…と強気に書きましたが、もちろんすべての野菜を絞るべきではありません。でも強く断定したいくらい、我が家の副菜を変えた事象だったので、こう訴えてみた。
というか、これって私以外には常識? とも思うので、発見してから1年くらい記事にするのをためらっていたのだが、でもネタもないし書いてみる。
蒸し野菜だって絞るべきだった
発端は「うちで作るもやしナムルがいまいち」問題。なんだか味が薄くて、韓国家庭料理店で食べるアレにならない。蒸して加熱したあと、塩、ごま油、胡椒で調味じゃだめなのかな、とにんにくをすりおろしたり中華スープを加えたりしたが、なんかしっくり来ない。
と、そんなとき「きょうの料理」で栗原はるみさんがナムルを作っていて、「(茹でた? 蒸した? 失念)もやしはしっかり絞ってくださいね」と言っていて、あっ、そうか、絞るのか、と。
そりゃそうでしょとどうか言わずに読んでください。
そりゃ私も茹でた野菜は絞ってます。ほうれん草、小松菜など。でも「蒸した野菜は絞らなくていい」と思ってしまっていた。なぜならば蒸すと容器の底に水分出てるし。茹でて水っぽくしたくなくて蒸しているつもりだったので、さらにそのうえ絞らなくてはいけないと思っていなかった。
で、絞ってみた。愛用のもやしは「袋のままレンジへ」、と感動的に簡単。数年前から「未開封でレンジ加熱」できるパッケージがあるけど、あれを最初に知ったときは本当にびっくりしたっけ…。チキンナゲットのケチャップ&マスタード容器とか、詰替が簡単にできる洗剤容器とか、本当に日本のパッケージ技術ってすごい。あれ? 日本の開発商品だよね?
未開封で500W3分半加熱して、火傷に気をつけつつ取り出して、ちょいとつつくと、上記写真のマーク部分が簡単に開くので、そのまま開封部分を広げないよう気をつけて、↓のように袋ごと絞る。うおおお、一切の容器も使わず手も汚れず、なんっって便利なのだ! 絞ることの効能だけでなく、この調理法も、大きな声で伝えたいことだったのだ!
スープを作ってるときは、この水分を入れたりする。もやしのだしっておいしいから。熱々で絞るときは軍手タイプのオーブンミトンを。つい面倒で冷めるまで待ってしまうけど、ナムルはほんとは熱々で調味するべきな気がする…。
そしてボウルにうつして調味。結局、塩、黒胡椒、ごま油、ごまでじゅうぶんおいしい。さらに、あるときから一回り大きいボウルで和えるようにしたら、塩がちゃんと行き渡って俄然おいしくなった。あ、ごま油は美味しいやつを使います。最後に海苔をちぎって加えて完成。簡単すぎる。しかもおいしすぎる。さらに低カロリー。「あと一品欲しくない?」というときにありがたすぎるメニューなので、うちの冷蔵庫にはだいたい豆もやしが入っている。夜、夕食を食べない私ですが「しかし腹減った…」というときにも。
つるむらさきの場合、絞るとぬるぬる成分が出てきて、これをあんまり絞るとご利益がなくなりそうなので加減が難しい。やや控えめに。
絞って味が大きく変わる小松菜
もやしに並んで感動したのが小松菜。
こんなに味が変わるのか、と驚いたのが小松菜。蒸して絞ると別の野菜? っていうくらい苦味と辛味が出ておいしくなるのだ。そもそも小松菜がそんなに得意でなかったので、これならおいしいとたびたび買うようになった。小松菜、安くて栄養価高いから、使えるなら使いたい。
小松菜を絞るようになって、煮物系でも生の小松菜を入れなくなった。蒸して、絞って、煮上がり直前に入れる。全体の味が濃く引き締まっておいしくなる。気がする。
というわけで、「そんなの知ってる」と思われないといいなーと思いつつ、びくびく投稿します。