12月31日(金)
晴れのち曇り
6℃
親におせちを届ける
新年明けてだいぶたってからこうゆう投稿をするのも、本当にいかがなものかではあるが。いちおう。今年は親が「どこでおせちを買ったらいいのか」と言っているので、うちで作るやつをわけようか? と申し出た。とはいえ、おせちは全然好きじゃないので、ただ好きなごちそう風メニューをたくさん作って皿に並べ、雑煮とともに食べる、というだけなのだが。
ダイソーでお重を買ってきて、詰めた。
一の重
二の重
三の重
おせちのルールは何も知らず、学ぶ気もなく、いろいろ恥ずかしいことをしているかもしれません、すみません。
今年の一大イベントは昆布巻とかまぼこを自分で作ることだった。坂口恭平が「かまぼこも自家製」と書いていて、あっ、そうか、自分で作ればいいのか!と今更気づいたから。毎年かまぼこ食べたい、でも高い、ものすごく高い、と煮え切らない気持ちで買ってたから。
で、近所の魚屋さんに白身魚を頼んだのだ。適当に白身魚を買っておろしてもらう、か、こんなのもあるよ、と提案された、すでにミンチになった白身。卵白だの調味料だのなにも入ってなくて100%白身魚、というので、こっちのほうが私が下手にいじるより新鮮さを保てるのかも、とオーダーする。1kg2000円だった。2000円でいいよ、と言われたので、安いのか。
最初は夫に「かまぼこ作るのか! ならこれを読め」と『美味しんぼ』をつきつけられて、それによるとひどくかんたんそうだ。それとネットで探した記事も読んでチャンレジした。大事なのは魚が冷たい状態ですり鉢でねばりが出るまですること。しかしこれがなかなか大変で…。粘りが出たような気がしたのでやめたが、今思うとこれがいけなかったのか。さらに裏ごししたんだが、さらに大変。全然濾せないのだ。
半泣きになりながら作業して型に入れてオーブンで蒸し焼き。なにもかも手探りで行う。
そして結果…
大失敗。
まずい。まずいじゃないか!!
かまぼこのあのぷるん、とした食感が0なのだ。やはりすり鉢作業が全然足りなかったのだ。そして味もなんだか微妙だ。できあいのすり身を買う、という手抜きもいけなかったのかもしれない。あと蒸す前に数時間、なんなら一晩寝かせることも必要だったらしい。あーあ。調べれば調べるほどかまぼこって難しいと気付き、次に挽回できる自信はない。やはり買うしかないのか。
昆布巻はぶきっちょながら懸命に巻いておいしくできたのが救いだが、かまぼこはお重に入れられなかった。捨てることもできず。
重たい気持ちをひきずって年を越したのである。
おまけ:大晦日の新宿駅
おせちを届けるため、新宿駅を経由。なにも食べていなかったので、駅構内のおにぎり屋(名称は違う気がする)へ。なかなか賑わっていた。年の瀬に、新宿駅で、おにぎりを食べる一人客たち。しみじみ絵になる。片手で食べれて、具で遊べて、携帯も可。腹いっぱいになる。そしておいしい。おにぎりって、本当にすごい。