独楽ログ〜こまログ〜

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マイル修行2022⑤ 稚内 機内、到着篇

新千歳空港のはずが稚内

 

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 今回マイル修行をしようと思いたち、それなら普段思いつかないようなところに行こうと決めた。いや、最初はオーソドックスに那覇に行って、北海道行って…と考えていたのだが、同じところに何度も行くのは嫌。日帰りだけどできる限り街も観たい…と、だんだん修行ではなく単なる旅になってきて、結局効率は悪くても行きたいところに行くことにした。北海道は、最初は新千歳の予定だった。札幌は行ったことあるし、とくに惹かれなかったので空港の周辺でどこか行くか…ああ、この空港は巨大で風呂だの映画館だのあるのね、ここで数時間過ごせてしまうのね、これでいいかあ、と。

 が、なんとなく「そんな東京でできるようなことしてどうする」という気持ちになってきて、北海道の地図を眺めていたら、どうせならすっごく遠いところ、行くなんて想像もしなかったようなところがいい、となって、あがったのが稚内であった。

空が美しかった。空しかなかっからかなあ

 北海道の他の場所はANA便じゃないところが多かったというのもある(ANA便じゃないとPPがたまらない)。で、稚内。地図を見て、うわー遠い! 端っこだ! と盛り上がってスケジュールを立て始めたが、なんとここは日帰りができない。往路・復路共に1日1便、それがともに昼ごろ。なので、着いたらすぐに同じ飛行機(たぶん)に乗らなければその日は帰れないのだ。それは嫌だ。泊まるしかなかった。しかし…日帰りでも「どこ行こう? 行くとこないけど…」みたいな感じだったのに泊まるだなんて、ますますどうしたらいいのかわからない。しかも当初は車を借りるつもりもなかった。

 で、結局夫を誘って一泊することにして、ますます修行ではなくなって単なる旅行に。ホテル数が少ないので割高らしいが、なんと稚内にはドーミーインがある! 稚内の見どころ、「日本の最北端・宗谷岬」はホテルなどが集まる市街地とはまるきり反対方向にある。貸し切りタクシーで観光、などの策もあるけれど、なにしろ私は「他人が操縦する乗り物」が苦手。これはもう車なしではありえない、ということでレンタカーも予約した。

 往路は朝10時50分発。ほとんど昼である。日帰り旅行ということで毎回必ず早朝便に乗っている私にはこれも新鮮だった。空港内の店が開いている。あちらは最高気温5℃らしいので、スーツケースにダウンコートを詰めて出かける。最安だから、という理由で羽田までは新橋経由で京急になった。たしかに500円くらいで行ける。しかし眺めはモノレールのほうが断然良い。メトロの新橋駅から都営浅草線のホームも遠いし、蒲田などを迂回するルートも無駄な気がしてもどかしい。でもまあ日曜なのでラッシュにも遭わないだろうし、ここは妥協する。

 

機材は787−300。古いです。リクライニングは電動ではなく手動

 しかし、こんなかわいいサインがある。これも手動。指でくるくる動かす。

 

食事は昼食。

弁当写真、上の重、左上のプチ焼き芋、が毎回すごく謎。
こういう品種があるの? 小さすぎない?

 今見るとほんとおいしそう。しかし上空で揺れながら食べると三口くらいで嫌になってしまう…ああもったいない。次は(これを書いている今、次はないのだが)必ず持ち帰りしよう。

稚内到着

稚内空港着。思ったより大きい

空港出た眺め。ひゅー…

 トヨタレンタカー事務所まで徒歩数分だというので、迎えの車を断り歩いていくことに。ミニバンとかワゴン車とか、ほんと苦手なので…。しかし外気温は6℃なのであった。外に出てからしまった、と思ったがもう遅いのでスーツケースを引きずって歩く。隣にいた夫は、歩きます、と言う私の横で「何言ってるんだろう?」と思ったらしいが、寒さをこらえ黙ってついてくる。

 レンタカー事務所にはたくさん人がいて少し驚く。しかも若い女の子が数人。ここで生まれ育ったのかなあ、市内から通ってくるのかなあ、などと余計な妄想。いやもうとにかく、日本の最北端で生活を送る人、というのが自分には新鮮なのである。こっから冬の間は暇になるなあ、なにするのかなあ、とか。

 そういうわけで、無事車を借りて乗り込んだ。つづく。