独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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マイル修行2022① 沖縄・那覇

修行旅、第一弾は王道の那覇

首里城の展望ポイント(?)から海をのぞむ

「知らないところへ行くマイル修行」第一弾は那覇。正確に言うと以前仕事で、やはり日帰りで来たのだが、あまりにもなにも覚えてないので初めてということにした。実際、なにひとつ覚えてなくてすべてが新鮮だった。あの頃は25歳くらいだったのだが、いったいなにを見て生きていたのだろう。

まずはフライトを楽しむ

予想外にすごくおいしかった機内食

 貯めに貯めたマイルをはたいてプレミアムクラス。「ほんの少ししか乗らない国内線でアップグレードなんてばかばかしい」という意見を採用して、これまで乗ったことがなかったのだが、今回のマイル修行は全部プレミアムクラスである。飛行時間1時間程度でも、プレミアムだ。

隣人の存在が消えるシート

 今回の機材はたぶん新しいのだろう、めちゃくちゃ快適だった。真ん中の列に3人もいるのかー、などと思っていたが、隣人などまるでいないかのような快適さ。窓際だろうがどこだろうが関係ないのだ。シートもあらゆる場所があらゆる方向に動くし、エンターテインメントのリモコンもマウスパッドみたいに操作できるし、あちこちに驚かされた。腰に枕をいれたかったが、「ついこの間、枕は廃止になった」そうである…残念。でもこの豪華さはドル箱路線・羽田→那覇だからだろう。他でこれを期待してはいけない、と言い聞かせる。

 機内食というのは、気圧やらなんやらのせいでおいしく感じることができないと読んだことがあるし、実際いつも「?」みたいな思いしかしたことないので全く期待していなかったのだが、それがよかったのか、今回の朝食は「!」という美味しさだった。サラダからサンドまですべてが・ものすごく・おいしい。どうしたことだろう。すごいじゃないか。

 

トム・クルーズはいつもトム・クルーズ

 機内エンタメは映画。『トップガン・マーヴェリック』を観る。まったく興味がなく、しかし各方面から「おもしろい」「3回観に行った」などのコメントを聞くにつれ、「…そんなに?」と焦っていたのだ。グッドタイミング。機内で観る映画としてはベストではないだろうか。結果は…えーとまあ、想像通りではあった。一時期骨と皮だけになりそうだったジェニファー・コネリーが復活してきれいになっていたのはよかった。でも題材が題材だけに、機内で観るとなかなか不安になる映画ではある。飛行機嫌いには勧めない。すごく後ろ向きに見てしまって申し訳ない気持ちになったので、もう一度どこかの機内で観ようと思う。

 

那覇に到着

空港からモノレールが直結。便利!

 そして2時間後、10時前に到着。帰りは18:30分発、ということで、那覇だけで楽しむことにする。空港出た瞬間に「ああ、沖縄って外国なんだなあ」という異国情緒に包まれる。なんか感動。「これはみんな来たくなるかもなあ」。なにがっていうわけでもないのだが、なにもかもが他の場所と違うのだ。

 

 割と最近できたモノレールが空港と直結でとても便利。これで首里城に行ってみる。切符売り場では「首里城ねえ…燃えちゃったけどねえ」と島アクセントで言われるも「でも周囲を散歩したりはできますよー」とのこと。いい、いい、それで。知らない場所を散歩、が今回の修行のテーマである。

モノレールから米軍が見えた

モノレールからは那覇の街が見えてすごく楽しい。テンションがどんどんあがる。乗車時間20分くらいで最寄り駅に到着、そこからまるきり反対に歩いたりしたのでやはり20分くらいかけて首里城へ。手前にある沖縄芸大の校舎がめちゃくちゃ素敵だ。

町並みが南国。カラフル

首里城

中国風というか沖縄風なのだろう、たくさんの石垣、門を何度もくぐって急坂をのぼっていく。

どの門も個性的で素敵

だんだん太陽が出てきた

 首里城を出るとまたモノレールに乗ってやちむん通り〜国際通りへ。

やちむん通りのマンホール

国際通り〜ホテル・コレクティブ

 20分くらい歩いて、目当ての「ホテル・コレクティブ」へ。ダイニングが広々して気持ちよさそうだってので、ここでランチ休憩をしようと決めていた。



 

hotelcollective.jp

 

2500円のランチビュッフェ。お得だった

デザートも豊富だった。ロールケーキは好きな厚さにカットできてよい

プールと温泉へ

 日帰り旅の後半は、国際通りを30分歩いて「ロワジールホテル那覇」へ向かう。にぎやかな通りをえんえん歩くと街の雰囲気をたっぷり感じられて楽しい。市役所や巨大バスターミナル、モノレール駅などいろんなところを通り過ぎる。歩くのって楽しいなあ。

ここは国際通りではないと思うけど…

 なぜ「ロワジール」なのかというと、なんとここはビジターでプールと温泉に入れるのである!(タオルつき2000円) 図書館で借りた「るるぶ」に各ホテルのビジター可不可表がついていて、めちゃくちゃ便利だった。ビジターでプールに入れるホテルがあるのか! と出発数日前に知っていろいろ調べたら、那覇で屋内プールがあり、ビジター可で、なおかつ空港に近いのがここだった。

写真撮り忘れたのでホテルから借りました…

古墳型!のプール。ここをほぼ独占してしまった

 ここでこんなに喜ぶのはたぶん自分だけなのだろうが、なにしろ泳ぐのが好きなのである。エステのようなものだ。あがったあとの脱力感がたまらない。旅先で泊まらずに泳げるなんて最高じゃないか。たとえ行きの飛行機や街歩きでへとへとになっても、ひと泳ぎしてお風呂に入ればめちゃくちゃリフレッシュして帰りの飛行機に挑むことができる気がする。

 そういうわけで水着とゴーグル持参でやってきたのである。時間は3時ごろ、中途半端な時刻のせいかプールには誰もいなかった………すごすぎる。不思議な形のプールを独占していろんな方向で30分泳ぎまくる。誰もいないなんて大丈夫か…と心配にもなったのだが、上がる頃にはお客さんも現れ始めたので一安心。温泉も珍しく熱すぎず、たっぷりつかれる。「すばらしい…完璧だ…完璧な旅だ…」とぶつぶつ言いながら堪能。すべてがうまくいく旅なんてほぼないはずなのに、今回はすごい。もともとあまり期待しなかったのだがよかったのか? 

 あがったあと、ホテルの人に空港までの道を聞くと「タクシーなら10分弱、2千円くらい、モノレールだと駅まで15分、そのあと乗車時間は15分弱」というのでまたてくてく歩いて駅へ。沖縄らしい通りの花々を撮り、駅でハイビスカスティーを飲む。キャンペーン中で100円だというので、安すぎる…と、茶葉1箱も買う。なんで写真撮ってないのだろうか。

これは首里城のあたりだけど…

↓お茶はここのです。サンゴの効用はよくわからなかったが、かなりおいしかった。

www.35coffee.com

 それにしても、よく人と喋った日だった。モノレールの改札で、道端で道を尋ねて、首里城の監視員と石垣について、ホテルでビュッフェがいいかバーがいいかについて。ハイビスカスティー売り場や温泉の受付でもあれこれ話した。これで「喋ったなあ!」と感激するほど、ふだん口をきいていないのである。やっぱり寂しいんだな、自分、と痛感した。夫と仲良くても、接骨院と美容院と病院でいろいろ喋っても、でもまだ寂しいのである。わかったところでどうしたらいいかはわからないのだが。

空港到着

不思議なANAラウンジ

 ブランドショップから土産品までずらりと並ぶ広大な那覇空港のショップをじっくり見て、海外気分に浸り、ラウンジへ。この妙に「和」な感じ、そういや隈研吾監修だったなあーと思い出しつつ、白白と明るくて不思議な空間だった。まぶしい場所が苦手なもので、なんだかSF映画に出てくる実験室にいるような気分に…なかなか厳しかった。もうすこし暗いといいんだけどなーと思いつつ、みなさんは明るいのが好きなんですよね。仕方ないね。今度はサングラスをかけよう。

夕食はこちら。

夕食は沖縄料理をメインに。豪華。

どれがどれで…と答え合わせするのも途中で嫌になってしまうほどのメニュー

 しかし私はもともと夕食を食べる習慣がないので、すぐにおなかいっぱいになってしまった…今思うとくやしい。帰りは肌触り抜群のブランケットを借りて、また極上の機内体験をしてしまう。

 いやあ、完璧だった。旅は日帰りに限るのかな? 泊まらないけど飛行機はプレミアムってありだなあ。このあと、疲れ切って一週間くらい使い物にならなくなるのだが、それでも後悔はなし。素晴らしい第一弾旅行でありました。