうわけでカンパーニュは数ヶ月焼いていなかった。年が明けて久々に焼いたら、ものすごいまんまるに膨らんで、かつクープが割れまくった。なぜ?

 まあ、膨らんだのは、二次発酵が都合で長くなってしまったからだと思う。内相も密で食パンみたいだったし。が、クープは? 過発酵気味だとクープは割れず、つるんとしてしまいがちなのだが…。

 もしかして、と思ったが、よくわからなかった。偶然かも。でもこのあと3回焼いたのだが、3回ともめりめり割れたので、「もしかして」が原因らしい。

 つまり、私はクープナイフを今までずっと逆に持っていたのであった。

 そうなのである。そうなのだ。逆だったのだ。逆に持っていたというか、手前から奥に向けて入れるべきところを、奥から手前に引いていた。夏から秋にかけて、酵母がないのでイーストでバゲット練習をしてて気づいた。クープが上手に入れられないなー、と改めて動画などをあさってじーっと見てたのだが……あれ? 変な風に持ってない? あ、いや、今まで見てきたみなさん、すべてこうやって持ってるよね? あれ? 間違ってるの自分だけ? あ、そうなんだ? 指を外に向けて入れるの? すっごくやりにくい。自然に反してる気がするけど、どの動画・本を見てもそうしている!!

 うわー………。ショック。そうなんだ、反対なんだ…と、バゲットを焼いていた。で、久々にカンパーニュを焼いたときも、この正しい持ち方にしたのである。そしたら、割れる、割れる。何回焼いても、正しく持って入れたクープはみんなすっごく割れている。なんということだ…。独学って怖い。

 

カレー&ベーコンエッグプレート

昼もかねた満腹プレート

 残っていたカレー、キャベツたっぷり蒸したベーコンエッグ(ていうのか?)と焼きたてカンパーニュを持って、夕方までおなかいっぱいメニュー。

タイ&マレーシア旅行2023③〜バンコクの小ネタあれこれ

気持ちよさ満点のルンピニ公園

大トカゲにも会える。NYのセントラルパークのリス的な

 さぞかし賑やかで忙しい街なのだろう、大丈夫なのかな…と心配していたバンコク。実際、渋滞だらけモールだらけ人だらけ、歩道はだいたい工事中が破壊され中でぼろぼろ、信号ほとんどないので決死で横断、など、概ね想像通りではあったが、ホテルも静かなところにあったし、ルンピニ公園の散歩などでゆるゆる過ごすことも可能だった。バンコクのオアシス・ルンピニ公園、倉庫街ギャラリーへ向かうために通過したのだけど、通り抜けるのに20分以上かかるほど大きな公園で、池と木々がただあるのみ。かなり気持ちよかった。時折現れるオオトカゲが、ああ、東南アジアに来たのだなあと実感させる。

 

大当たりのレストランはタムナンタイ

ここのためにもう一度バンコクへ行ってもいい

 たった数回しかない夕飯なのに、2回行ってしまったほどおいしかったのが、タムナンタイ(どこかで区切るのだろうか)。タイ料理って、だいたいおいしいのだが、ここはその上のレベルで、今まで食べていたタイ料理のひとつ上のおいしさだった。トム・ヤム・クンはココナッツ入りの濃厚なものと、そうでないさっぱりタイプがあるらしいけど、ここのは後者。スープに油分がほとんど浮いていない。なのにカーが効いた、ものすごく奥深いおいしさなのである。写真はないけど、2回めに食べたグリーンカレーもすごかった。それまで「ココナッツが苦手だからグリーンカレーはNo」だったわたしも、これなら毎回頼む、と思った。

油分のないトムヤムクン。奥はカピ

焼き茄子のサラダも辛くて酸っぱくて、その塩梅が絶妙

 しかしここにたどり着くのは簡単ではない。レビューのほとんどに「すっごくおいしいけど、すごい場所にある」とあるとおり、「世界有数の大人の遊び場」と自らうたうナナ地区にある。歩道沿いにオープンになったバー、そこになにをするでもないひとり者の中年男性が、グラス片手にずらりと並んで座っている…。多くは白人男性で、彼らはどういう状況でここに来てるのか、国はどこなのか、など想像が止まらない。バーのサービスをする女の子たちのメイクや服装も激しく、地元の日本人によると「まあ、だいたいもとは男の子なんだけど」とのことである。

大人の歓楽街、と堂々と看板を掲げているナナ

 そもそも東京でたまに夜出歩くだけで、「へー、私が寝ている間にみんなはこんなふうに過ごしてるのかー」などと思うくらいなので、外国の歓楽街なんて刺激強すぎ。めちゃ社会勉強をしてしまった。こういう通りをしばらく歩いてようやくその奥にあるレストランだったのである。

 

道端の大麻売り。大麻販売はこのあと禁止になった

 道端のフードベンダーもバンコク名物で見てるだけで楽しいけれど、最近合法になった大麻売りまでもいる。

道はつねに車でいっぱい

 

巨大寝そべりブッダが有名なワット・ポー散歩

 有名なお寺、ワット・ポーは繁華街からは離れた場所にある。ここもゆるゆる散歩が可能。

生で見るとすごい迫力

 黄金のブッダもすごかったけど、敷地内を練り歩くのが楽しい。

あちこちにヘブンリーなエリアがある

 で、その敷地内で子供たちが勉強したり踊ったりしている。

日曜に勉強するのはどういう理由なのだろう。偉い

たっぷり20分くらい見入ってしまった舞踊レッスン

 これはすごく見応えあった。演劇と舞踊のミックスみたいな感じで、たぶんストーリーがあるのだろう。子供たちが自分の出番を待ち、呼ばれると出て言って踊る。先生の言うことを素直にきき、真面目に踊ってる子がほとんどなのだが(なんか感心してしまった)、ひとり「てやんでぇ、たるいぜ」みたいな子もいて、だらだらと待機していたのだが、いざ自分の番になるとしっかり真面目に踊っている。

味わい深い小道具たち

 

ケンピンスキーの斬新なタルト

 本来はホテルのページに書くべきことなのだが忘れていた。宿泊したシンドーン・ケンピンスキーはロビーカフェがすごく素敵なので、お茶をすることにしたのだが、ここで食べたブルーベリーチーズケーキがなかなか新しかった。

ティールームでもあるエントランス。フロントは別にある

タルト台が大幅に増幅された斬新なスタイル

 タルトが”台”ではなく、”壁(?)”になっているのである! すごい。私はクリーミーなものよりクリスピーなものが好きなので、タルトの面積が増えるのは大歓迎。でも硬いのかなーと予想したが、かなりソフトだった。アーモンドの分量が多いレシピなのだろうか。小麦とバター、砂糖だけではこのやわらかさにはならないような…。見ためも麗しく、なかのチーズムースもよい味だった。

 

ネオ・カオマンガイ

 もうひとつ、おいしいもの。ホテルからたっぷり30分くらい歩いて行った、カオマンガイの最新系ともいうべき店。

 ゆで鶏と揚げ鶏のコンビをオーダー。できあがると、スープをかけてくれる。いかに鶏をジューシーに食べるか、こだわっているらしく、肉のしっとりぐあいが素晴らしい。低温調理とかなのかな。向こうのヤツは同じコンボで、ごはんをビリヤニにしたもの。

 極旨スープとたれが5種類ついてくる! キャベツ浅漬サラダは別オーダー。うちで作るのと同じ味がして驚いた…。

 プレゼンテーションの丁寧さとこだわり具合が、なんだか東京っぽい感じがした。

www.google.com

 

カペラバンコクでマッサージ

 バンコク一の高級ホテル、カペラバンコク。お泊りはできないが、スパでマッサージは受けることができた。

カペラバンコクのロビーで始まるまで15分くらい待つ。

時間が来たら、男性が現れてスパまで案内してくれた

 バンコクで美容サロンに行くなら、GoWabiというサイトを使うとよい、という情報を見つけ。要はHot pepperみたいなもので割引クーポンが手に入るサイトなのだけど、ここで偶然、カペラバンコクのスパの30%(だったっけ?)割引クーポンが購入できたのである。90分で13000円くらい(あやふやだが…午前10〜11時スタートという条件つき)。日本の感覚ではホテルスパがこの価格はありえないし、さらにタイのスパはマッサージの前後にバスやプールが使えることが多く、カペラバンコクはバイタリティエリア、とかいうプールだのスペシャルシャワーだのサウナだのが集合した超リラックス温浴エリアが使える、ということで、これは行くでしょう、とやる気だった。

 が、ここでは基本的に日時設定はあとでするバウチャーが買えるだけなので、予約は自分でしなければならない(直接このサイトから予約できるサロンもあり)。クーポン有効期限はたっぷり数ヶ月あるけど、私のような旅行者は受けれる日が限られる。…ということに、購入ボタンをクリックしてから気づく……。青くなってホテルにメールを書く。「クーポン買ったのだけど、この日の10時か11時しか行けない。空いてますか?」。祈りながら、ほとんど眠れず一夜を過ごす…。相変わらず愚かだ…。

 が、以外にも返事はその夜中中にさくっと届き、予約もとれた! 寝床で予約完了メールを読んで、はー、と安堵のため息→ようやく就寝。あせったよ……。

 

www.gowabi.com

 スパのエントランス・ロビーで受付をすませると、更衣室やバイタリティエリア、リラックスエリアを案内される。かなり広いので案内してもらなわいとわからないのだ。そのすべてがスーパーシックかつゴージャス。すごいすごい、ときょろきょろしてしまう。ここまでのリッチ体験はなかなかできないなあ、と感激しつつ、時間が来るまでプール(しかしプールではなかった…大きな浴槽であった…)やトロピカルシャワーなどを体験しつつ、個室へ案内され、マッサージ。いつも行っている接骨院のゴッドハンドを並ぶくらいの強力なマッサージをしてもらった。リスクを厭わないタフな指使いに驚く。その日は二の腕とか痛かったけど、翌日は嘘のようにどこも痛くなかった。

 

最後に出たお茶とフルーツ。
フルーツが、なぜ? と不思議になるほどおいしかった

 それであまりに優雅な時間を過ごして、すっかりリッチな勘違いに襲われたので、ロビーカフェでハンバーガーまで食べてしまう…。アフタヌーンティーが有名だけど、そんなにお菓子は食べたくない、ということで、これに。ペリエとバーガーで4千円以上して、ここで「リッチじゃないし、私」とようやく目が覚め、後悔…。いや、おいしかったですけど。

まったくタイらしからぬものをオーダー。プレゼンテーションはこれでいいのかな?

 窓の外を眺めながら、バンコクとは思えない静かな時間を過ごす。

ロビーからの眺め。贅沢

おまけ:オオトカゲの相撲

とんでもないものを見てしまった、と夫

小さくて申し訳ないのですが、これは二匹のオオトカゲが相撲をとっているところです。夫がひとりで散歩していたら出くわした。スポーツとしてではなく、おそらく争いだ、とのこと…。こんなものを生で、突然突きつけられたらさぞ驚くだろう…。

がんばったキタノカオリプルマン

こなログ

 最近、全然記録してないこなログ。風邪と戦いつつ。

 

1月10日(水)

晴れ

11℃

あんバタートースト

 

 年末に作ったあんこがかなりうまくいって、毎日のようにバニラアイスと合わせてぜんざいにしたり、トーストに載せたりしている。おいしいあんこがつねに冷蔵庫にあるっていうのは素晴らしい。

 

↓後半にあんこの炊き方載ってます。黒糖とグラニュー糖の割合は半々。

camecon.hatenablog.com

1月19日(金)

曇り

14℃

キタノカオリプルマン

だめもとで焼いたが、どうにか天井にタッチしたようだ

 あと2センチ、膨らんでから焼かなければいけないのはわかっていた。が、オンライン英会話が始まるので、ここしかなかった。授業のあとに焼くとますます朝ごはんの時間が遅れるし…ということで泣く泣く窯入れ。上は真っ白になることを覚悟していたので、一部は天井にタッチしたことがわかる焼き色になり、まあいいや。蓋をした型のなかで、生地がどんなふうにふくらんだか想像するとなんか楽しい。がんばったね。

1月21日(日)

12℃

ベーコン&野菜トースト

あるものトースト。栄養バランスはいい?

 このあと風邪をひいて、朝ごはんとかパンとか料理とか掃除とかもうどうでもいいっす、みたいになって、まあ適当な朝ごはんが続く。これはチーズがちょっとしかなかったので、ほかのあるもので補う。味はよかったと思う。

1月23日(火)

曇りのち晴れ

13℃

 

トマトチーズトースト

焼く前はもりもりに載せたつもりだったのに…

 まったくもって映えないが、記録として載せておく…。めいっぱいトマトを載せたつもりでも、焼くと縮んでこんな感じになる。トマトチーズトースト、難しい…。

 

1月24日(水)

晴れ

7℃

突然とんでもなく寒い。

 

トマトチーズトースト、リベンジ

あふれる寸前まで載せてこんな感じ。実際1個あふれた

 切ったトマトは断面をしたにすると断然安定するが、やはり見栄え的には問題ある。断面が見たい。火通りも変わる。上にするととろっとしてソースっぽくなる。

 

 

これでほんとにお正月おわりごはん

焼き鮭といくらの親子丼を食べないと終われない

 もう2月だというのに、まだ正月の話を書いていて申し訳ないのですが。独自のおせちを食べ飽きたあと、いくつか「終わりの儀式」的なメニューがあって、これらを食べてようやく我が家の正月が終わる。その記録。

いくらには絶対、生ではなく焼き鮭派

 ひとつは鮭といくらの親子丼。甘塩の鮭(最近、北海道白糠町ふるさと納税で購入する鮭といくらが多い。いくら、ものすごく高いので…)をこんがり焼いて、ごはんに三つ葉とごまをたっぷり入れて混ぜ、鮭といくらを載せる。正月の最中は三つ葉が400円くらいして信じられないのだが、落ち着くとまたいつもの98円とかに戻るので、そのときに。今年の副菜は絹さやの卵とじ。なんでもないおかずだけど、ここにしかないおいしさがある。…と思ってたら、夫も「ようわからんけど、めちゃくちゃうまい」と不思議がりながら食べていた。そうなんだよ、なぜかわからないけど黄金の組み合わせだよね。汁は白だしのつゆに、モロヘイヤとわかめを入れた緑つゆ(?)。

 

おもちは最後、揚げてしめる

 

 どんだけ小パックを買ってもあまる餅。もう若者じゃないからな…。毎年買うときに

「これでもあまりそう」と思ってさみしくなる。が、買わないのもない。4,5日あたりにたいてい2個くらいあまっていて、それを揚げ餅にして、お楽しみをつくることにした。

なんなら雑煮の焼き餅よりも好きかも。でもあえて三が日はやらずに我慢する。

 餅を揚げて、納豆とだいこんおろしを添えて、ポン酢をかける。うまくないわけがない、というものができあがる。

 このふたつを食べてようやく正月が終わる。

 

ところで風邪

 ところでこのあと、風邪をひきました。十年くらいひいてなかったので、かなりショックだった…。ひくんだ、風邪…。喉が痛くなってあれ? とか言ってる間に熱が。ああ、これは風邪なのね。そこから一週間具合悪かった。思い当たることひとつもなし。

どんだけ健康的に生きてても、病気にはなる。当たり前のことを実感しつつ、池内恵先生の『イスラム国の衝撃』と 『サイクス・ピコ協定100年の呪縛』を読む。…読むが、頭もぼーっとしてて、同じところなんども読んでちっともすすまない…。