1月14日
晴れ
11℃
セーグルカンパーニュ
配合
セーグルタイプ130 35g
ラ・トラディション・フランセーズ 215g
ホップ酵母 38ml
エビアン 142ml
塩 5g
一次発酵
30℃ 9時pm〜11時30半pm→室温 11時30分pm〜4時30分am 30℃4時30分〜6時
二次発酵
30℃ 80min +オーブン予熱
230℃ 28min
この前の日、同じ配合で水だけ10ml多く作ったけれど、今回のほうが全然おいしそうにできた。ああくやしい。中力粉+ライ麦は水は180mlまで。わかってるけどつい多く入れてしまうんだなあ。そしてねちょねちょに…。それにしてもラ・トラ使うと皮、ばりっばり!
ブルスナープレート
もくもくファームの「チーズたっぷりブルスナー」を輪切りにして焼いた。チーズなんて入れなくていい、と思うのだが、焼くとそれが溶けて香ばしくなって、意外といい。れんこんとピーマンもソーセージの脂でソテー。ピーマンはいちばん色がきれいな時点で取り出したけれど、食べてみると微妙に硬い。
昔、料理記事のライターをしていた頃に「撮って美しい状態と食べておいしい状態には差がある」と学んだけれど、まさにそんな感じ。チーズトーストだって、写真的に美しいところまでチーズをのせると、味としては多すぎる感じだし。
ドラマ
『進撃の巨人』(2013)
『シッツ・クリーク』(2015)
『グレイス&フランキー』(2015)
前から観たかったドラマの初回をとりあえず観てみる日。『グレイス&フランキー』は突然夫に離婚された初老のおばあさんふたりのドタバタライフ。リリ・トムリンが出てるのは知っていたが、相方はジェーン・フォンダ! あの「ワークアウト」の! まだ現役なのかと衝撃。老いに怯え、老いと争う姿をおもしろおかしくさらけだしてて、すごい根性だ。たぶん太りたくても太れない体質で、すでに骸骨のような顔なのだが…。私は20年前に、この人の演説(かわいそうな子供たちへ、とかそんな議題だったような)を、シャドーイングの教科書としてたぶん100回くらい聴いたので、彼女に…とくにその朗々たる声に思い入れがある。女優というか、とにかく正しくて立派で説教臭く、やる役もそういうのが多かったと思う。悪と果敢に戦う的な。
この人がコメディをやるのを初めて観た。天性のコメディエンヌ(だよね?)リリ・トムリンと真っ向勝負に体を張る。しかしいかんせん、リリの器が大きすぎるというか、彼女は肩の力が抜けているのでかえってジェーンの気合いが際立ってしまって、観ていてつらい。このドラマでリリはエミー賞4回、ゴールデン・グローブ1回ノミネートされているという。しかしジェーンはしてないようだ…。
それでも昔なじみだし、ジェーンも応援したい。女優が老いてだいぶ衰えた容姿をさらし、物語の一部となって登場しているのは立派だと思うから。なかなか勇気のいることだと思う。さっさと引退すれば人々は若いときの姿だけ覚えていてくれるけど、そういう道を選ばなかったというだけで、素晴らしいではないか。ちなみにシャドーイングの効果はほとんどなかった。シャドーイングって、ある程度しゃべれるようになってからでないと効果でない気がする。
往年の名優といえば、別れた旦那役がマーティン・シーンで、これもなんか、『地獄の黙示録』を自動的に思い出して、感慨深い。長く生きてると、こういう感慨にふけるおとが多くなる。会ったことないけど、一緒に生きてる感じがする。
マーティン・シーンは、離婚弁護士で、グレイス(ジェーン)の夫。しかしフランキー(リリ)の夫と長い間隠れて関係をもっていたゲイだった。このたびめでたくカミングアウトして離婚を要求する。この人、上手なのかな。すごいリアリティがある…。敏腕の弁護士で本当は男が好きで、でも長年女性と偽りの結婚生活を続けていてもういやになって…というこれまでの人生が鮮やかに想像できる。
初老が主役の映画やドラマってアメリカにはけっこうあるけど、日本にはあんまりないなあ。認知症ものはいくつかあるが、コメディはほとんどないのでは?
本
『天才たちの日課 女性篇』メイソン・カリー
フィルムアート社