1月1日(土)
晴れ
8℃
あけましておめでとうございます。
あらためて。書いているのはもう松の内もすぎた8日ですが。すぐにブログを書かないのでこういうことになる。今年はもうすこしリアルタイムにしたいものです。
2021、うちのおせち
昨年、親におせちを作って届けることで、そして届けたついでにスマホでネットショッピングする方法を教えたために正月から疲労困憊。作ったものをきれいに盛る、という仕上げの仕事でほとほと嫌になってしまい、いつもより手抜きになった。
ローストビーフ
(それとともに食べる)じゃがいものドフィノワ
自家製山椒昆布巻
チャーシュー
ツナペースト
蒸し野菜(里芋、スナップえんどう、ブロッコリー)
タンドリーチキンのサルササラダ
えびのタイ風春雨
海苔の佃煮
魚のすりみソテー
雑煮(ごぼう、にんじん、大根、ほうれん草、鶏、餅)
すべて作り終えた、という達成感を大晦日で味わってしまったがために、翌元旦に最後の仕上げ、切って並べる、薬味を添える、という作業がこのうえなく苦痛であった。え、まだこんなに仕事あるの? という感じ。しかしチャーシューにねぎとパクチーを添えないわけにはいかないし、ローストビーフは肉・玉ねぎしょうゆソース、じゃがいものドフィノワ(生クリームグラタン)を一緒に口に入れてこそ、なのでこれも手抜きはありえない。ドフィノワはできたてを食べたいのだ。
これらを雑煮をつくりながら行う。口直しも必要だからと、かぶを塩もみし、なんとなく正月感が欲しくて干し柿をきざんで入れる、ということもする。どういう味になるかはわからない。
結局、支度に1時間以上かかった。まじで疲れた。2人しかいないのだし、もうこんなにがんばる必要はないのではないか、と根本的なところに思いがいってしまい、とことんうんざりする。あげく、親のところにネット通信できるようにする手配のなかで夫と喧嘩。えーっ! 1日から喧嘩!? ありえなくない? さらに母親からは「カートに入れた品物を削除できない。やっぱりネットで買い物なんてできない」とLINE。「さっき写真も添えて、手順を書いたよね? 頼むからもういちどそれを読んでくれ」と懇願。それでも読み返しもせず「わからなくなった」とか平気で書いてくるので、最後は電話して、「だからさああ!」と怒鳴ってしまう。
すごいな。こんなにひどい元旦ってあるだろうか。そしてかまぼこはないのである。失敗したから。「かまぼこってまずいのになんで正月に食べるんですか」なんていう質問をクオラで読んだけど、私はかまぼこが好きなのである。かまぼこと、自家製の海苔の佃煮(だしがらの鰹節、昆布、さらにセロリとえのきを入れて、大量の海苔も加え、醤油・みりん・赤梅酢で味付けする。わさびをおろしていれてもいい)とともに食べるのが好きなのだ! だから毎年1本1500円くらいするアホらしい正月価格のそれを、1本じゃ足りないので2本買ってきたのだ。なのに今年はない。失敗したから。つらいよ。
いや、なによりも家のなかが暗いのがもう、つらい。
ただいま我がマンションは修繕中で、ベランダに黒い幕が垂れ下がっている。この幕もずいぶん進化して外光を取り入れられるようになったらしいが、それでもいつもの半分以上は暗くなってしまう。一日中家のなかが薄暗い。耐えられない。これでは鬱になってしまう。仕方ないので意味もなく外にでて日光浴してしまうほど、なんというか閉塞感がすごいのだ。しかしとんでもなく築年数が経っている我がマンション、修繕は絶対必要というのも真実。なので、毎日「しないわけにはいかないんだ」と言い聞かせて耐えている次第。
あ、さらに年末に焼いたパウンドケーキがまずい!という悲劇も起きていた。一度も失敗したことなかったのに、失敗した。硬い。さらにチョコレートにパッションフルーツを混ぜたガナッシュをかけようとして(このときはケーキの失敗に気づいてなかった)、いろいろやって(詳しくは恥ずかしくて書けない)ひどい有様になって、愕然。
作ったものがおいしくないと、いやー、ほんとにこたえる。
失敗かまぼこの逆襲
そういうわけで様々なことにうちのめされながらも、復活を試みる。おせちのなかの魚のすりみソテー。どうにか失敗かまぼこを食べられるようにしたくて、多めの油で揚げ焼きしてみた。海苔の佃煮と食べる。意外と悪くない。これとローストビーフがおいしかったので多少救われた。もう仕方ない。今年はもうしょうがない、と腹をくくって初詣にも行かずに夜になった。