11月22日(月)
晴れ
17℃
ゆーっくり寒くなってる。
かぼちゃポタージュとパンとチーズ
ポタージュ、チーズ、パンを順繰りに口に入れ続ける、というのが実は一番好きかも。ふるさと納税で注文した「おおともチーズ工房」のレクタンというチーズがすごくうまい。ポタージュはかぼちゃ。
映画
『リスペクト』
ジェニファー・ハドソンがアレサ・フランクリンを演る! これぞ私の映画だ、と思って映画館に駆けつけたのが17日の水曜日。思いっきりハードルあげて観て、それ以上に満足出来た珍しい映画だった。名曲「リスペクト」が夜中に出来上がっていくさまとか、痺れたわ…。アレサを演じるのは相当プレッシャーだったろうなあと思っていたが、ご本人直々に「あなたに演じてほしい」とリクエストされたという。なるほど。それはもう、見事なうたいっぷりでありました。
ジェニファー・ハドソンといえば歌がうまいだけでなく、妙に魅力的な人でもあって、映画デビュー作『ドリームガールズ』(2006)で主役のビヨンセを思いっきり食っていた衝撃の思い出がある。パーフェクト美女のはずのビヨンセが、時間がたつにれ萎んで見えて来るという不思議。かわりにどんどんジェンファーの存在感が大きくなるのである。彼女ばっかり観ちゃうし、彼女に肩入れしてしまう。ああ、こういう人を「魅力的」というのだなあ、としみじみ実感した。当然ながら、その年のアカデミー賞やらゴールデングローブ賞やら、めちゃくちゃいろんな賞を獲っていた。
そのあとの『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008 )では、主人公・キャリーの新人アシスタント役をやっていて、これも印象深かった。ずいぶん年月たったあとでも「ほら、ブランドものバッグを買うんじゃなくてレンタルしてた子」と友だちに言うと、「あの子ねー!」と即思い出すし、思い出してくれる。人前に出るべき人なんである。
「人前に出るべき」人は、もちろんアレサ・フランクリンも同様だ。神々しい人生。あとすこしで闇のほうにひきずられそうなところで、踏ん張って立ち直ったアレサの底力は歌声とぴったり重なる。