独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

こなログ 鰤のバルサミコソテーランチ

11月19日(金)

曇りのち晴れ

18℃

鰤のバルサミコソテーランチ

f:id:camecon:20211123090024j:plain

ランチにパンを食べるのは珍しい

 最近、朝のパンをたまにしかアップできないのは、夫が朝にパンを食べるのをやめてしまったからである。「16時間食間ダイエット」をテレビで見て、実践中。とにかく食事の感覚を16時間あければ、それ以外はどれだけ食べても大丈夫、というやつで、私はすでに数年前に実践して、そして例によって効果がなくやめたのだが、夫は今始めて、そして微妙に効果が出ている。なので、昼12時までなにも食べれず、午前中「おなかすいたおなかすいた」とうるさいのだが、こらえている。そのわきで、私は食べたり食べなかったり。

 真夏は午前中、全くパンを食べる気が起きず、夫に作ったパンをアップしていた。おかげで痩せたので、続けたいのだが今は元気になったので、普通におなかが空く。それで食べたり食べなかったり、なのである。

 で、たまにはパン食べよう、ということで、昼ごはんをパンメニューに。鰤をにんにくとバルサミコ醤油でソテーし、焼き野菜を添える。ごはんもすすむがパンもすすむメニューである。さらにパンを味わうために、かぼちゃのポタージュも。このメニューは鉄板でおいしいのだが、夏を超えたらイワシや鰤の濃厚青魚が、すこし苦手になったかも。鯵はまだ大丈夫だが。

 

セーグルカンパーニュ

f:id:camecon:20211123091034j:plain

久々にいい感じに焼けた

 しかも最近、いい感じのパンを焼いてなかった気がする。この日はふくらみ、クープ、なかみ、すべて「なかなかいい」出来。なんでかなあー。

グリストミル50g、セーグルタイプ130 35g スローブレッドクラシック100g、キタノカオリ 65g エビアン150ml、ホップ酵母35ml、塩5g。

 あ、書いてて思い出した、準強力粉のスロブレをいつもより多くした。このせい? 違う気がするが…次回、同じに作ってみよう。

 夜7時頃に仕込み、1時間30℃保温、でも、もう翌4時に膨らみきることがなくなった。これからは仕込み時間を早くしなければ。

 

『土になる』坂口恭平 文藝春秋 

 

f:id:camecon:20211123092458j:plain

畑の猫も、彼を救った

 著者の躁鬱病を救った、畑仕事の記録エッセイ。詩を読んでいるような心地よさ。畑を始めたら1年以上鬱にならずにすんでいる、薬もやめた、ということで、いかに畑と畑仕事が自分を変えたか、という話なのだが、これが出て数カ月後ものすごい鬱に突入して数ヶ月、雲隠れしてしまった。かなり心配だった。最近ようやく復活したが、3回自殺しかけたそうである。相当重かったようだ。…が、それでもこの本の価値は薄れない。

 これに限らず、この人の言うことには「昨日と言ってること違う」「でも実際だめだったんでしょ」というような難癖を思い切り無効にするパワーがある。矛盾しててもいいし、間違っててもいい、とこの人に関してはたぶんみんな思っていて、それでも彼の言うことを信じている。言葉のすごさ、畑の素晴らしさは、ちゃんといきている。

 自分でも2年くらい畑をやっていたので、彼の言うことはすこしわかる。だからよけいおもしろい。趣味でやる畑仕事って、本当におもしろいのだ。土をいじりながら、だんだん彼は変化していく。本当に青虫が蛹になって蝶になっていくような生命の営みそのもので、これが本当に気持ちいい。生きてるって気持ちいいなあ、気持ちよく生きてもいいんだなあ、と坂口恭平の文章を読むといつも思う。

 タイトルも秀逸。表紙の彼の絵も素晴らしい。