独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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ツナとチーズのホットサンド、日本のドラマは大丈夫か

2月17日(土)

曇り

13℃

ツナとチーズのホットサンド

 洗い物が面倒であまり使わないホットサンドメーカー。この日は気合入れて出した。

ツナとチーズを乗せて、もう一枚パンをのせ、表も裏もバターを載せてハイカロリーに焼く。

 できた。バターのおかげで香ばしく焼ける。ほんとはもっといろいろ、めちゃくちゃに挟みまくらなければいけないのだが、挑戦できずにいる。

 

「ほぼ日」が主催する幡野広志さんの写真講座をオンライン受講。朝10時から午後4時くらいまで、(昼休憩は30分!)というスパルタな内容。1万円もしたけど、このボリューム、さらに事前・事後それぞれ、参加者からの質問にすべて答えた書類も届いて、すごい充実していた。持ってる一眼レフはEOS Kiss×3と20年くらい前のカメラで、しかもレンズは幡野さんが「絶対だめ」という望遠レンズ。別に本格的に写真を始める気もないのだが、いつもiPhoneで撮っていて疑問に思うことに答えてもらえそうだったから、思い切って参加してみた。物撮りの際の光の見方などすごく勉強になった。

 さて、問題はこの古いEOSで構わず撮るのか、売って新しいものを買うのか、iPhoneで撮るだけにするのか、を決めなければならない。これ以上やること増やしてどうする、とも思うのだが…。悩ましい…。

2月21日(水)

13℃

キタノカオリカンパーニュ

いつものカンパーニュは

グリストミル 50g

セーグルライ 35g

キタノカオリ 50g

ラ・トラディション・フランセーズ(か、スローブレッドクラシック) 125g

 という配合なのだけど、グリストミルを買い忘れたのでキタノカオリ100gにして焼く。

 そうすると、露骨に違うものができるんだなあ…。前も書いたけど。味が薄くなって、風船みたいに膨らんで、そのせいでクープも消えかかる。うーん。グリストミル…買わなければならないのか…。

 

ハムサンド

 そのいまいちなパンで、サンドイッチ。あえてバターを塊ではさむ。ハムとバター、そしてパンの組み合わせはなぜこんなに優しくておいしいのか。

 

2月23日(金)

4℃!

さむっ。

 

絹さやとベーコンのトースト

なんとベーコンと絹さやを小さく小さくカットすると、またなんか違うかんじのものができあがるのだ…と、軽く感動。

2月24日(土)

晴れ

9℃

チキンと野菜のタイ風トースト

 前日のおかずをチーズトーストのうえに載せた。だけ…。

ドラマ

THE LAST OF US』(2023)など(ネタバレあり)

 

「超話題」「大人気」というので観てみた

 我が家には晩のお楽しみとして、連続ドラマを1本観るという慣習があるのだけど、次はなに観る? となったとき、”ものすごい人気らしいから”という理由で日本の『VIVANT』とアメリカの『THE LAST OF US』があがった。どっちでもいいけどじゃあ『VIVANT』から、となったのが1月末くらい。最初の5分で「ん? 大丈夫かなこのドラマ…」と嫌な予感がしたのだが、その予感を抱えたまま全話見通した。「もしかしたら予想もつかない展開があるのかもしれない」と。しかしそれは訪れなかった…。予想もつかないほどひどい終わり方はやってきたが。いやもう、衝撃的なまでにひどい。役所広司が出ていてもひどかった。悲しい。あんまりネガティブな説明ははぶく。

 次に観た『THE LAST OF US』。もとはゲームで、世界の終わり系の話、という前知識だけで観た。そういうジャンルにほとんど興味がないので、前回の失敗もふまえ、ハードルをめちゃくちゃ下げてみた。だめならすぐやめよう、くらいの低〜いハードル。そしたら今度は予想外におもしろかった。おもしろいだけでなく、3話「長い間」は、観終わったあとちょっと呆然としてしまうほど感動的であった。

『VIVANT』は最後、「国を守るために自分は犠牲になる』であり、『ラスアス』は最後、「自分の愛する人を守るためなら誰でも殺す」であった。しかも激しく殺す。最近のアメリカドラマで多い、”これじゃどっちが悪人なんだか…”という展開だ。そしておもしろかったのは後者……。わたしの人間性にも問題があるのだろう、ということはおいといて、とにかく面白かったのは後者だ。

 もちろん、テーマ以外に撮影だの照明だのキャラ設定だの演技だのいろいろ他におもしろ様子はあるので一言では言えないけど、「善人・正義のはずが気がついたら誰よりも悪い」っていう、じわじわと人が変化していくのを見せていくっていうのがなあ…。観終わったあともいちいち思い出して考えてしまう。『ブレイキング・バッド』も同じだった。気がつくと単なる極悪人じゃん、というあの「気がついたら変わってた」というのが、まさに人間の業という感じでたまらない。

 

www.youtube.com

 

もうアメリカでヒット&評価なんて目指さなくていいのでは? いやでも…ああ

 先日のオスカー授賞式での人種差別案件はなかなか不愉快だった。ごくナチュラルに透明人間扱いされた中国人俳優、キー・ホイ・クァンミシェル・ヨーが、昨年アジア人悲願のオスカー獲得ということで「ついにこの日が来ました。アジア人が、アジア映画が!」とスピーチしてたとき、「それにしてもありがたがりすぎでは?」などと思っていたので、今年のひどい応対などを見ると「もうそんな祭りに参加しなくていいよ」などとも思う。…なので、「アメリカのドラマ(映画)はさすがだ。日本はだめ」なんて書きたくないのだが…。だが…。この2本のドラマを比べると、明らかにハリウッド大作風を狙った『VIVANT』のていたらくがなんとも情けないのも事実である。

 そして、完全に欧米かぶれで育ってしまった自分が、「もうばかばかしいからあっちの映画は観ない」などとはとても言えない、という事情もある。自分の生活からアメリカ映画とドラマがなくなるのはちょっと耐え難い。

 そこらへんの問題は根が深すぎて解決法も思いつかないので話を戻す。

 まあとにかくハリウッドを目指しちゃだめなんだと思う。お金ないんだもん。『PERFECT DAYS』のスタッフの制作裏話で、「ルー・リードやアニマルズとか、名曲がばんばん使えるのも外国製作ならではですよね。うらやましい。日本映画じゃこんな贅沢できない」的なことを言っており、「あ、そうか、曲使うのもお金かかるんだ」と当たり前のことに今更気づいた。映画ってお金かかるんだよなあ…。『VIVANT』に最初からのめりこめなかったのも、照明がちゃちぃかららしい。誰かが言っていて気づいた。そうだよねえ、あの画面じゃあ現実逃避できない。

 今の日本映画はとにかく予算がない。低予算でアメリカや韓国の大作映画と張り合うには無理がある。このドラマの場合、予算のなさに加えて、人を小馬鹿にした適当な脚本とキャラ設定も問題だが、これも「こういうのがハリウッド及び世界ではうけるんだよね?」というところからスタートしてるからこんななっちゃうのだろう。なぜ張り合うのか? でも「いける、張り合える」と思ったらしいから、Netflixで配信したのだ、このドラマ。そして惨敗だったという。あれが世界中で大人気になるはず、と本気で信じていたとしたらかなり問題だと思う。なにを大事にしてドラマを作っているのだろうか。

それでも日本のドラマにはクドカンがいた

 しかしよく考えれば日本映画って、本当は素晴らしいのだ。黒澤や小津に溝口、今なら是枝裕和濱口竜介みたいに、自分だけのやり方でいい映画を撮る監督は今も昔もちゃんといる。ハリウッド大作を目指さなきゃいいのだ。

 で、そこで登場するのがクドカンである。

www.tbs.co.jp

 

 上記2本のドラマを観たあとに控えていたのが本ドラマだった。ポリコレものということでちょっと不安だったのだが、そして1話を観たとき「めっちゃおもしろい」と思ったけど、「でもこれ、もつのかな? 世代間ギャップで笑わせかつ、今のポリコレムードに一石投じて、でもそれだけで最後までいけるのかしら?」という不安もよぎった。……が、杞憂でした! 現在7話めでどうなるかわからないけど、「うおおおお…」とうなる展開に加え、線なんて回収しなくていいとか自分の終わりを知ってしまった人間はどうやって生きるべきなのか等、あとあとまで心に残る奥深いテーマ性もすごい。さすが、本当にさすがである。

 奥深いテーマ性ながらも、おそらく三原じゅん子キョンキョンもマッチも知らない外国の方には全然笑えないかもしれない。それでも、”内輪ウケ”だけでは片付けられない、なんかすごいものがここには詰まっている。相変わらず1本に普通のドラマの3本くらい実がつまってる。観たあとは軽く息があがってるほど体力使う。そしてあとでいろいろ思い出す。クドカンがいるかぎり日本のドラマ、まだいける。

おまけ:音楽も欧米離れが始まってるらしい

 ちなみに主題歌、Creepy Nutsの『二度寝』も、”常にソウルとファンクに憧れ続けてきた日本のラップ”をかなぐり捨てた名曲な気がする。この音の詰め込みかたYOASOBIなどのアニソン系J-POPから来てるのでは(違ったらすみません)? 「最近、日本人は洋楽を全然聴かない」とか「J-popが世界で聴かれ始めている」とかよく聞くのだけど、そういうことなのかな。音楽も、ついに大谷のいうとおり”アメリカに憧れる”をやめるのか。映画とドラマはとにかく、やめよう憧れるの。