独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ ピーマンのチーズトースト 

1月14日(土)

くもりのち雨

 

ピーマンのチーズトースト 

なにか載せなければ…ピーマンにした

 ブログが全然更新できず、もう2月になってしまう。記録って大変だ。久々に仕事まみれの日々のため、朝ごはんにやる気がないまま、この日はチーズトーストで、毎日同じじゃなあということでピーマンを載せる。ピーマンは薬味的に使うのが好きです。

 

銀座 鉄板懐石「ふく」で接待の下見

 来週、めずらしく夫がクライアントを接待するというので店を探す。東銀座で、ということでこの「ふく」を見つけたのだが、なにしろ行ったことないので下見をするかー、と出かける。いや、本来の目的は国立近代美術館の大竹伸朗展なのだ。昨年、出かけたのにランチ後にビッグカメラで熱心に買い物してしまったため力尽きて帰ってきてしまったので、今回はその雪辱戦。

 

和だけどモダン、な素敵な店内。
接待は個室だろうけど、個人的にはこういうカウンター席が落ち着く

 いちばんお安い檜コース3850円だったが、銀座でこの値段でこれ? と驚く充実ぶりだった。

美しい前菜。芸術的な少量ぶりにも驚いたが…

トリュフ風味の茶碗蒸しは、なかに具がたくさん!

メインは黒毛和牛

デザートもかわいい。チョコレートアイスとわらびもち

 従業員もたくさんいて、三越裏の一等地で…さぞかし経費がかかるのだろう、とよけいなことばかり考えつつ、いただく。おいしかった。最近、あのNomaがマンハッタン店を閉めるという記事を読んで、その理由が「1コース500ドルもらっても、シェフたちにまともな生活…郊外に家を買って子どもを育てて…をさせられないから。これはサステナブルな商売じゃない」ということだった。同時に、この店は無給のインターンを相当数使っていて、彼ら彼女らも相当無慈悲にこきつかわれている、ということが以前から問題にもなっていたそうな。インターンだけでなくレストラン業界での労働環境があまりに劣悪で、こちらも同様に問題視されていた。シェフがよほどもらってたのか、そもそもこのビジネスモデルは無理なのか。

 

 このあとメインイベントの大竹伸朗展に行こうとするが、「せっかく来たのだから」ということで松屋に行ってデザイン雑貨や家具などを見る。ついでに100万とかする鉄瓶やら、手作りメガネブランドなど、あれこれ見てテンションがあがり、ふだん人混み嫌い・買い物しない夫が「ギャルソンとかないの? 観ようぜ」などと言い出すので、すごいじゃないか! あるよ! ということでドーバーストリートマーケットに連れて行き、上から舐めるように見て回る。若者がたくさんいて、彼らはほぼ全員外人で、日本人はミドルというかほぼシニアな我々世代のみ…。ギャルソンファミリーはもちろん、ラフ・シモンズやJ. W. アンダーソン、GUCCIなど、「洋服ってまだおもしろいなあ!」と感激するものがたくさんあった。夫は試着しまくって思わずkolorの10万のシャツジャケットを買いそうになったりしていたが、どうにかこらえた。おそらく、あまりにもここ数年家にいすぎたことと、ここ1年で10kg痩せて服が似合うからうれしかったのが理由だろう。

 私といえば羽織ることすらしなかった。ちっとも痩せてないから似合わないだろうし、着ても行くとこないしなあと思うと、「かわいい! 着たい!」という気持ちすら湧いてこない。さみしい。それでも気合の入った服を山のように見て、ちょっと美術館のような興奮を覚えた。久々に頭を真っ白にしてモノを見た。

 どうにか1階まで見終わると、「これって、ほぼ美術館めぐりじゃね?」と夫が言い、つまり疲れきってしまい、なんとまた大竹伸朗展は延期されたのである!

 その後、お茶するところを探したが、マリアージュ・フレールだのピエール・マルコリーニだの、「もう高くてもいい。座らせて、素敵な甘いものをだしてくれ」と思って行ったところみな長蛇の列で驚く。えーっ、だってお茶とケーキで3千円超えるよね?などと思ったけど、あれもみな外国の方々なのか…? まあ、それでも賑わいがあるのはいいことだ。日本人の我々は東急プラザに行って、奇跡的に席が空いたシティ・ベーカリーでカロリーのすごそうなピーナッツバターシュークリームとなぜかクロワッサンプレッツェルのツナサンドを食べ、くたくたになって帰宅した。

 いつ会えるのか、伸朗。