もう着古した服のおさがりで寝るのはやめだ
なにかあるとすぐ眠れなくなり、そして翌日台無しになるので、「よく眠る」ためにいろんなことをしている(コーヒーは朝一杯だけ、運動する、変なこと考えないようにAudible聴きながら寝る、寝具を軽い羽毛に替える等)。最近は不眠の一番の原因だった更年期障害も収まりつつあり、あまり努力しなくなっていた。寝巻きも着なくなったジャージで代用していたら、どれも結構不快(重い・暑い等)で、「パジャマをちゃんとしないとだめなのでは?」とふと・いまさら・思った。むかーし買ったKID BLUEのパジャマや着古した普段着をおろしたもの等なのだけど、それらをとことん洗濯しまくりぼろぼろになっても着ていた。途中までは「ここまで着尽くしている自分」に満足しているようなとこすらあった。が、穴があき、あちこち破れ、着ることすら難しい段階になってくると、自分自身もぼろぼろになっている気がしてきた…。
で、ちゃんとしたパジャマを買おう、と思った。寝汗とか湿度とか通気性とか、機能性がとことんちゃんと考えられている、眠りが深くなるようなパジャマ。
数年前にガーゼパジャマを店頭で見て触って以来、すごく欲しい、しかし高い…(18000円くらい)と見送り続けていたが、もう値段はあとまわしだと決意。ネットで”こだわりのガーゼパジャマ”的なものをあれこれ探索した。レビューを読み込み、みんなが熱く書き込んでいるもの、デザイン的に襟元がちゃんとボタンで閉じ(首が寒い)、袖も裾もしっかり長いこと等々、条件をつめていった結果、大東寝具工業の京和晒綿紗(なんと読むのか?)のものに決めた。着心地は競合品もよいものが多かったのだけど、ガーゼは繊細らしく「何度か洗濯したら毛玉が」「破れてしまった」みたいな書き込みが目立ち、対してこちらは耐久性がありそうだったのが大きな理由。
良い寝具は高い、しかし返品もできないので買うときはかなり怖い。以前大枚はたいて羽毛ふとんを買ったときも、マットレスを買ったときも、去年「ほぼ日」で枕やタオルケットを買ったときも、「どうか失敗しませんように」と身体をがちがちにして初夜を迎えた。いまのところどれも成功して本当によかったのだが(いずれ羽毛ふとんについて書きたいと思い続けているほど)、このパジャマも期待以上だった。
寝ているときに暑くなったりはしない。だけどあったかい、という絶妙の保温ぐあい。なにより横になっていると、首元など身体に直接生地があたっている感じが、じんわりと気持ちいいのだ。これは素晴らしいなあ。
これ、実は上はロングバージョンもある。前回HPを見ていたとき「ガウン風のもの」と思いこんでいて、ズボンはないのねと無視していたのだが、今よく見たらロング丈でかつズボンがついているのね…。2千円しか違わない。こっちのほうがよかったか? まあ、替えを買うときはこっちにしよう。そう、替えだよ。替えがいる。あれ? あっそうか…。
パジャマって、替えがいるのだ……。
みんなはちゃんとパジャマ買うとき2セット3セット、と買うのだろうか。わたしは全然思い至らなかった。そして着た瞬間に至った。あれ、これ洗濯してるときはなに着るの? と……。そう、よいパジャマほど、これが問題になる。だってこんなに気持ちいいなら、これ以外着たくない。うまく乾かなったとき(乾燥機は生地痛めるのでNG)、しかたなく以前のぼろぼろの部屋着を着るなら、その夜はハズレの夜、ということになる。私は”人生で大事なのは元気であり、元気の源は良い睡眠”と信じているので、夜にハズれたら翌日はもうだめになる。もう人生の残りの日々も少ない。ハズレの夜は作りたくない。
今は2日おきに洗っていて(本当は毎日洗いたいが、すごい勢いで生地が消耗しそうで…でも夏はそうはいかないが…)、なんとか毎回晴れて乾いて夜に間に合ってはいるが、そうはいかないって日がいずれ来る。雨が続いたらアウトだ。ていうか、梅雨はどうする。
そうこうしているうちに春や夏が来ると季節的に毎日替えたいから2セットは絶対必要で、いやでも、雨で乾かない可能性も考えると、3セット必要では? ええ、いったいトータルいくらになるの? パジャマを買うと沼るのだ。知らなかった…………。
こなログ
1月27日(土)
晴れ
12℃
海苔ピザトースト
定番メニュー。