これ、でかけたのは11月初旬なのだが、その後仕事&観光の海外旅行に出かけてしまい、帰ってきたら下書きしたまま放置した本記事を発見、慌てて投稿している。2週間弱の旅行だったけど、行く前がはるか昔のことのようで、記憶が…。
初めての松濤美術館に衝撃
「本歌取り」とは、本来、和歌の作成技法のひとつで、有名な古歌(本歌)の一部を意識的に自作に取り入れ、そのうえに新たな時代精神やオリジナリティを加味して歌を作る手法のことです。作者は本歌と向き合い、理解を深めたうえで、本歌取りの決まりごとの中で本歌と比肩する、あるいはそれを超える歌を作ることが求められます」(パンフより)
どこもかしこも美しい松濤美術館ですが、いちばん驚いたのは二階のギャラリーの中心にどーんとソファが置かれていること。めっちゃ気持ちよさそうな、そして巨大なソファがあるのですよ。そこに深く身を沈めて作品を眺めることができる。このソファのおかげで、金持ちの友達の家に遊びに来た来たみたいな妙なリラックス感が突如沸き起こる。さらっと通り過ぎていたかもしれない作品を、ぼけっとえんえん眺める、なんてことも起きる。こんなものを中央に置くなんて豪気すぎる。知ってる人には当たり前なのだろうが、私は行くまで知らなかった。
↓このツイート(今はポストっていうのか…)の写真にソファの写真載ってます。なぜか画面が出てこないのだが。
白井晟一展第2部では、「あのふかふかの椅子」とお客様に呼ばれるスイス、デ・セデ社のソファを開館当時の配置で置いています。
— 渋谷区立松濤美術館【公式】 (@shoto_museum) 2022年1月20日
40年前の納品時には「こんな高級な椅子を」と周囲を驚かせましたが、「区民のための美術館」を目指す白井は、一般の方々にこそ、この椅子に座って貰いたかったのです。 pic.twitter.com/u3u8DIQeag
知ってる人には当たり前なのだろうが、私は行くまで知らなかった。
↓この美術館が、いかに建築作品として素敵か、解説。この展覧会、行こうとして行けなかったのよね…。