独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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展示会というものに行った~そこそこ楽しい夏の思い出① 

飲食店のための展示会、CAFERES JAPAN 2024

 というものが7月にビッグサイトで開催されていて、行ってみた。秋にお菓子を販売するサイトを始めようかなと準備していて、どうにもパッケージサイトで希望ぴったりの包材が手に入らず(というかオンラインだからよくわからない)、やっぱり現場で見ないとねえ…と思っていたらそのサイトの広告で、こういう展示会がある、と知ったのである。開業前でも申し込めば行けるらしいので登録してみた。

初めて来たビッグサイト。空港とかヨーロッパのばかでかい鉄道駅のよう

どういうものなのか全くわからないけど、なにか役に立つ情報・商品が得られるのでは、と…。 

caferes.jp

 有明という場所に来るのもなんだか旅行気分。

7月なかば、梅雨も明けてむちゃくちゃ暑かった

 お台場に行ったときも書いたけれど、昔はこういう湾岸地帯、全然好きじゃなかった。今も別に好きではなく、住みたいとかは全く思わないのだが、「いつもと違う眺め」というだけでテンションが上がるようになった。人工的で空が広くて、ばかでかい建物がぽつん、とある。生活感ゼロ。全然来ない場所なので、それだけで新鮮でうきうきする。たぶん幸せになったんだろうな、昔より。だからどこ行っても楽しい。そこそこ楽しい。

 たぶん以前はいろんなものに期待しすぎていたのだろう。「すっごく楽しい、素敵な場所」でないとがっかりしていたような気がする。しかし人生後半になり、場所だけでなく生活や人間関係すべてに「なんかすごくいい感じ」を期待しなくなったので、たいしておもしろくなくてもがっかりしないし、ちょっと変わった出来事を見聞きするだけで「へえー!」とおもしがれる。日常生活でも嫌なことがあっても「人生後半は嫌なことだらけがデフォルト」と悟った(?)ので、「それが普通」と流せるようにもなった。これは数少ない、年をとることの利点である。

 というわけで、灼熱の有明も楽しい。招待もされてない部外者な展示会も、楽しい。

日本における飲食業の大事さを痛感

 最初の目的だった”かなりの数のお菓子包材を実際見てみる”はほぼ全く叶わなかったのだけど、飲食業には食材屋さんと作り手だけでなくとんでもない種類の業態が関わってるのだと実感できたのがおもしろかった。キャッシュレスに対応した支払い機器、家具や調度品の店内装飾系、白衣やエプロン、冷蔵庫やオーブンの厨房機器、最新食材保存法、キッチンカー、もちろん容器、袋などの包材も。そして飲食業、とひとくちに書いてもコーヒーショップ(すごい数だった)からパティスリー、イタリアンレストランにお弁当屋、地方名産食品店と、とんでもないバラエティ。そうだ、日本は世界から「あらゆるものがおいしい」と観光客が駆けつける国なのだ。

 書き出してみたら「そりゃそうでしょ」な感じだけど、これら飲食業に関わる業種を一度に見せられると、そして各ブースの人たちの、話を聞いてもらおうアピールもかなりなもので、すごい、この人たちはこれで食ってるんだ、と”一大産業”を実感して感銘を受けた次第である。いちおう自分ももうすぐこの環のなかに飛び込む予定なのだが…え? 無理じゃね? と早くも気後れが…。

 飲食業展示会なのだからこれも当たり前なのだけど、会場はあらゆる試食であふれていた。コーヒー、ジェラート、焼き菓子etc. 暑すぎて食欲なかったのと、部外者の遠慮とでほとんどいただかなかったけど、部外者じゃなければ相当おいしい思いができただろう。来年は立場変えてがっつり来ようと萎えかけた気持ちを奮い立たせた。

 

収穫は「パンおいしいまま」と「焙煎やろう」

冷蔵庫の匂い、という料理人最大の敵に挑む保存袋

 おもしろいけど、私が今すぐ必要なものはないようだ…と帰りかけたときに出会ったのがこの機能素材株式会社のブース。なんとパンに冷蔵庫臭をつけない保存袋を作っているのだ。パンだけでなくクッキーなど他のものも、劣化させずに冷凍できるという! レーズンサンドを作ると毎回、でもこれ人に送るときは冷凍しなくちゃいけないのか(冷蔵だと賞味期限が4日程度しかない。だから毎回「冷蔵品送っていい?」といちいち聞いていて、超面倒)? でも味落ちるよね? いや、でもお取り寄せレーズンサンドはほとんどすべて冷凍だし…、焼き立てパンを遠方の人にできるだけおいしい状態で送るにはどうしたら? などと悩んでいたので、これはまさに救世主的な商品である。いや、よく考えたら結構前に、マクアケで売ってたわ、これ…。当時もすごい! と思ったけど、マクアケに若干アレルギーがあるので(すいません)そのうち忘れてしまっていたのだ。ここで運命の再会。

冷凍だけでなく常温でもおいしく保存できる

 すごいすごい、と親切なお姉さんから詳しい話を聞いていたら、結構な量のサンプルをくれた………各サイズ5枚ずつ。ありがたすぎる。この袋、使い捨てではなくちゃんと再利用もできるのです。

 

焙煎に情熱かけるイワタニ社員による、コーヒーロースター

「参考出品」ということで未発売だが…

 もうひとつ、「おおおお」と思ったのが、このカセットコンロでできるコーヒー豆焙煎機。最近よく、「自分で焙煎できたら常に新鮮な豆を使えるし、かなり安くあがるんだよな〜」と思っていたので。あ、いや、これもマクアケで見たんだ。「自宅焙煎機」。それで、自分で焙煎するメリットがとうとうと語られていて、へええー! と思ったものの、マクアケに少々アレルギーがあり以下略。ごめんなさい。実際嫌な思いをしたのではなく、完全で純粋な偏見です。

 ともかく、それで「ねー自分ちで焙煎ってできるんだってー」などと家人に言ったりしていたところ、こんな家庭用の焙煎機が目に飛び込んできたのである。

「参考出品」ということで未発売のよう。担当の方に話を聞くと、社長から「なにかカセットコンロで使うものを考えなさい」とお題が出て、「じゃあ趣味の焙煎ができるなにかを」ということらしい。夢のあるプロジェクトである。試作段階なのでぐぐってもなにも出てこないのだけど、この担当の方がやっているインスタ「焙煎やろう」で最新情報がわかる。それにしても気の利いたネーミングだなあ…。

 

焙煎やろう

https://www.instagram.com/baisenyarou_coffeeroast/

 

 話を聞いている途中で、焙煎命みたいなおじさんがやってきて、にこにこと、かつ「でもここに豆が当たりませんよね」「いやでもこのメーカーはですね」「僕が長年焙煎機を見てきたところによると」と、あらゆる角度から激しく突っ込んでいたのだが、担当の方が実に匠みにかつ説得力をもって反論していて、ますます好感度をあげてしまった。「真剣に焙煎を考えたひとりの人が、日々パーソナル焙煎機を追求している」姿そのものに見えた。なにより楽しそうで、そう『サラメシ』を観ると感じるあの楽天的で平和な感じ…。

 そう、というわけで、イワタニのカセットコンロで焙煎する前提で作ってはいるが、普通の家庭のガスコンロでもできるそうです。うろ覚えなのだけど1回200g、時間は30分。ほどよく小さく、とんでもない価格でもなさそうで、発売されたら真剣に購入を考えてしまいそう。

 

こなログ

7月20日(土)

晴れ

36℃

 

パン・ド・ロデヴ

まあまあ良い感じ。

 なんかずいぶん前のものだけど、挙げておく。

あるものプレート。ひじき煮と生ハム。
合うんだか合わないんだか…

7月23日(火)

晴れ

35℃

 

あんバターぱん

バーガー用の丸パンに自家製あんことカルピスバターをはさむ

 まさにあんぱんだなあ。丹波大納言小豆にカルピスバター。ずいぶん昔に比べて高級になった。