こなログ
8月21日(月)
35℃
晴れ
明太チーズトースト
あとになって、”でも明太子にはチーズではなくホワイトソースを合わせるべきだったなあ”と後悔。…とはいえ、ホワイトソースの作り置きはないのだが。やる気がなくて作る気もないのだが。
8月22日(火)
晴れ
32℃
佃煮トマトトースト
火の入ったトマトは味が濃くなってソースのように使える。
本
『肩をすくめるアトラス』 アイン・ランド著(アトランティス)←なんだろうこの出版社??
親の介護と猛暑で心身ともにへとへと。夜もよく眠れず、昨日の日曜(27日)はついに朝、食事を終えたあといつものように机に座る気も起きず。かといってもう一度ベッドに戻る気も起きず。しょうがないのでソファで読書することにした。完全に無気力だから読書もきついだろう、そしたら映画観るか…と思っていたのだが、読んだ本がかなりおもしろくて夢中になってしまった。
東京駅オアゾの丸善で見かけて猛烈に読みたくなった。”アメリカで聖書の次に読まれた本”。”アメリカの保守の女神”であり”リバタリアンの精神的支柱”だそうな。タイトルは聞いたことあったが注目したことはなかったのに、帯のコピーを読んで目が釘付け。私はアメリカ現代史に妙に興味があるので(なぜ?)、”これこそ自分の読むべき本”、と血が騒ぐ。
別にあたらしいわけでもないのに図書館では順番待ちが発生しており、そしてなにより本屋さんで平積みされていて惹かれたので、お菓子や化粧品を買うような感覚でぴかぴかの新品を買いたい気持ちが抑えられず、我が家の本棚は満席なので極力本は買わないというルールを破って買ってしまった。カバーもつけてもらった!(←書店で買う喜び)
ものすごい字の小ささ、ぎっしぎしのレイアウトでびびるが、内容はまるで映画を観てるようなエンターテインメントなので、あっという間に夢中に。熱量が年々衰えているのでこの「あっという間に夢中」になるのも、難しいのだ近頃。だがこれは違った。大当たり。実はこの本、同じような厚さで全3冊なのだが、苦もなく読み切れそうな気がする。
”静けさ”で回復する
夫が前日夜中、サッカーを観ていて起きてこず、午前中の大半をしーんとした居間のソファでひたすら読んで過ごす。飽きたらプライムで映画を観ようと思ってたけど、飽きない。これで結構回復した。三十代のこと、仕事でぼろぼろになって帰宅したある夜、しーんとした居間の和室でごろんと倒れて、天井を見ながらなにをするでもなくじーっとしていたらゆっくり回復していくのを感じて、へー、と思ったのだが、あれと同じだ。
どうも「静かな空間」が自分には必要らしいとあのとき実感した。ただぼーっとしてるだけでもよいが、その空間で本を読むのもいい。本だと映画を違って無音だから。音楽が好きで音楽に助けられているけど、静けさも必要らしい。
心身ともにヘタレなので、こういう「回復法」をどれだけ蓄えているかが勝負だ。とくに人生後半戦はしんどいことが多いので、小手先でもその場しのぎでも、とにかく自分の機嫌をとらないと壊れてしまう。私の場合、静けさのほかに泳ぐこともかなり助けになる。泳いだあとは本当に「気が変わる」。どよーんとした気持ちに光がさすのがわかる。状況は変わらなくても「ま、しかたないか」「そんなに深刻でもないのでは?」などという感情が自然に湧いてくる。350円でこんなに気が変わるんだからすごい、と思いながら先週も帰ってきた。走るのもいい方法だけど、水泳ほど快感は伴わない。が、汗びっしょりかいて息がぜいぜいするほどになると、なんとなく落ち着くというか、なにも解決しないけど愚痴を誰かに吐き出せたような気になる。
これらを駆使してどうにかこうにか日々をこなすのである。