独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ カレートースト

5月19日(木)

晴れのち曇り

26℃

カレートースト

カレーライスにチーズはのせないが、パンだとほしくなる

 熊本旅行から帰ってきて、脱力すごくてなにもできない日が続く。翌日は「あれ、わりと元気だな?」と思ったが、その翌日から一週間くらい使い物にならず。起きれない。起きたあと眠い。気力わかない。暗い考えばかり浮かぶ…etc。これも老化現象か。やっぱり強烈な陽射し+長時間ドライブが効いたなあ。さらにドライブ→飛行機→羽田リムジンバスという「え、また乗り物に乗るの?」というのがこたえた。まあ楽しかったけれど。これからどんどん旅行すると、楽しいけれどいろいろ犠牲にする、ということになるのだなあ。対策を考えなくちゃ。

 それにしても熊本はよかった。余韻がすごくて、思い出すとふわーっといい気分になる。そうだ、熊本城を観に行った日、いろいろ書き足したいことを思い出したので改訂しなければ。

 

運動

1日おきのランニング、週1の水泳、週3のパワーヨガはなんとか継続中。なにを聴いて走っていたか思いだせず。

 

『映画にまつわるXについて 2』西川美和

 いつもの西川さんの映画製作エッセイ。2では映画『永い言い訳』の制作過程が中心なのだが、例によって「ここまで書いていいのか?」という赤裸々ぶりだ。俳優からスタッフ、すべて(いや、すべてじゃないんだろうが)書かれている…すごい。旅行中もずっとこれを読んでいた。不思議なのだが、最初のヒット作『ゆれる』のクォリティの高さ、それを監督・脚本だけでなく小説まで書いてしまう、その後作るもの作るもの話題になりヒットする、世界でも師匠の是枝氏と同様評価されまくり、しかも美人…というスーパー才女ぶりが、エッセイには出てこない。プロフィールと文章が一致しないのが、この人のエッセイの不思議で魅力的なところだ。エッセイだけ読んでいると、どちらかというと「いつも負けてきました」な風情さえ漂う。「負けてきたけど、言うべきことはいわしていただきます」みたいな感じなので、謙虚とか卑下の感じもせず。だからなのか、親友の仕事の話を聞いているような気持ちがわき、夢中になってしまう。「わかる。わかるよー」と、多くの部分で共感もする。で、本を閉じ冷静になると、あ、違う。この人は私とはまるで違う立派な人なのだ、と言い聞かせなければいけない。こういうことは他の人のエッセイでは起きない。不思議だ。

 ともかく、この本のおかげでつらい機内も夢中で過ごせた。ありがとうございます。