9月4日
レーズンサンドについに本格的に取り組む
取り組んだのは半年くらい前から、ぼちぼち、だったのだが、これを書いている日付を書いたので、9月4日付け。
昔、一度挑戦して、クッキーを一度に2枚食べるのだから3ミリで薄くしないとだめかもなあ、と結論した。きっちり薄いシュクレ生地をきれいに切り抜くのってなかなか難儀で(ぶきっちょなので)、さらにクリームのイタリアンメレンゲを作るのにもかなり苦労したので関門が多く、そのまま放置しつつ、ああレーズンサンド…とうなされていたら、あっという間に世間で大ブームになってしまった。ああ、しまった乗り遅れた、とまたうなされていたのだが。
いや、やっぱり食べたいし、ということで今年から挑戦。イタリアンメレンゲをなんとか克服し(これで一本記事書けるのだが、まだです)、クッキー生地もルーラーを買ってまっすぐ美しく伸ばし、夏はとにかく冷凍しつつ作業すればいいのだ、などといろいろ作業効率あげる方法も発見して、ああこれはいける、誰かにあげてもいい、とほぼ勝利宣言をだしかけていたのだが。
うまいことクリームをサンドして個包装する、という段階で思い切りつまづいた。イタリアンメレンゲにバターとホワイトチョコレートと刻んだレーズンを入れたクリームを絞り出し袋で絞り、もう一枚のクッキーでサンドする。この塩梅がうまくいかず、サンドする力が強すぎてはみ出してしまうのである。はみださない程度、でおさえると別にレーズン6粒入れるため、まったく物足りない量になってしまうので、量は減らせない。で、そっとサンドしたものを小さな袋に入れるのだが、はさんだ指で圧をかけすぎてクリームがはみだし、袋が汚れるのである。最初に詰めたときはがんばればがんばるほど袋が汚れて半泣きになってしまった。
どうしようどうしようきれいに詰められない、と家用に焼いたレーズンサンド(包装しなくていい)を食べながら悩んでいたのだが、あ、このクリームって冷やすと固まるんだ、と基本的なことに気づいた。バターなので室温ではとろとろ、しかし冷蔵庫に入れれば簡単にカッチリ状態になる。絞り出すときは室温にしないと出てこないので柔らかくして絞るが、袋に詰めるときはしっかり冷やし固めてれさえいれば少々の圧をかけてもクリームは動かない。…という、今書いていて、そんなん当たり前やんか、と自分で突っ込まずにいられない事実に、ようやくたどりついた。
というわけで、①やわらかくして絞る、②適度にクリームを広げつつ、はみださせない程度に圧をかけてサンドする。③そのままそーっと冷蔵庫に入れて固める。④しっかり固まってから袋に入れる。
という手順が定まった。前回は冷蔵庫に入れていた時間が甘くて、やっぱりはみだしてしまったのよね…。やれやれ。
達成感あり…よくやった自分。ちなみにクッキーは、定規を使って切るより、型で抜いたほうが断然早いしきれい、という発見もあった。