4月7日（火）
曇り
17℃
ひじきトースト
たいていのおかずはチーズトーストに適している
昨日の昼の残りのひじき＆焼き鮭ソテーを載せてチーズでまとめて焼く。ワインセラーを導入してからのパンは一回り大きく焼けるので、皿のリムからはみだす。すごい。
本
『掃除婦のための手引書』ルシア・ベルリン（講談社文庫）
単行本のとき図書館で借りて（56人待ちとかだった）、すごーくよかったので文庫本を買う。中古で。すみません。こういうの、いけないんだよなあ。書店で新品を買わないと…。借りてきてない本を読むのは久しぶりだ。借りてないと締め切りがないため、後回しになってしまうのだ。
再読したらやっぱりすごくおもしろかった。前に読んだときって３年前とかで、たいして昔でもないのに当時と違う感想を持ってしまう自分に驚く。「あれ、これおもしろいなあ。でも前読んだときは退屈だった気がする」とか。ほぼ彼女自身の身の上話だと思われる短編は、アメリカやチリ、アラスカなど炭鉱夫の父とともに移り住んだ様々な場所が舞台。様々なのは舞台だけではなく、裕福な家のお嬢さん的時代もあり、ド貧乏な時代もあり。四人の子持ちでありアル中でもあり掃除婦でもあり教師でもあり…ととにかくカラフルだ。カラフルな人生と魅力的なキャラクターと観察眼、文才が合わさると、こんなにすごいものが書けるのだ、とつくづく。この人自身の魅力がすごく大きな要素になってる気がする。作品は素敵だけど本人は？？という作家はたくさんいて、それが普通だと思うのだが、この人は本人の魅力がそのまま作品の魅力になってる気がする。情が濃くて、でも冷静でもある。優しくて意地悪。そのバランスが絶妙。
