独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ チリ風チーズトースト Part.2

7月27日(水)

晴れ

34℃

 

チリ風チーズトースト

前回の反省を活かして、赤たまねぎをのせる。

映画

『ナワリヌイ』

「めちゃくちゃおもしろい」と評判の本作、見逃しているうちに夜上映のみになってがっかりしていたら、午前に復活していたので新宿ピカデリーにかけつけた。おもしろかった。かなり長期間密着して、毒殺されかかったことの落とし前をつけ、プーチン政権に立ち向かうため、あえてロシアに帰国して、そして逮捕される…。この落とし前のつけかたが、緻密で爽快。だから「むちゃくちゃおもしろい」のか。そして逮捕・投獄されたあとはハンストまでしていた。今も投獄されているのだろう…どうか無事でいてほしい。

 それにしても、なにがここまでこの人を突き動かすのだろう。観ながらひたすら考えるが、当然答えは出ない。「ナワリヌイはナワリヌイで厄介な人だから」みたいな評をロシアに詳しい国際政治学者が言っているのを聞いたことがあり、信念が狂気にまで至りかけている人かも、などと予想していたのだが、この記録映像を見るかぎり、しごくまっとうな、ユーモアもたっぷりある、優しい笑顔の人であった。家族ともめちゃくちゃ仲がいい。この人がここまでやるのかあ、と不思議になるほど。つまり、狂気くらいにまでなってないと、こんなにがんばれないよなあ、普通、ということなのだが…。

 ピカデリーの劇場は7階にあり、エスカレーターをえんえん降りなければならないのだが、その間じゅう前にいた若者カップルの男が、「でもさ、もうウクライナに話題はいっちゃってるしさ、注目も薄れたよね。だいたいプーチンに勝つってことだけが目的になっちゃってるじゃん? プーチンに勝ってなにしたいってのがないじゃん。だめだよ」と彼女に講釈をたれていて、アホか、と後頭部をはたきたい気持ちになった。なにがしたいか、はっきり言ってたけど? 寝てたのか。「うーん…うーん」と、むにゃむにゃ聞いてる彼女にも。若者だししょうがないのか。

www.youtube.com

 

「curry 草枕」でカレー

 えんえんと若者の説を聞かされ、むかむかしてきたので、前から行きたかったカレーの店「草枕」に行くことにする。シェフがひとりの個人店なのに、あまりにも大人気だからか、サーブする人だけで6人くらいいた。すごい。

なすのトッピングが看板メニューのようだ

 あちこちで話題にのぼる店だけあって、独特のカレーだった。たまねぎの甘さが全面にでる。でもなんとなく、飴色玉ねぎではなく、すりおろし? 土台の玉ねぎとは別にすりおろしたまねぎを入れてるのか? と考えつつあっという間に食べてしまった。たしかにとろとろのナスとチキンによく合う。飴色玉ねぎでベース、それとは別におろしたまねぎをいれる、というのは(と勝手に考えただけで、たぶん実際は違う)面白そうだから今度やってみよう。

…と、そしたら今朝、こんな記事を見つけた。

toyokeizai.net

 飲食店をやることのしんどさがつくづくわかる記事であった。

 

 帰りにマルイのなかの「セリア」でいろいろ買い物して充実してた。しかし、今年の夏は元気だから「外行きたい!」とよく思って出かけるのだけど、うーん、どうなんだろう、いまいちである。気分が上がらない。有楽町じゃないからかな。新宿は伊勢丹があるし、家から近いし、東京のなかではかなり好きなほうなのだが、それでも彷徨ってるとどうも虚しく、哀しくなる。まあ、正直、もうなにをしていても「虚しく哀しい」のは通奏低音のように響いているので、新宿が悪いわけではなく、そういう気持ちを忘れきれない、だけなのだが。年をとるってそういうことなのよね、と思う。やっぱり家にいるほうがいいのかねえ。