独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ しらすチーズトースト

10月9 日(日)

曇り

21℃

 

しらすチーズトースト

久々のしらす

 マイル修行から帰って、元気いっぱいと思っていたがやはり疲れたらしく、数日ただぼーっとしている。寝ても寝ても眠れるし、起きてもふわーっとしている。

 

ドラマ

『ザ・ボーイズ』2019年(AmazonPrime)

 前々から「おもしろい」と各方面から言われていたのだが、なんだろう、食わず嫌いで(おそらくマーベルとかDCものにあまり興味がないから?)観てなかったドラマ。突然観る気になったので(こういうこと、多い)、すでに観たけどまた観たいという夫と観ることにした。ただいま3シーズンまでできている。

”ヒーローたちが、実は邪悪”ということだけ知っていて、実際そうだった。最初は今風のドラマらしく、あまりにも物語がさくさく進みすぎて、つまり何か困難が起きる→10分後には解決、が多すぎて、うーん。”タメ”がないなあ、深くないなあ、などと文句つけていたのだが、観ていたらハマってしまった。銃規制、LGBTヘイトクライムポピュリズム、分断にもちろんドラッグにメンタルヘルス危機、もちろんキャンセルカルチャー…アメリカの、つまり現代社会の問題をすべて盛り込んで、かつ、すべて茶化している。そしていまどきのコンプラをも茶化すように、ものすごく暴力的でとんでもなくエグい。毎回人々がすさまじい血しぶきを撒き散らして殺されている。エグすぎてリアルでないので、心に残らない、なので精神も病まないのでよいのだが。「このドラマはいつ放送禁止になるのだろうか?」と毎回観ながらはらはらしている。

 こういうものをエンタメにして大人気になるのがさすがアメリカである。物事を俯瞰できる人が結構いるってことなのかなあ、とも思うのだが、どうなんだろう。

 でもなによりも、キャラが結構きちんとしている。「みんな違って、みんなゴミ」というかの名言そのままの、とてもリアル(暴力シーンとは違って)な、しょうもない人々がしょうもないことでじたばたしていて、我がことのようで目が離せない。

「ゴミ」といえば。本作に「ハマった」と自覚したシーンが明確にあって、グループ同士の内輪もめが起こったとき。一触触発のMMとフレンチーに、英国人ブッチャーが割って入り、「スポーティスパイスはなにしてる?」と突然言い出す。??「知るわけねえよな。じゃあポッシュは? 拒食症の奴らに服を作ってるんだ。成長市場ってわけでもないのに。ベイビーは? なにしてる? なにも、だ。タブロイド誌のゴシップ欄にも出てこない。じゃあスケアリーは? 訴訟とセックス動画でめちゃくちゃ忙しそうだ。ジンジャーはアルバムをリリースしてる。『パッション』、『スキゾフォニック』、それから『スクリーム』。耳が痛くなるひどい出来だ」。……スパイス・ガールズのメンバーの現在話だった。そして結論。「いいか、ソロになったらまるでゴミみたいな存在でも、グループに戻った途端、スパイス・ガールズっていう最高のグループになるんだ」。だからおまえらも仲良くするんだ、と。これがおもしろくて、「よし、最後まで観よう」と決意したのである。

 

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