独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 牡蠣のオイルソースプレート

2月15日

13℃

めずらしくたっぷり振った。真っ暗で、これはこれで気持ちのいい日。

 

牡蠣のオイルソースプレート

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パンをオイルに浸して食べるのだ

前日の昼に作った牡蠣とカリフラワーのオイル煮。ねぎとセロリ入り。味付けは塩レモン。パスタにしたけど大量に残ってるので、パンにつけて食べる。海のものは出汁の塊だ。

 

映画

夢売るふたり』(2012)

www.youtube.com

 

 怖い。怖いほど面白い。西川美和監督作品はいつもそう。今公開している『すばらしき世界』を映画館で観ようか、家に来るまで待つか迷っており、最近全然観てないから他の西川作品を観て考えようと思って、こちらをアマゾンプライムで観た。

 そしたら、怖かった。おもしろすぎて。実がつまりすぎ。あまりにもいろんな見方ができるふかーい作品だからか、アマゾンのレビューではみんないろんなことを言う。どれも「そうかもな」と思わせられる。この多様性が素晴らしき作品の証拠なのか。

 私は、東京の空の下、いろんな女が(男も)もがいて生きている、スケッチのような映画である、という角度で観た。すごいな。観終わったあと、しみじみといろんなことを考えてしまい、いつまでも映画が終わらない。

 松たか子阿部サダヲが最高。とくに松、前半の懸命で優しい善人からのじわじわと変貌していくさま。松たか子って、動きとか声がめちゃくちゃかわいいんだよなあ。でもお人形のような美貌でもないから、どんな役でもできてよいのである。今回も「たいして美人でない」設定らしいし。でも魅力的だから目が離せない。そんで、肝が座った目をしてる。↑のシーンとか、すごかったです。

 音楽だの演出だの編集だのも秀逸なのでは。各エピソードをぎゅっと凝縮して畳みかけて、物語を積み上げていき、そこに無駄がない。全然飽きない。

 それにしても、この人の師匠の是枝裕和もそうだけど、エグいんだよなー。エグいけど、絶望や陰惨さ、残酷さに酔わない。かすかに希望が光る。そこが好き。『すばらしき世界』は映画館で観ようと思う。

 

『サピエンス全史』下巻 ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社