独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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2022年 おせちの後日談

正月は続く

 散々な元旦でしたが、どうにか乗り越えています。散々は続いていて、さんざん待たされて到着した荷物が品物違いで返送したり、昨年から計画している旅行はオミクロン爆発でなんだか危ういし(11日出発)、あいかわらず家のなかは薄暗いし、まあしばらくはこのまま行くんでしょうなあ。こうなってしまうと、あとはただ諦めて近くにある小さな世界にこもるしかない。つまり映画鑑賞と読書、なのだが。あとは料理か。

 

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今年の正月の数少ないよかったこと。和牛のローストビーフ

 ローストビーフ。いろんなところで「ローストビーフは和牛ではなく輸入の安い肉のほうがむしろいい」と書いてあるので、疑いなくオーストラリア牛とか買ってたのだが、今年はオオゼキのポイントが7千円ぶんあったのと、そもそもオオゼキではもう和牛しかない、といわれたので3000円くらいする黒毛和牛のももを買った。なるべく赤身のやつ。そしたら、初めて中をきれいなロゼ色に仕上げることができたこともあり、いつもの3倍くらいうまかった…。なんと!

 世間の情報を鵜呑みにしてはいけないのだなあ、と改めてつくづく。圧倒的にやわらかいし、うまみも濃い。去年までは食べてる途中で疲れてしまっていたが、今年はそんなことは皆無。(うまいものは食べすぎてしまう、そこそこなら腹八分ですむ、というつらい現実がある)これを食べてどうにか自分の機嫌をとる。

 

 ちなみに、ローストビーフは中が52℃くらいにするのが目標なのだが、我が家では肉の量がそもそも500g未満なので上手に火入れができない。だいたい入れすぎてしまう。

今年こそ、とオーブンの設定温度110℃、時間は20分で勝負してみた。結果、10分追い焼きしてこの色になったよかったのだが、いつも疑問に思うことが。

 焼いてるとき、温度計を突き刺して確認するのだけど、そのとき穴が開く。そこから肉汁がもれてしまう、それも大量に漏れるのだが、みんなどうしているのだろう。来年からは、箸かなにかで栓をしよう、と肉汁が完全流出したあとで思いついた。来年こそは。

 

かぶの干し柿あえの研究

 ローストビーフの下にあるは、塩もみかぶの干し柿あえ、2日め。元旦は柚子胡椒とオリーブオイル、シャンパンビネガー少々で、好評ではあったが、なんとなくしっくりこなかった。なので2日は粒マスタードにしてみた。オイルは邪魔に感じたのでいれず。マスタードとビネガーをほんの少し。干し柿の甘みには柚子胡椒よりマスタードのほうが合うようだ。かぶの葉も加えると色がとてもきれい。

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かぶの干し柿あえ、完成形

 で、こちらが3日のもの。マスタード干し柿を最初から合わせてドレッシングとすることにした。ビネガー少々、オリーブオイルもほーんのすこしだけたらす。ドレッシングを作って1時間もたつと味がなじんで新しいおいしさが生まれていた。これは収穫。来年も作ろう。

 

自家製ぜんざいは成功した

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もうひとつ、希望の星

 ローストビーフとともに、数少ない成功があんこ。勇気のいる値段の丹波大納言を500g買って、煮る。いつも「ざくざく」とした普通のあんこより固めの味わいを目指しているのだが、必ず普通のあんこになってしまう。今回は野崎洋光さんの圧力鍋本の指示通り「14分加熱、その後急冷」をきちんと守る。水加減も注意深く。圧力を掛ける前にじっくり渋抜きもする。で、硬さをよく確認してから、黒糖とグラニュー糖で味付け。

 ついにできた! これだ、理想のあんこ! 食べるたびに「ああ、おいしい…」と幸せになるので、つらい気持ちになったらこれを食べることにした。

 ありがとう、あんこ。