こなログ
10月26日(木)
晴れ
23℃
キャロット・ツナ・ラペサンド
へなちょこバゲットを懸命に消費。合わせるものが同じものばかりで貧相なのは、野菜が高いからである! ミニトマト398円とか598円とか…厳しいなあ。どの野菜も高いので購買意欲が減り、結果的に野菜が安いときより買い物量が減ってる気がする。しかし農家のことを考えると高くても買わなければいけないとも思う。そもそもあんな重労働+運送費で育てられたものが、あんな破格の値段で手に入ることのほうが奇跡なのだから。…と、言い聞かせている日々。そのうちブロッコリー298円(極小)にも慣れるであろう。
デビッド・ホックニー展@清澄白河
この夏ずーっと話題だったホックニー展。涼しくなるのをひたすら待っていた。そしてついに決行。もうすぐ終わりだからか、平日なのにかなりの人混みだった。チケット購入にすごい列。オンラインで買っておいて本当によかった。いろんな情報入れさせられて、ときには時間指定までさせられるので、展覧会チケットのオンライン購入には断固反対だったのだが、あの列を見て瞬時に考えを変えた。
撮影禁止だったので、目が醒めるようなカラフルでハートウォーミングでかつ、壮大なスケールの世界は伝えようがないのですが、そもそもこの人の絵って、写真に撮ると途端に魅力が半減してしまう気がする。個人的に思う。以前NYのギャラリーで観たときも生はかなり感動したのだが、あとで写真を見返すとなにかが激しく失われていた。油彩でなくアクリル絵の具が多いので、つるっとして見えて、イラスト風に見えてしまうのも理由のひとつかなあ、と激素人考えで思ってみたり…。
最近は自然ばかり描いているようなのだけど、ポートレイトがなんかすごいんだよね
…魂入ってる感じで。右は両親だそうだ。なんというか家庭の風景まで浮かんでくる。中央は自画像。これもいまにも動き出しそうな。
MOTコレクション『被膜虚実』もかなりおもしろかった
名和晃平『PixCell Deer#17』
あと、ここではとても説明しきれないのだが百瀬文の『山羊を抱く/貧しき文法』というパフォーマンスアート(の動画)もなかなかすごかった…。この広すぎる世界の混沌から、「ここを掘ろう」とテーマを決めてゴールを決めて制作して、そして発表して世に問う、そしてそれを生業にする芸術家という生き物の内面が気になる。毎日どんなことを考えてなにと戦ってどこで喜びを感じるのだろう、と。内側に意味不明な、しかし相当強靭な”確信”がないとできないことだよなあ、と。
帰りは東西線「木場」駅まで散歩
なにしろいい気候なので歩くのが楽しい。おろしたてのスニーカーで靴ずれできてしまったのが残念。絆創膏、持ち歩かないとなあ。