６月24日（金）
くもり
32℃
かぼちゃペーストチーズトースト
スープ用に蒸してつぶしたかぼちゃ、この日はチーズトーストに載せてみる。そういやこういう食べ方したことなかったかも。かぼちゃは色がきれいでやる気が出る。
本
同名映画の制作ノート。出演者のコメントや制作裏話、西川さんやスタッフのインタビュー。映画製作の具体的な仕事がわかってとてもおもしろい。そして以前書いたように、まるで「普通の、だめな人っぽい」風情で文章を書く西川さんが、やはりとんでもなくすごい人だということが、周囲の人のコメントからよくわかる。かっこいいなあ。いやしかし、映画って「異様な思い込み」がないと作れない、ということが実感できる。ほんの数秒のシーンを撮るのに膨大な根回しと準備が必要で、必ずそこには動かしがたい障害物があり、トラブルが発生する。天候とか撮影許可とか俳優のご機嫌とか実際レンズに写したらいまいちだとかetc。そのとき「あー、もういいや、この場所じゃなくても。5人そろわなくてもいいや。脚本なおすわ。あ、ていうかこのシーンそのものがいらないか？ 削る？」みたいなことに絶対なると思うのだよね。そこを「いいえ、このシーンが必要なんです」と貫く気力。まだ存在しない、架空のお話の映画のために、その気力が必要なのだ。思い込み以外になにが必要だろうか。
しかもひとりじゃ作れないから、その思い込みを周囲に伝播しなくてはならない。思い込みだけじゃなく、同時にお金も持ってこなければならない。いやはや、ほんとすごい仕事だなあ。
