独楽ログ〜こまログ〜

45歳、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証。

パワーヨガをいっそ毎日してみたら1

 

パワーヨガをしたらリフレもスパもいらなくなった

 

 ヨガもいいけれどすこし物足りなくて、もっとがっつり運動して、がっつり痩せるようなことがしたい、と思っていたらパワーヨガが流行ってきた。2006年頃の話。あれから10年くらい続けている。ラン同様、その続いた理由を考えてみた。

  最初はスポーツクラブのパワーヨガクラスをとっていた。息があがるような、やや必死でやってる感がほどよくて気に入っていたのだが、スポーツクラブのない田舎に引っ越すことになった。それで自分でやろうとDVDを探したのが、ブライアン・ケストとの出会い 。

 

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 ブライアン・ケストさんがどれだけアメリカのパワーヨガ界で偉いのか、などの情報はいっさいないまま、数あるパワーヨガDVDのなかからこれを選んだのは、アマゾンレビューが大量で、かつ内容がアツかったから。「とにかくきつい」「内容が充実しすぎ」「やりごたえある」といった感嘆の声が山のようにあって、いったいどんだけすごいのか、猛烈に好奇心がかきたてられた。。50~60分のレッスンがレベル違いで3つ収録されて実売2000円程度という破格のコストパフォーマンスもよかった。

 

この快感は、はじめて

 実際、初級のレベル1からもう、かなりきつかった。これで初級かあ!と驚くほど、次から次へとスピーディにいろんなポーズをとらされる。やり終ると、全身がふにゃふにゃになって、文字通り心と身体の両方がほぐれた。意識がとろーんとして、でも眠気とも違う不思議な浮遊感覚に包まれる。これは新しい快感だ、と思った。こういう気持ちよさは味わったことがない。

 

 昔から慢性肩凝り&首凝りの私は、それまであらゆるタイプのボディケアに通っていた。整体、アロママッサージ、ゲルマニウム温浴岩盤浴にタイ式マッサージetc、お金のつづくかぎり。しかし、どれをやっても、施術が終って思うのは、ああ、これで数千円消えてしまった、という虚しさだった。

 確かに気持ちよかった。でも気持ちいいのは身体をさすられているその瞬間であって、終ってしまったら快感はあとかたもない。相変らず自分の肩は凝っているし、首もがちがちで目も痛い。問題はなにひとつ解決していない。しかも財布が軽くなっている。

 このような虚しさがパワーヨガにはない。ただただ、ゆるゆるとした未体験の心地よさがあった。やっぱり快感を得るためには、寝ているだけじゃだめなんだな。

 

 ほどなくブライアンのパワーヨガが大のお気に入りになった。数ヶ月でレベル2にも挑戦するようになった。レベル2は1よりさらに気持ちいい。片脚立ちで両手をひろげるなど、バランスポーズが多く、このバランスをとるという動作は、よく「心の安定をはかる」と言われるが、どうも快感を伴うらしいのだ。体中の筋という筋が伸びてる気がする。

たとえば、「ジェット機のバランス」ポーズ。

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 股関節、脇の下、そして背筋。すべてをぐーっと伸ばすと、なんともいえない気持ちよさがある。ふだんよほど縮んでいるということなのかもしれない。

 

で、ここから…

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 ⇧この流れのバランスポーズは相当気持ちいい。バランスをとることの効能は、実はまだしっかり解明されていないとジョン・J・レイティ「脳を鍛えるには運動しかない」(名著!)に書いてあった。確かに体と脳にいいことが起きてるらしい、というところまではわかっているのだが…とかいう内容だったと思う。

 でも確かに、バランスをとって、それがしっかり安定したときに、鎮静作用をもたらすなにかが脳から出ているのは感じる。なんというか、心が太くなっていく感じ。それくらい、成功したバランスポーズというのは気持ちがいい。

 

 だが、さすがに超上級といわれるレベル3は一度やって以来、10年間手をつけなかった。だってもう、ひじに脚をのせるとか、修行僧みたいなポーズが入ってて、到底無理、という内容だったから。ひたすら2をやり続けた。

 

週1を8年くらい 

 理想は週3回。でも実際は週1回で、ちょっと仕事がたてこむと10日に一度。このときはきまって翌日の筋肉痛が激しかった。始めてから7年くらいはそんなペースだった。いつもやり終えると最高に気持ちよくて、ああー、次こそは2,3日後にやるぞ!と決意する。でも実際はしない。DVDを起動するのも、1時間の時間をとるのも正直億劫だった。これを週に3回もやれたら、ずいぶんいいことが起きるだろうに…とただ、思い続けていた。

 

 

最小のコストで身体がしまり、心が静かになった

 それが今年、変わった。

 毎日してみることにした。きっかけは、身体をしめたかったから。鏡を見ると、だらーんとした中年体型の自分がいて、これをどうにかしたかった。

 出かけようと決めて、化粧する。着替える。鏡でチェックする。すると、予定をキャンセルしたくなるほど、悲しい姿の自分がうつる。あちゃあ、自分ってこんなに老けちゃったの? 一時期は仕方ないと諦めていたのだが、いや、まだもうすこしやれることあるんじゃないの?と思い直した。そして思いついたのが、姿勢をよくする、シルエットを「締める」だった。

 ダイエットは年中無休でやっていて、もうやりすぎてどれだけ走っても痩せない。夕飯は食べないし、食事内容も炭水化物をやや控えて野菜たっぷりというダイエットメニューが基本で、正直、もう減らしようもない。

 残る手だてとしては、姿勢をよくし、筋肉を鍛えてたるんだ肉をしめるしかないのだ。パワーヨガならいますぐ家で、無料でできる。週1よりすこし増やしてみようかな。…と、同時にふと思った。

 今まであり得ない、と思っていたことをやってみたらどうなるのだろう? たとえば週3なんかじゃなくて、いっそ毎日やってみれば? 毎日やったらどうなるの? ちょっと無理、絶対無理と当然のように思い続けて来たが、実際は?

 やっぱりありえなかった、とすぐにやめてしまうか。もしくは、意外とできた、と続いたりするのか。それを試してみたくなった。

 

ただ「毎日やる」「朝やる」と決める

 

 ともかく、問答無用に毎日やってみることにした。「筋肉トレーニングには休息が必要だから毎日はだめ」とか「無理めのポーズが多いせいか、連日やると腰痛をひきおこす」とか「生理中は避けるべし」とか、さぼる理由はいくらでも出てくるのだが、そういうのはいっさい無視しようと決めた。時間も、午前中はやめに8時~9時に行うことにする。

 

 週1でやっていたときは、たいてい夕方の4時あたりだった。理由はそんなはやい時間からできないよ、と思っていたからなのだが、この時間にやるということは、4時までずーっと「今日はやらなきゃな」「もう2時だ、やらなきゃな」「いやでもあれやってから…」「あ、4時半になっちゃった、走りにいかなきゃ…でもその前にヨガしなきゃ…」などという不毛な自問自答を、半日していなくてはいけないということである。不毛なのだ。

 面倒なことはいちばん先にやる、これは快適な毎日の基本だ。なのに、どういうわけか「そんなはやい時間にやるなんてありえない」と、午前中のヨガを拒否していた。今思うとなんであんなに頑なだったのか、不明。

 

 元気なうちに元気なことを

 

 朝やることにしただけで、始める前の面倒な気分は激減した。しかも、さっさとやってしまうと、「とりあえずひとつ、やるべきことは果たした」達成感で満たされる。なんでも気の持ちようなんだな、と当たり前のことをしみじみ思う。「朝やる」と決めてしまえば、朝やることが、当たり前になるのだ。 

  こういう“今までと違うこと”をやるにはエネルギーがいる。元気がないときにはそんなこと絶対にできない。でも、一年に数回元気なときというのがある。いろいろなことがうまくいき、身体が軽く、夜も眠れる。背筋も伸びてる。なんだかいろいろがんばってみようかという気にもなる。そういうときにがつんと、新しいことをやるのがこつだ。そして元気の勢いを借りて、それを習慣にしてしまうまでやること。数日か、1週間か。習慣になれば、元気はなくなっても、なんとか継続することができる。

それでいざやってみたら…つづく。