7月2日(日)
曇りのち晴れ
32℃
久しぶりのスコーン
スコーン、最近作っては失敗していた。”生地は絶対こねない”という鉄則は守っているのになんで? と悩んでいたらベーキングパウダーが古いのだと気づいた…。だから膨らまなかったのか…。ベーキングパウダー、心配なときは水をたらすといいそうである。シュワシュワしたらガスが生きてる証拠。
で、買い直して再挑戦したのだが、成功なのか失敗なのかよくわからないものができた。原因究明する気力もなく日々がたち、この日、久々に焼いてみた。パンを仕込むのを忘れたので朝、食べるものがなかったのだ。スコーン生地は数時間〜一晩寝かせるのがお約束だが、昔カフェで働いていたときは1時間冷やしていただけだったから、冷蔵庫の温度をできるだけ下げればできるだろうと。
どのレシピでもよかったのだが、徳永久美子さんの本にした。そしたら驚くほどべちゃべちゃな生地ができてしまった。あれ? スコーンってこんなだっけ? そういや前もこのレシピで失敗しなかったっけ? 不安に苛まされつつ1時間冷やす。冷やしてもべちゃべちゃしている。ああこれはもうだめだと諦めて、カットしてまた冷やす。さらに深く絶望しつつ焼く。そしたらちゃんと焼けた…………。よかった……。でもあのべちゃべちゃ具合の謎は…。一晩冷やせばよかったのか?
徳永さんのレシピはいつも普通のお菓子レシピと微妙に違っている。スコーンも、粉とバターと砂糖を混ぜた段階で一晩冷やす、となっている。普通はその後の卵+牛乳まで混ぜて生地を完成させてから冷やすので、へー………? と思いつつ、癖で卵まで混ぜてしまい、それから冷やす。だからその、全然レシピ通りに作ってないじゃないか! すいません…。
なにはともあれ予想外に成功した。大失敗を覚悟していたのでなおさら喜びは大きい。しかも夫が珍しく食べている間中、何度も「おいしい」と呟いていたのでなおさらうれしかった。まあ、とにかくスコーンは焼きたてでさえあれば、多少生地に問題があってもおいしいものではある。おかげ非常にいい気分の日曜を過ごせた。
ところで老婆心。スコーンっていちおう日持ちは2日ってことになってるけど、焼きたてと翌日では別物のように味が変わるので注意喚起したい。たとえオーブンで温めなおしても、翌日のスコーンは焼きたての「わあっ」というおいしさは失われている。パンは温めるとかなりおいしくなるし(皮以外)、クッキーなどは焼いて数日たったほうがおいしいけれど、スコーンは違う。一にも二にも焼きたてである。だから生地は作ってカットしたら、冷凍保存して食べる量だけ焼く。
スコーンには中沢クロテッドクリームが必須なのだが
いつのまにか中沢クロテッドのパッケージが変わっていた。小さくなって安くなった。たしか200円。よく覚えてないが昔は398円くらいだったからがぜん買いやすくなった。多いとあまらせてしまうことも多いし、このほうがいいね、と思ったのだが。
ほんとに使い切りサイズだった。連日スコーンを食べる場合全然足りない。毎日クロテッドを買ったりして、なんだこれは、猛烈な値上げじゃんか!
でもまあ仕方ないね。日本はどんどん値上げしなければいけない。値上げしてみんなの給料をあげなければ。もうデフレには戻れないのだ。