独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 明太サワークリームディップ

3月21日(火)

曇り

18℃

 

明太サワークリームディップ

サワークリームに明太子を混ぜる。だけ

 よしながふみの漫画『昨日なに食べた?』に出てきた。たしか。クリームに魚卵、という健康的には地獄のような組み合わせだが、そういうものほどおいしい、とかそんなことを描いていた気がする。甘夏のパウンドケーキを作ってあまっていたサワークリームに、冷凍庫にあった明太子を混ぜる。そして網で焼いたトーストにつけて食べる。うまい。

 

映画

『エンパイア・オブ・ライト』

 最近、私のなかで深刻化している「映画館で寝てしまう症候群」。サム・メンデスのこの映画も以前なら有無を言わさず観に行ってたのだが、スピルバーグと違って寝てしまう可能性が非常に高く、ためらっていた。が、朝寝坊して睡眠貯金をし、観る前にカフェオレを飲んで挑戦することにした。

”観たい”と思ったものの、予告をチェックするとどうも「人とのつながりを感じさせるヒューマンドラマ」的なことが前面に押し出されており、うーん、大丈夫かなあ、とやや心配に。自分のような情のない人間にはToo Muchかも、と。”とある寂れた海辺の街の映画館に、ある日ひとりの男がやってきて…”って、もうどうなるかだいたい想像つくよね? とか。

 が、行く。

 結論を言うと寝なかった。そして素晴らしかった。

 寝なかったのは、眼鏡を忘れたことも大きいのかも。席につく直前にしまった!と気づいて、前のほうの空いてる席に移動し、目を大きく見開いて見てたから緊張を保て、睡魔がつけいる隙がなかったのでは。で、肝心の映画なのだが、これがどんぴしゃで自分好みだった。あらすじからの想像通りといえば想像通りなのだが、途中からの展開が”!”という驚きに満ちていて、その途中までは「このオリビア・コールマンって、たしかすごい芸達者な人な気がするのだが、なぜ彼女を配役したのだろう?」と思っていたのだが、後半「あ、だからね!」と納得。芸達者でないとこれはできない。舞台設定も粋だし、積み重ねられるエピソードのひとつひとつが大事で、素敵で、でもありきたりでなく、最後は、あああーと思う、光が射してて、でもせつなく終わる。うーん。こういうの、観たかったよ。素晴らしい。

 

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 オリビア・コールマンは改めてすごい人だった。ただの普通の中年おばさんなのだが、異様に魅力的。為末大さんがよく言ってる、「魅力に欠けてると実感したからこそ、その代用に能力を上げようと人はがんばるのです」という、つまり魅力=なんだかわからないけど愛される、引力がある、こそが人間が求めているものなんだけど、当然それはごく一部の人しかたくさんは持ってなくて、たくさん持ってる人の多くはパブリックな人になる、というのが最近の自分の結論。で、この人はその魅力をたっぷり持ってる人なのだなあ、としみじみ。2時間、彼女の一挙手一投足を凝視しちゃうもんなあ。魅力。美醜とか善悪を超えてる不思議な力。

 

 ところで、「眠気を防ぐ」というとまず浮かぶのはカフェインなのだが、私にはこれは効きすぎて夜眠れなくなるので手を出さない。が、近頃サントリーから「BOSS カフェイン」というものが出た。これ、どんなカフェイン飲料よりも強力な200mg配合で”エナジードリンク的に使う”ものらしく、”危険では?”と話題になっている。劇物的な配合量なのに「おいしくのみやすい」「カフェ・オ・レと間違えるほどの甘くソフトなパッケージ」で、ますます危険。これ、まずいよねえ? 企業の倫理観はどうなってるの? 企業にそんなもの求めるのが甘いのか。ストゼロとかもそうだけど、世の中ってそんなに安全じゃないんだなあといまさら実感。